服を選ぶときに、どのような方法で選んでいますか?
好みだけで選ぶと何だかしっくりこない、似合わないということも起こります。
似合う服がなかなか見つからないとしたら、それは、自分の体型と服との相性が悪いことが原因かもしれません。
ここでは、体型を決めるストレート、ウェーブ、ナチュラルの3つの骨格タイプをご紹介し、それぞれのタイプに合う服について解説します。
ストレート?ウェーブ?ナチュラル?体型を決める3つの骨格タイプとは?
骨格タイプという言葉を聞いたことはありますか?
ひとりの人が年齢を重ねたり多少太ったりやせたりしたとしても、大きく変化することがないのは骨格です。
骨格タイプはストレート、ウェーブ、ナチュラルに分けられます。
似合う服や着こなしを考えるときに、その人が生まれもった骨格の特徴、つまり骨格タイプを利用して体型を判断すると、うまくいくのです。
その人の体の厚みやハリ、柔らかさ、また骨や関節の大きさ、目立ち方などが、重要な要素です。
例えば、ウェーブタイプは華奢で薄い体つきですが、ストレートタイプは上半身に厚みがあり、メリハリある体つきを指します。
ナチュラルタイプは、関節や骨がしっかりしており肉感を感じさせない体つきの人を指します。
このような骨格の違いは、人の見た目や着る服との相性と厳密に関わるものなのです。
体型を知ることは、似合う服選びへの近道!
あなたは自分の体型を知っていますか?
女性ならばメイクなど日常的に行う身支度のために鏡をのぞき込む場面が多いでしょう。
そのため、意識して作る表情は見慣れているかもしれません。
しかし、体全体のこととなるとどうでしょう。
横向き、後ろ姿、活動している姿などは、意識して映像にでも残さない限り、自分で確かめることは難しいものです。
髪の毛のウェーブが乱れている、寝癖が付いている、背中の肉が目立ってきたなど、自分では把握できないけれど他人から見たら一目瞭然といった現象は、数多くあるのです。
そう考えると、自分の姿を最も理解していないのは自分、といえるのかもしれません。
自分の体には、どのような特徴があるのかを、いちど立ち止まって観察してみましょう。
そして、自分の魅力をより生かしてくれるのが似合う服といえます。
魅力を生かす服とは、気になる部分は隠したり印象を和らげ、主張したい部分はしっかり主張する、そういった役割を果たしてくれるものを指すのでしょう。
第三者目線で自分の体を観察することを習慣にしていると、さまざまな場面で、似合う服を確実に選び取ることができるようになるでしょう。
メリハリ体型、ストレートタイプに似合う服とは?
骨格タイプには、ストレート、ウェーブ、ナチュラルの3タイプがあります。
その中でストレートタイプとは、体の厚みがありメリハリを感じさせる体型の人を指します。
欧米タイプ、肉感的、グラマラスな体型といってもよいでしょう。
ストレートタイプの人に似合う服とは、シンプルなもの、ベーシックなものです。
装飾などが付いた華美なものよりも、すっきりとした服が生きます。
特にハリのある素材のものが良く似合います。
ジャケットなど、かっちりとしたアイテムにも負けることなく、きれいに着こなせます。
コーデのポイントは、上半身はややゆったりと、下半身はタイトなシルエットを心掛けることです。
厚めの上半身をゆったりとさせることで、全身がよりすっきりと見えます。
しなやか、柔らか、伸縮性のある生地などは、ストレートタイプのメリハリある体型を強調しすぎてしまいます。
実際よりもふくよかに見えてしまう可能性があり、あまりおすすめできません。
女性らしいラインを生かすのが、ウェーブタイプに似合う服!
華奢で、なおかつ適度な脂肪を感じさせふんわりとした印象のウェーブタイプに似合う服とは、女性ならではの優しいラインを生かすような服でしょう。
素材は体に沿う柔らかで薄手のものを選ぶと、より魅力を増します。
ウェーブタイプの人は、上半身の華奢さに対して下半身が重めな特徴があるようです。
コーデの際には、華奢な上半身にボリュームを持たせ、下半身はすっきりとまとめるとバランスよく仕上がります。
スカートならば膝丈くらいまで、パンツはタイトかつ足首が見える丈がより良いでしょう。
華奢なことから、メリハリを感じさせにくい体型であるという点もウェーブタイプの特徴です。
ハイウェストのパンツやスカートで、ウェスト位置を強調することで、メリハリを感じさせるコーデが完成します。
ウェーブタイプの人が避けた方が無難なアイテムとしては、ハリや厚みのある素材、また首元が大きくあいたトップスなどです。
素材自体に存在感のあるものや華奢な首元があらわになるトップスなどは、ウェーブタイプの華奢さを強調してしまい、あまりしっくりこないかもしれません。
ナチュラルタイプは、骨格を感じさせにくい着こなしを!
女性らしい柔らさを感じさせるウェーブタイプとは異なり、しっかりとした骨格を感じさせるのがナチュラルタイプの人の特徴といわれます。
中性的でクールな体型、かっこいい、ラフ、そんなイメージがナチュラルタイプにはぴったりかもしれません。
そんなナチュラルタイプの人に似合う服のキーワードは、ざっくり、ゆったり、カジュアルです。
体のラインを拾わない大きめサイズの服に体を泳がせるイメージなら、骨格を感じさせにくく女性らしい着こなしが叶います。
抜襟が流行していますが、これは肩の位置を感じさせないため、ナチュラルタイプの人におすすめの着こなしのひとつです。
ボトムは布面積が多いワイドパンツやロングスカートを取り入れると、上半身とのバランスが取れきれいに仕上がります。
ストレートタイプに似合うハリ素材やウェーブタイプに似合う柔らか、しなやか素材は、ナチュラルタイプには不向きです。
タフな印象、ざっくりした質感の麻などが、イメージにピッタリですので、ぜひ取り入れてみましょう。
日本人女性にはウェーブタイプが多い?
日本人にはストレート、ウェーブ、ナチュラルのどのタイプが最も多いのかご存知でしょうか。
実は、ウェーブタイプ、またはストレートとウェーブのミックスタイプが最も多いようです。
日本人は、海外の人から見ると、年齢よりも若く幼く見えるといわれます。
華奢な体型であるウェーブタイプが比較的多いことは、の品人が海外の人に比べて幼く見えることと大きく関わっていそうですね。
そんな日本において既製服の多くは、日本人に多いウェーブタイプに似合う服を想定して売られている傾向にあるのかもしれません。
流行しているから、好きなデザインだから、などの理由だけで既製服を選ぶことは、体型タイプによっては自分の魅力を半減させる行為になっているかもしれません。
自分の体型タイプを研究することがとても大切であるということが、このような事実からもよくわかりますね。
自分の体型のタイプを知って、魅力を引き出す服選びを!
人はその骨格タイプごとに3つにタイプに分けられるのですね。
体重は増減できても骨格は変えられません。
冷静に自分のタイプを把握することは、自分の魅力を引き出すために必要な行為なのです。
既製服を買う時に、自分の体型タイプを理解していれば、自分に必要なポイントを押さえた服選びができることでしょう。
人からの意見も大切に受け止めながら自分の体型を知り、より魅力を引き出す似合う服に出会ってください。