さまざまな季節のコーディネートに使われるようになったコート。
コートは暖かいという機能以外にも、嬉しい機能があります。
それは、見た目がスッキリして見えるという、おしゃれの面からも利点があるということです。
着こなし方でさまざまな雰囲気を出せるのも嬉しい点ですね。
しかし、そのコートの袖丈の長さ、本当に適正な長さですか？
コートの袖丈は適正な長さに調整しておかないと、不格好なだけになってしまいますよ。
自分の袖丈を知っておけば適正なサイズのコーデが楽に！
コートやさまざまな服を購入する時に役に立つのが、自分の体の袖丈です。
あらかじめきちんとした採寸をしておくことは、確かに面倒や手間はかかってしまいます。
しかし、一度採寸を済ませてしまえば、全ての服を適正サイズで購入することができるようになります。
また採寸で、その服に適した袖丈のサイズを購入できるため、新たなコーデ開発にも役立ちます。
普段、人間はどうしても大きめサイズの服を購入してしまいがちです。
服によってはピッタリのサイズが、服装として適したデザインであることもあります。
適したデザインとして着る服装には、袖丈がいつもと異なる服ももちろんありますよね。
それでも実際に着てみれば、その服に対して抱いていたイメージが大きく変わります。
印象の良し悪しがあるとしても、今まで着たことがない服を好きになれるチャンスでもあるのです。
適正な袖丈となるサイズ測定は、コートやシャツなどを販売している店舗でしてもらえます。
ただし採寸をするときは、ジャケットやスーツを購入する時になってしまいます。
やはり自分で採寸したほうが、正確さは若干劣りますが、目安をすぐに作ることができますよ。
コート購入前に知っておこう！適正な袖丈は体のどこを見る？
適正な袖丈のコートを購入する前に、まずは自分の袖丈を測っておきましょう！
自分の袖丈を測っておくことで、コートを選ぶ目安としても使うことができるのです。
袖丈とは、名前の通り袖部分の丈を言うのですが、正確には肩先から手首までの直線の長さです。
自分の肩口の付け根から、手首までの長さが袖丈に当たります。
適正な袖丈のコートは、実際に着てみて手をおろしている状態で、手の甲が少しだけ隠れます。
長い袖丈のコートを折り返したのではみっともないですし、袖丈が長すぎると幼く見えます。
実際にはコートのデザインで細かい袖丈の適正値は変わりますので、注意しましょう。
ほとんどのコートの袖丈は、手首と手の甲が少し隠れる位、と覚えておくといいですね。
具体的には好みもあるのですが、親指の付け根からマイナス2センチとされています。
購入する前には必ず一度は袖を通し、袖丈と体へのフィット感を確かめてから購入します。
袖丈と体のフィット感は、必ずしも一致しません。
一致しないという場合は「袖詰め」をお店でしてもらいましょう。
適正な袖丈のコートにするために袖詰めをしてもらおう！
袖詰めと言われると、ジャケットの方を思い浮かべる人がほとんどです。
ジャケットの袖をお直ししてもらうことは知っているけど、コートの袖丈は知らない人も多いのです。
実はジャケットだけでなく、コートの袖丈も、お店で適正なサイズにお直ししてくれるのです。
購入したお店で直してもらうのが一番いいのですが、店舗によっては直してくれないお店もあります。
そこで利用したいのが「お直しサービス」です。
お直しサービスとはスーツやコートなどの袖丈、肩幅といった全体をお直ししてくれます。
つまり指定した長さをお直しして、そのとおりに袖丈を修正してくれるのです。
注文方法は店舗やサービスによって異なるので、注意が必要です。
お直しサービスは、スーパーの中などに入っている場合と、お店を構えている場合があります。
近くにあるサービスを利用して、受け取りをすぐにできるようにするといいですね。
自分で適正な袖丈にコートを調整できる！？難易度は最上級
前項で、お店でコートを適正な袖丈に調整できることがわかりました。
しかし、コートの袖詰めをお店にお願いすると、当然ながらお直し費用がかかります。
他にもお店で注文すると、キレイに仕上がる分、待ち時間もあります。
コートは気温の変化がある時に、ちょっと着ていくことが多いので、手元に無いと不安ですよね。
では自分でも、コートの袖丈を、適正な長さに調整することはできるのでしょうか。
いい面を見てみると、お金がかからないのが1番の利点ですね。
お店にコートの袖丈のお直しを依頼した場合は、予定外の痛い出費に繋がってしまいます。
だからといって、自分で調整するときは、軽い気持ちで始めてしまうのは避けましょう。
コートの縫い付けに使われている糸を取り外したり、生地を切る必要もあります。
特に手芸が苦手な人や不器用な人は、お金や時間をかけたほうが無難です。
袖丈の調整の難易度は高めなので、自分でする場合は、自己責任でお直ししましょう。
実際に、ネット情報を検索してみても、お直しを自分でするための動画や解説は見当たらず、むしろプロに任せることを推奨しています。
服の仕立てというのは職人のお仕事ですから、お直しもプロにおまかせしたほうがいいのです。
コートだけじゃない！インナーの袖丈の長さにも注意を払おう
ここまで、コートの適正な袖丈にばかり気が向いていましたが、実はそれだけでは足りません。
コートだけでなく、中に着るインナーの袖丈についても、コートとのバランスを取る必要があります。
ここで言うインナーとは、下着ではなく、コートの下に着ているジャケットやニットなどをいいます。
インナーの袖がコートよりも長いと、当たり前ですが、コートの袖口からインナーが見えてしまいます。
この状態はあまり見た目もよくありませんし、ダサいと感じられがちなのです。
インナーの袖丈をわざと長くして見せるという人もいますが、難易度が高い着こなしです。
ですから、コートの袖丈だけでなく、下に着るインナーの袖丈の長さにも注意してみましょう。
最近は、薄手のコートの下に着ることができるダウンも登場して、人気も高いです。
ベストタイプもありますので、そういったものをインナーに活用しても良いでしょう。
コートの適正なサイズ感を知ろう！適正な袖丈はサイズ感から
コートは大きすぎても小さすぎても、あまりかんばしくありません。
小さいサイズでは、インナーとコートの間に隙間が無く、かなり窮屈になってしまいます。
だからといって大きいサイズでは、どうしてもコートの存在感の方が強く見えてしまうのです。
コートのサイズ感を適正にするためには、袖丈ではなく、まずは肩幅から確認しましょう。
インナーと同じサイズを選ぶことで、インナー側の型崩れも防ぐことができます。
胸囲に20センチほど余裕のある胸周りを選び、身幅も確認します。
着丈の方は太ももあたりのコートを購入すると、バランスもよくなりますよ。
最後は、インナーの袖が完全に隠れる袖丈のコートを選んで調整します。
先程も触れましたが、袖丈の長さは購入店舗か、お直し専門店でお直ししてもらうことができます。
身幅と袖丈が合わない場合は、後で袖丈をお直ししてもらいましょう。
袖丈を中心に選ぶと、全体のサイズとのバランスが取れなくなってしまいますので気をつけましょう。
コートの適正な袖丈は親指付け根からマイナス2センチ！
コートの適正な袖丈のものを選ぶと、今度は体のほうに合わなくなってしまうことがあります。
そこで、実際にコートを選ぶときは、着用した際の着丈を中心として選択しましょう。
また、有料ではありますが、袖丈はお直し専門店で直してもらうことができます。
自分でお直しをするのは難しいため、専門店で直してもらい、早めにコートを準備しましょう。
適正な袖丈を知っておくことで、数多くある服装のヒントが見つかりますよ！
