シャツは、とても重宝するファッションアイテムです。
取り扱っている店舗が多いので入手が容易ですし、製造・販売しているメーカーやブランドが多いので、選択肢にも困りません。
シャツにはとても多くの種類があるので、シャツをメンズコーデに組み入れる場合には、シャツの種類をきちんと把握しておくことがとても大事です。
では、シャツをどのように選べばよいのでしょうか。
四季に合わせてシャツの種類を選ぼう
日本は四季のはっきりとした国なので、ファッションもそれに合わせる必要があります。
シャツをメンズコーデに取り入れる場合も同様で、多くの種類の中から四季に合ったシャツを選びましょう。
春には爽やかなイメージのあるシャツがおすすめです。
あまり厚くない生地で、薄いブルーや白っぽいカラーのシャツが合います。
暑い夏には、麻のシャツが涼し気でよいでしょう。
また、アロハシャツのような、柄の大きなものが合うのも夏の特徴です。
デニムや短パンなどといったボトムスとの調和にも気を配り、夏のファッションを楽しみましょう。
芸術の季節とも言われる秋には、シックなイメージのあるシャツがおすすめです。
ブラウンやグレーのチェックシャツなどを、上手にコーデに取り入れましょう。
寒い冬には、厚い生地のシャツが役立ちます。
フランネルやコーデュロイ生地のシャツをインナーにすると、見た目も暖かいコーデになるでしょう。
このように、四季の特徴に合ったシャツを選ぶのが大事ですが、どのようなシャツを選べばよいのかを判断するためには、シャツの種類を把握しておく必要があります。
メンズシャツの種類は豊富
シャツにはまず、メンズ向けのシャツと、レディース向けのシャツの2種類があります。
この2つは、前のボタンが左右どちらについているかで見分けます。
前のボタンが右についているのがメンズ向けで、左についているのがレディース向けです。
なぜこういう区分になっているのかは諸説あります。
また、レディース向けのシャツには、フリルやレースなどの可愛い装飾が施されていることがあります。
一方メンズ向けのシャツは、シンプルなものがほとんどです。
メンズシャツの種類としては、次のようなものが挙げられます。
・ワイシャツ
・クレリックシャツ
・カジュアルシャツ
・ミリタリーシャツ
・ウエスタンシャツ
ワイシャツはドレスシャツの1つで、オーソドックスなスタイルのシャツです。
クレリックシャツは白い襟に特徴があり、襟以外の部分には柄が入っています。
カジュアルシャツはカジュアルシーンに適したシャツで、チェックなどの柄の入ったものもあります。
ミリタリーシャツは軍用シャツのような見た目をしていて、両胸のポケットやワッペンなどが特徴です。
ウエスタンシャツは頑丈な生地のものが多く、ラフなコーデに似合います。
メンズシャツの生地の種類
メンズシャツは、生地の種類によって分けることも可能です。
ワイシャツによく使われているのがブロード生地です。
コットンを使ったものが多く、肌触りのよさと適度な光沢感が特徴となっています。
ブロードのシャツはシワになりやすいので、着用時や洗濯時、保管時には注意が必要です。
光沢感が強く、高級なイメージがあるのがサテン生地です。
サテンとは織り方の1種で、触感がとてもなめらかでスベスベしています。
上質な生地ですが、耐久性が低いので取り扱いは慎重に行いましょう。
ニシンの骨を意味する、ヘリンボーンという名前をもつヘリンボーン生地は、織り方に特徴のある生地です。
杉綾織りとも呼ばれるように、杉の葉のような模様をしており、見る角度によって光沢が変化します。
麻が素材のリネン生地は、丈夫で吸水性に優れているので暑い夏にぴったりです。
フランネルとコーデュロイは、保温性能の高い生地です。
暖かく感じる生地なので、冬場には重宝します。
デニムは、綾織りで織られた生地です。
とても丈夫で、使い込むほどに風味が増すという特徴があります。
これらの生地以外にも、シャンブレー生地やオックスフォード生地などが存在します。
