ダウンアウターは寒い季節の人気アイテム!その選び方は?

軽くて暖かいダウンを使ったアウターは、寒い季節には欠かせないアイテムのひとつで、男女問わず幅広い年齢から高い人気があります。

そんなダウンアウターですが、値段の差があるので、どれを選んだら良いのかわからない人も多いと思います。

今回は、ダウンアウターの値段の差や選び方のポイントなど、詳しくご紹介したいと思います。

ダウンを使ったアウターとは?

ダウンジャケットなどに代表される、ダウンを使ったアウターは、その暖かさからとても人気があります。

ダウンアウターに使用される素材は、表側はナイロンで中綿がダウンフェザーのものを指します。

ダウンは羽毛のことで、羽毛のひとつひとつは真ん中から羽枝(うし)が丸く広がったもので、ボールのような形状をしていることから、ダウンボールとも呼ばれています。

フェザーは羽根のことで、ダウンと違い羽軸が付いているものです。

この他にファイバーという、ダウンからちぎれた羽枝があります。

これらを混ぜ合わせたものがダウンフェザーで、このダウンフェザーを使っているものだけがダウンウェアと呼ばれます。

そのため、中綿にダウンフェザーが使われていないものは、見た目がダウンウェアのようであっても、ダウンとは呼びません。

家庭用品品質表示法という法律では、ダウンとフェザー(ファイバーを含む)の割合を表示するよう定められているので、購入するときはチェックすると良いでしょう。

また、長い間ハンガーなどで吊り下げていると、ダウンが下がってきてしまう可能性があるので、平らにして保管することをおすすめします。

ダウンアウターはいつごろ登場したのか?

軽くて暖かいダウンは、冬のアウターの定番になりました。

ダウンアウターは、1936年のアメリカで釣りの防寒着として開発されたものです。

ナイロン素材の生地をキルティング加工し、中綿としてダウンフェザーを詰めたもので、フェザーは保温性に加え、汗を放出するという特徴があるため、寒い土地での作業用防寒着としても使われていました。

日本でダウンのアウターを街で見かけるようになったのは、アウトドアファッションが流行った1970年代後半です。

今ではカジュアルファッションとして定着している、ネルシャツやマウンテンパーカー、ワークブーツなどは、ダウンのアウターとともに、この頃から街で着られるようになったものです。

1970年後半に街で着られていたダウンジャケットは、ほとんどが中綿にダウンフェザーを使った、本格的な山登り専用のものでした。

その後、徐々に人気が高まってくると、加工が施されていないナイロンや綿素材を使った表生地のダウンアウターが出回るようになります。

しかし、ボリュームたっぷりのダウンジャケットは、街中では目立つ存在で、一部の人たちには人気があったものの、一般に浸透しているとは言い難い状態でした。

ダウンアウターの人気が高まったのは80年代

日本で一般的にダウンアウターの人気が高まったのは、アメカジファッションが流行っていた1980年代です。

アメカジから、アウトドアやワークウェアが注目され、冬の防寒着として実用性の高いダウンアウターが若者から支持されるようになりました。

当時、本物志向の若者に人気だったのが、アメリカのメーカーです。

アメリカの空軍パイロットの防寒着を模したファッションが流行り、ダウンアウターもそのひとつとしてヒットしました。

1980年代当時は、日本のアパレルメーカーがしのぎを削っていた時代だったこともあり、デザイン性の高いダウンパーカーやダウンジャケットなどのアウターが登場します。

しかし、デザイン性は高まったものの、基本的な素材は1970年代と変わらないままだったので、中綿のダウンフェザーのボリューム感はそのままでした。

ダウンアウターの人気を定着させたアウトドアブランド

その後、国内外のアウトドアブランドが、タウンウェアとしてのダウンアウターを次々に発表していきました。

このことにより、機能的でデザイン性にも優れたダウンアウターの人気は高まりを見せ、ファッションアイテムのひとつとして定着していくことになります。

高級だったフェザーが手頃な価格で手に入るようになったのも、人気が高まった要因でしょう。

2000年に入ると、表の生地素材もナイロンや綿だけでなく、撥水効果のあるゴアテックスや、スーツの上にも羽織れるようなウールを使ったものが登場し、若者だけでなく、幅広い年代から支持されるようになります。

また、表の生地素材が変わったことで、中綿であるダウンフェザーの充填を軽減したものも現れました。

これにより、今までボリュームのあったダウンアウターがスリムになり、ロング丈のものなど、さまざまなタイプのダウンアウターが登場することになります。

人気のダウンアウターはどう選ぶ?

このように、多くのブランドから販売されている人気のダウンアウターですが、数千円のものから数万円のものまで、値段もさまざまです。

何を基準にして選んだら良いのでしょうか。

【フィルパワーの違い】

フィルパワーとはダウンの膨らみを数値化したものです。

数値が高いほどダウンが膨らみ、より暖かいダウンだと言えます。

目安としては、このフィルパワーが700以上あると、上質なダウンが使われていることになります。

【キルティング加工】

ダウンアウターは、ダウンフェザーが下へ落ちないように、適度にエリア分けしたダウンパックという方法で、キルティングされています。

このキルティング加工の目が荒いと、縫い目からダウンやフェザーなどが出てきてしまいます。

高級ダウンでも、縫い目から細かいダウンが出てしまうことはありますが、それほど多くはありません。

また、ダウンパックが均等でないと、ダウンが偏ってしまう原因になります。

【中綿】

ダウンと謳っていながら、実は中綿がポリエステルということがあります。

ポリエステルの場合、安いけれど、ダウンよりも重く、暖かくありません。

素材の表示をしっかり確認しましょう。

ダウンアウターを洗濯機で洗う

長い間、ダウンアウターは洗濯機で洗えないものというのが常識でした。

しかし、2010年に入ると各社とも研究を重ね、洗えるダウンが次々に登場し、人気を集めるようになります。

洗濯機でダウンアウターを洗うときのポイントを見てみましょう。

【表の生地をチェック】

表の生地がレザー、ウールのものは、自分で洗うことはできません。

プロに任せましょう。

【洗濯表示をチェック】

ダウンアウターに付いている洗濯表示を見て、手洗いマークか洗濯機マークがあれば、基本的には洗濯機で洗えます。

手洗いができないマークでしたら、洗濯機で洗うことはできないので注意してください。

それでは、手洗いができるダウンアウターを洗濯機で洗ってみましょう。

①ダウンアウターのファスナーを閉め、形を整えてから、洗濯ネットに入れます。

②30度くらいのぬるま湯を洗濯機に入れ、専用の洗剤を入れ、洗濯液を先に作ります。

③ネットに入れたダウンアウターを洗濯液の中に少しづつ入れていき、最後はしっかり押し込みます。

④洗濯機の「ドライ」または「手洗いモード」で洗い、脱水は1分以内にしてください。

⑤脱水が終わったら、ダウンをほぐしながら、偏りを直し、ハンガーにかけて日陰干しにします。

ダウンをほぐさずに干すと、ダウンならではのふんわりとした風合いが出なくなってしまうので、よくほぐしてください。

人気のダウンアウターを購入するときは中綿をチェック!

ダウンアウターとは、中綿の素材にダウンフェザーが使われているものだけを指します。

ポリエステルなどが中綿に使われているものは、ダウンウェアとは言いません。

見ただけでは分かりにくいので、購入するときには必ず、タグを見て素材の確認をしましょう。

また、自宅で洗濯したい場合も、洗濯表示を確認して購入してください。