アイロンがけしたシャツはパリッとして気持ちが引き締まる方も多いと思いますが、アイロンがけはできれば簡単に済ませたいですよね。
アイロンがけを簡単に済ませるには、洗濯や干し方に気をつける必要があります。
こちらでは、シャツを簡単にアイロンがけするための方法をご紹介します。
シャツのアイロンがけにかける時間を短縮し、時間を少しでも有効に使えるようにしましょう。
シャツのアイロンがけを簡単にする!洗濯前の工夫
シャツにアイロンがけをしたい場合、簡単に済ませるには洗濯前の工夫を知っていると便利です。
こちらでは、シャツを洗濯する前の工夫をご紹介します。
◯シャツを洗濯ネットに入れる
シャツを洗濯ネットに入れずにそのまま洗濯すると、しわや型崩れの原因になります。
洗濯ネットに入れることによって、他の衣類との摩擦やしわを軽減できるでしょう。
◯シャツはたたんで洗濯ネットへ
洗濯ネットを使っていたとしても、たたんでいなくてはあまり効果がありません。
たたまずに入れたシャツは、洗濯ネットの中でぐちゃぐちゃになってしまうことが予想されるからです。
そうなると、しわが沢山ついてしまい、アイロンがけが大変になるでしょう。
◯洗濯ネットはジャストサイズを選ぶ
大きいサイズの洗濯ネットは、洗濯中にシャツが動いてしまい、たたんだ意味がなくなってしまう可能性があります。
ジャストサイズでシャツの動きを抑えましょう。
◯汚れている部分を外側にしてたたむ
シャツで汚れやすい襟元や袖口は、たたんだときに一番外になるようにしてください。
汚れが落ちやすくなります。
シャツのアイロンがけを簡単にしたいなら!洗濯機の使い方に工夫を
シャツのしわを防ぐことでアイロンがけを簡単にしたいなら、洗濯機の使い方に工夫が必要です。
こちらでは、洗濯機の使い方の工夫についてお伝えします。
◯柔軟剤の使用
洗濯に柔軟剤を使用しない家庭もあるかと思いますが、しわを少しでも防ぎたいのであれば、柔軟剤の使用をおすすめします。
柔軟剤には衣類を柔らかくする効果だけでなく、しわを防ぐ効果も期待されています。
シャツのアイロンがけを簡単に済ませるためにも、柔軟剤を使用してみましょう。
ただし、柔軟剤の使用には多少の配慮が必要です。
それは、柔軟剤の強い香料が苦手な方もいるからです。
あまり強い香料は周りの人の迷惑になることもありますので、気をつけましょう。
◯脱水は短めにする
シャツのしわを防ぐには、脱水時間に注意する必要もあります。
脱水時間が長ければ長いほどしわはつきやすくなります。
シャツは脱水時間を15~30分程度にするようにしましょう。
短い脱水によって、適度に水分を含んだシャツは重みでしわが伸びやすくなります。
シャツのしわを防ぐには干し方も重要!アイロンがけも簡単に
シャツのしわを防ぐには干し方も重要です。
アイロンがけも簡単になりますので、ぜひ実践していきましょう。
◯洗濯機が止まったらすぐに取り出す
洗濯が終わったら、すぐにシャツを取り出してください。
折り重なったしわを防げるでしょう。
◯取り出したらシャツを大きく振る
洗濯機から取り出したシャツは、肩辺りを持って大きく数回振ります。
振ることでしわを伸ばします。
◯太いハンガーに干す
細いハンガーは、肩にハンガーの跡がついてしまいます。
シャツのしわを防ぐには、太いハンガーを利用しましょう。
◯ボタンは上から3つ目くらいまで留める
ボタンを留めることによって形が崩れにくくなります。
◯襟は立て、袖口のボタンは外す
襟は立てたほうが形が崩れにくくなります。
袖口のボタンは外すことによってしわを防ぎ、乾きやすくなるでしょう。
◯ハンガーにかけたらシャツを伸ばす
シャツをハンガーにかけた後、全体の生地を手で伸ばします。
特にしわが目立つ部分は、両手で生地をしっかり持って伸ばすようにしましょう。
手順やポイントを覚えてシャツのアイロンがけを簡単に済ませよう!
