冬に活躍したニット類を上手に収納!圧縮袋の使い方と注意点

冬から春へと衣替えをする時期に、かさばるニット類の収納に困ったことはありませんか。

収納方法によっては、ニット類にしわがついたり、虫食いにあったりする点が気になるところですよね。

そこで今回は、圧縮袋を使った正しい収納方法やコツについてお話をしていきます。

もし、しわがついてしまったときのためにその対処方法についても触れますので、今後にお役立ていただければ幸いです。

ニット類を収納するにはどんな方法がある?

ニット類はシーズン中でもシーズンオフでも、厚みがあって収納にかさばりがちですよね。

多くの方が、その収納方法に困った経験があるのではないでしょうか。

他のトップスに比べて、ニット類はデリケートなため、お手入れ方法や収納にも気をつけなければなりません。

ではその収納方法にはどのようなものがあるのか、簡単に見ていきましょう。

●たたんで収納

収納スペースにそれほど余裕がなく、タンスや収納ボックスなどにしまうときには、たたむ収納方法が一般的でしょう。

丸めたり、立てたりして収納すると効率よく出し入れができます。

より多くのニット類を収納するために、圧縮袋を使用するなどすると収納スペースを効率的に使えるはずです。

●かけて収納

比較的収納スペースに余裕があり、シーズン中で使用頻度が見込める場合には、ハンガーにかける収納もおすすめです。

ただし、ニット類をかけて収納すると、その厚みや重さのために伸びたり変形したりするので、工夫をしたかけ方をすることが大切です。

デリケートなニット類の収納はたたみ方がポイントに

ニット類の型崩れを防ぎたいのであれば、たたんで収納するのがおすすめです。

他の衣類に比べて、ニット類は折りたたむほど厚手になっていくものです。

そうなると、収納スペースを圧迫しかさばるのが気になってしまいますね。

デリケートなニット類をたたむときには、折りたたむ部分を可能な限り減らすことがカギとなります。

そのため、1度だけ折りたたんで収納するなどの工夫をすると、特有の厚みが減らせるのでおすすめの方法です。

圧縮袋を使ってたたんで収納する場合でも、折りたたむ回数をなるべく減らすようにすることで、しわの発生を防ぐ効果が見込めるのではないでしょうか。

また、薄手のセーターやワンピースといったニット類は、たたみじわが目立ちやすい傾向があります。

そのようなニット類に関しては、たたんだすき間にタオルを挟むと、しわの発生や軽減に役立ちます。

その際には、挟むタオルの色を同系色にすると、タオルの毛羽が気にならないのでおすすめです。

圧縮袋を使ったニット類収納のメリットとデメリット

では、ここからはたたむ収納方法でも、圧縮袋を使ったニット類収納についてお話ししていきます。

ニット類収納に圧縮袋を使用する際に、考えられるメリットとデメリットは何なのでしょうか。

まずはメリットから見ていきましょう。

○メリット

・収納スペースをより有効活用できる
・虫食いの被害にあわない
・ニオイや汚れ・ホコリがつきにくい
・カビの発生を防げる
・場合によっては旅行にも活用できる

このような点があげられるでしょう。

収納スペースの節約はさることながら、虫食いや湿気・ニオイなどの侵入が防げるのは大きいメリットではないでしょうか。

また、出張や旅行の機会が多い方には、便利なアイテムとして役立つはずです。

○デメリット

・たたみじわや折じわができる
・厚みや大きさによっては1点ずつ圧縮する手間がある
・圧縮に失敗すると時間経過とともに空気が入ってしまい二度手間

大きなデメリットは何といってもしわができやすい点かもしれませんね。

しかしながら、メリットとデメリットを比べて見てみると、メリットのほうがたくさんあることがわかります。

圧縮袋を使ってニット類を上手に収納するコツ

では、しわを作らずにうまくニット類を圧縮袋で収納するには、どうしたらよいのでしょうか。

こちらではそのコツについてお伝えしていきます。

①圧縮袋に入れる量は適量で

圧縮させたいニット類は、詰め込みすぎずに適度な量を入れるようにします。

余裕が数センチできるようにするとよりよいでしょう。

そうすることで、密閉度が高まり圧縮もしやすくなるといいます。

できればニット類は1点ずつ圧縮するのがおすすめです。

②できるだけ平らにたたんで入れる

たたんで収納するところでもお話ししたように、できるだけ折りたたむ回数を減らしてたたみ、圧縮袋に入れることも大事です。

また、入れたときにニット類全体が平らになるようにたたむこともポイントです。

③必要以上に圧縮しない

ニット類を圧縮する際には、必要以上に圧縮してしまうことも、しわの原因になりかねません。

圧縮の目安としては、1/3程度にとどめておくのがおすすめです。

ニット類の収納時に圧縮袋を使うなら?その注意点は

ニット類収納に圧縮袋を使用するなら、以下のような点にも注意してみてください。

前項に引き続き見ていきましょう。

③洗濯して乾燥させてから収納

シーズンオフになる前の衣替え時期には、圧縮袋に入れるときはニット類をきれいに洗って乾燥させておく必要があります。

これを怠ってしまうと、汚れからシミができたり、乾燥不十分で湿気からカビが発生したりすることにつながります。

手間ではありますが、この手順は省かないようにしましょう。

④密閉チャック部分を雑巾で拭く

シーズンオフ中に空気が入ってこないようにするために、圧縮袋のチャック部分を予め濡れ雑巾や濡れタオルで拭いておきましょう。

そうすることで、チャック部分の密着度がより高められます。

⑤防虫剤は一緒に入れない

長期間収納しておく場合には、防虫剤を一緒に入れるのはNGです。

なぜなら、防虫剤がニット類に接している部分から、ニオイ移りや変色の可能性があるためです。

どうしても虫食い被害が気になるのであれば、防虫剤を布にくるんでニット類に直接触れさせないようにするなどの工夫をしましょう。

圧縮袋でニットにしわができたら?対処法を伝授!

きちんとした手順を踏んで圧縮袋に収納しても、ニット類にしわがついてしまったなどということがあるかもしれません。

そのようなときのために、簡単な対処法と手順をご紹介いたしましょう。

・自宅なら霧吹きや乾燥機(なければドライヤー)を活用

【手順】

①霧吹きでニット類のしわになった部分に水を均等に吹きかける

②乾燥機で10分程度乾燥させ、乾燥機がない場合はドライヤーやエアコンを使う

③乾燥後、しわがあった部分に冷風を15分程度当て、更に1時間程度自然乾燥させる

乾燥後の冷風は、しわの戻りを防ぐ効果が期待できますので、忘れずに行うのがおすすめです。

・出先なら水とドライヤーを活用

旅行などに圧縮袋を使ってニット類にしわができてしまったときは、応急処置として水をつけてドライヤーで乾かす方法を試してみてください。

また、シャワー使用時にでる湯気を使って、ニット類に水分を含ませる方法もあります。

この方法を試す場合は、ドライヤーでしわ部分を乾かした後に、時間をかけて3時間以上乾かして水分を飛ばすようにしてください。

圧縮袋を活用してニット類の収納に役立てよう

衣類用の圧縮袋は、使い方次第で収納スペースを節約できたり、虫や湿気・ニオイなどの侵入も防いだりするメリットがあります。

使用する際には、コツや注意点を参考にしていただき、うまく活用してみてください。

また、圧縮袋の使用でしわができてしまったときの対処法についてもご紹介したので、今後の生活でお役立ていただければと思います。