メンズシャツは襟のタイプでも分けられる
メンズシャツの種類は、襟のタイプで分けることも可能です。
同じスタイルのシャツや、同じ生地を使っているシャツでも、襟が違うだけで印象が大きく変わります。
襟は目につきやすい部分なので、コーデの雰囲気を左右することもあります。
とても重要なポイントなので、しっかりと違いを把握しておきましょう。
一般的な襟のタイプは、レギュラーカラーです。
オーソドックスな形状をしており、着用する場面を選びません。
レギュラーカラーよりも襟の開きが大きいのが、ワイドカラーです。
フォーマルなシーンによく映える形をしているので、冠婚葬祭などのあらたまった場面で着用するのに適しています。
ワイドカラーよりもさらに襟が開いていて、ほぼ水平に見えるのがホリゾンタルカラーです。
襟の形状的に、太いネクタイが似合います。
ノーネクタイで着用すれば、カジュアルコーデにも活かせるでしょう。
ノーネクタイでよく着用されているものと言えば、ボタンダウンカラーを忘れるわけにはいきません。
アメリカントラッドの象徴的存在でもあり、すっきりとした見た目が人気です。
これらの代表的な襟だけではなく、バンドカラーやイタリアンカラー、ラウンドカラーなども要チェックです。
シャツの柄は何種類?
メンズシャツでよく使用されている柄の種類としては、次の3つが挙げられます。
・無地
・チェック
・ストライプ
無地には柄が入っていないので、どんなシーンでも着用することが可能です。
無地は素材そのものの風合いが活かされるので、サテン生地やヘリンボーン生地のシャツでは特におすすめです。
無地はコーデを選びませんが、色の組み合わせには気をつけましょう。
チェック柄は種類が多いです。
代表的なものとしては、タータンチェックやギンガムチェック、マドラスチェックやアーガイルチェックなどが挙げられます。
日本では千鳥格子と呼ばれているハウンドトゥースも、チェック柄の1つです。
チェック柄は色の組み合わせ方や格子の大きさがそれぞれ違い、見た目の印象も様々です。
ギンガムチェックには爽やかなイメージがありますし、タータンチェックには上品で英国風なテイストがあります。
ストライプ柄は、ワイシャツなどでよく使用されています。
縦じまの線の太さで印象が変わるので、コーデに合わせるのが大事です。
また、これら以外にも水玉模様のドット柄や、大きな柄をあしらったシャツなども存在します。
シャツ毎のコーデのポイントを知っておこう
メンズシャツは種類によって、印象が変わります。
そういったポイントをしっかりと把握し、コーデに取り入れるのが大事です。
無地で白い色のシャツを白シャツといいますが、白シャツはコーデを選ばないので重宝します。
白シャツにデニムを合わせるだけで、夏向けのシンプルなコーデの完成です。
他のアウターのインナーとして着る場合も、白シャツはすっきりとして見えるので役立ちます。
白シャツはモノトーンコーデの基本ですし、シャツの色選びに迷った時には白シャツにしてみましょう。
チェック柄のシャツは、カジュアルコーデに適したファッションアイテムです。
フランネルのチェックシャツは、秋冬のカジュアルコーデで活躍することでしょう。
見た目が暖かですし、ブレザーやジャケット、ダウンなどにも似合います。
きれいめコーデには、サテン生地やブロード生地のシャツがおすすめです。
光沢感がありますし、なめらかな質感が上品さを演出してくれます。
また、ラフなコーデにするなら、デニム生地のシャツを選んでみましょう。
腕まくりが似合うシャツなので、ワイルドさを出したい場合などにも役立ちます。
シャツの種類を理解しTPOに合わせて着こなそう
メンズシャツはその形状や生地、襟のタイプや柄によって様々な種類に分けられます。
フォーマルなシーンに似合うシャツがある一方、カジュアルでこそ真価を発揮するシャツもあります。
シャツの種類ごとの特徴を把握し、TPOに合わせて着こなして、センスのよさをアピールしましょう。