ここまで、シャツをアイロンがけする前までの工夫についてご紹介してきました。
ここからは、シャツのアイロンがけについてお話ししていきます。
シャツのアイロンがけを難しく感じるのは、肩やボタン回りなど生地がカーブしていたり凸凹があったりする部分が多いようです。
しかし、手順やポイントを覚えてしまえば、簡単に済ませることができます。
シャツは、「襟→肩→袖口→袖→身ごろ」の順番でアイロンをかけていきます。
襟は、両端から中央に向かってアイロンをかけます。
肩は生地がカーブしていてかけづらいため、アイロン台の丸みを利用しましょう。
袖口は広げてしっかりアイロンをかける必要があります。
袖はしわに注意さえすれば、比較的かけやすいでしょう。
一番大きな身ごろはしわがつきやすく目立ちやすいので、最後にアイロンをかけます。
次項では、シャツの部位別にアイロンがけの方法を詳しく確認します。
アイロンが難しいと思ったら!アイロンがけを部位別に考えよう
シャツのアイロンがけは慣れないと難しいと思ってしまいますが、部位別に考えていけば簡単に済ませることができるはずです。
こちらでは、シャツの部位別のアイロンがけをお伝えします。
◯襟
襟はしわがあると目立ちますので、しわが寄らないよう注意が必要です。
襟の端を持ち、端から中央に向かってアイロンをゆっくりかけましょう。
◯肩
肩はアイロン台の丸みがある部分に合わせると、生地が平らになりかけやすくなります。
縫い目にしわが寄らないよう注意してください。
◯袖口
袖口は裏側から先にかけ、次に表側をかけます。
ボタンを留めたら、折り目に合わせてアイロンをかけましょう。
◯袖
袖口の近く・袖のつけ根部分をアイロンがけしたら、袖全体をかけます。
袖口近くのボタン部分は、ボタン周りに注意しながらアイロンをかけましょう。
袖のつけ根部分は、縫い目に沿ってしわを伸ばすようアイロンがけしてください。
◯ボタンがある身ごろ
ボタンがある身ごろは、しわが寄りやすい脇下からアイロンをかけます。
ボタン周りはアイロンの先端を使い、丁寧にかけましょう。
◯後ろ身ごろ
しわが寄らないよう、上下2回に分けてかけるようにしてください。
◯ボタンがない身ごろ
脇下からかけ始め、脇の縫い目に沿ってアイロンを使います。
全体をかけたら完成です。
シャツのアイロンがけを綺麗に!仕上げのポイント
シャツをアイロンがけでパリッと仕上げたいのであれば、仕上げのポイントを知っておくと良いでしょう。
◯シャツを生乾き状態でアイロンがけする
シャツがしっかり乾燥している状態では、アイロンがけしてもしわが伸びづらいことがあります。
生乾きのうちか、アイロンのスチーム機能を使ってアイロンがけしましょう。
◯アイロンがけの際はシャツを引っ張る
シャツのアイロンがけでは、アイロンを持たないほうの手で生地を持ちますが、そのとき、生地を引っ張りながら行うとしわがつきにくいです。
◯アイロンは直線を意識して使う
アイロンをかける際、かける部分に合わせて曲がったり小刻みに動かす方がいるかもしれませんが、アイロンは基本的に直線を意識ながら使えば、しわを防ぐことができるはずです。
しわを作らず簡単にアイロンがけするには、一方向にまっすぐに使うことを心がけましょう。
シャツのアイロンがけを簡単にするには洗濯や干し方に工夫を
シャツのアイロンがけを簡単にするには、アイロンがけをする前の工夫が必要です。
ジャストサイズの洗濯ネットにシャツをたたんで入れ、柔軟剤によってしわを軽減させましょう。
また、脱水を短い時間にすることも有効です。
あとは、アイロンがけの手順や部位ごとのかけ方を覚えてください。
少し手間をかけるだけで、アイロンがけによる時間は短くできるはずです。
時間を有意義に使うためにも、ご紹介したことを実践してみましょう。