家の中に使っていないジーンズはありますか?
何度も直して着てをくりかえしたジーンズでも構いません。
「着てはみたけどなんか違う」というジーンズでも問題ありません。
不要なジーンズがあるときは、自分好みのバッグを手作りしてみましょう。
小さなバッグやポーチ、大きなトートバッグまで、どのようにも変化させることができます。
ジーンズの手作りバッグは、デザインも大きさも自由で頑丈!
ジーンズの手作りバッグと言われると、お尻の部分をそのままバッグにしたものを思い浮かべます。
しかし、実際にリメイクしたあとのバッグを見ると、その考えはとても狭い発想であることがわかります。
例えば、ポケット部分だけを使って作られたポーチや、ジーンズ全体で作ったグラニーバッグなど。
残ったハギレはロールペンシルケースへと、リメイクすることもできるのです。
デニム生地は丈夫なので、加工するときに多少力は必要です。
それでもバッグが完成したあとは、長い期間使い続けることができます。
作るときにクリアファイルや書類など、特定の道具に合わせると大きさもアレンジも自在です。
バッグを作り慣れてくればジーンズだけでなく、他の洋服で同じ様にアレンジできるようになります。
愛着のある洋服から作れるので、思い入れがある服なども新しいアイテムとして保管できますね。
染め物と組み合わせて、人にあげられない服もリメイクできてしまいます。
思い出のものが多い人にとって、リメイクによるお気に入りの一着を再度活用できることは大きな利点です。
市場にないオリジナルのバッグも作れますので、普通のバッグで満足できない人向けとも言えます。
デニムリメイクに必要となる基本の材料とは?裏地の他には?
デニムをリメイクするときに必要な材料は、何よりもリメイクするためのジーンズが必要です。
もう1つはバッグだけに限りませんが、手作りの服や小物を使うときに必須となるのが裁縫道具。
裏地となる布はお好みでも問題ありませんが、あったほうがいい材料の1つです。
裁縫道具ですが、手縫いよりもミシンがあったほうが作業効率はもちろん、高くなります。
特にジーンズの素材であるデニムの生地は硬く、手縫いでは針が負けて折れてしまいます。
ハサミも手芸などで使われる大きいハサミがあると、作業がしやすくなります。
あとは作りたいバッグのデザインによって、金具類や装飾用の材料を用意しましょう。
ファスナーやベルト、ポケット用の布、肩ひも用の金具など種類と用途もさまざまです。
他にも接着芯や型紙があると、市販のバッグにより近づけることができますよ。
接着芯は生地が伸びるのを防ぐ、弱い場所の補強、メリハリを出すといった用途があります。
バッグの底や縁、金具周りやヒモを直接付ける場合にはさむと、有効に芯を扱うことができますね。
型紙は最初のうちは使わなくてもできる、カンタンなバッグを作りがちです。
しかし作り慣れてくると、こだわりのバッグを作りたいと思う時期に差し掛かります。
好きなバッグの形や、使いたい機能をメモにとり、型紙として書き出すと布の裁断が楽になります。
デザインを脳で考えすぎて、混乱してしまうこともありませんよ。
手作りでジーンズバッグを作るために必要となるパーツとは?
それでは、ジーンズで手作りバッグを作るために、最低限必要となるパーツは何があるのでしょうか。
金具で作ることが多いジョイントパーツを含め、ジーンズからさまざまなパーツが切り出せます。
本体となる部分はもちろん、持ち手や持ち手を通すパーツ、ポケット用の生地は必須です。
ボタンやアップリケを切り出した生地から作る方法もあります。
パーツはそれぞれ、バッグとは別に接着芯で補強する必要があります。
切りっぱなしの状態でパーツにしてしまうと、いうまでもなく、見た目が悪くなるという欠点もあります。
それ以上に、そのパーツ自体の強度が非常に低くなってしまい、早い破損の原因になるのです。
特に持ち手となるヒモや、そのヒモを通すためのパーツには補強は大事な工程です。
本体となる部分にしっかりと接着・固定することで、高品質で長い期間使えるバッグにできます。
一見必要かよくわからない部分にこそ、丁寧に手を加えることが、手作りならではのポイントです。
ジーンズそのままの基本デザインバッグ!ポケットを活かす!
それではお尻の部分にあるポケットと、お腹の部分を活かして、基本的なバッグを作りましょう。
手作りのバッグを作るとき、まずは採寸してから、切り取るための印をつけます。
印は切って縫ったあとの寸法を想定して、やや大きめに切っておきます。
切るときは思い切りよく、一気に切ると余分な糸が出にくくなり、きれいに切り取ることができますよ。
続いて繋がっている部分を切り、裏返して足の部分を内側にたたみ込んで、バッグの底にします。
横ははみ出ている部分に印をつけ、縦直線になるようにミシンで縫います。
余った所を切り取り、底の部分も縫い合わせてくださいね。
マチを作りたい場合は、底の角の部分を調整しましょう。
裏地を作る場合は、このバッグの完成品より大きめに裏地を切り出し、縫って調節します。
続いては手提げヒモを作りましょう。
手提げヒモはジーンズの足の部分から切り出します。
太めに切り、縦に二つに折って縦両端を縫いましょう。
芯を使う場合はここで入れます。
あとは本体、裏地、手提げヒモをつけてできあがりです。
ジーンズのポケットがそのまま使えるので、最低3、4箇所のポケットがついたバッグになりますよ。
最初の練習用のバッグとしてオススメです。
変わったバッグも手作りしたい!ポイントはジーンズの切り方
同じジーンズの切り方でも、直線で切っただけでは、さきほどのバッグと変わりません。
変わったバッグを作りたい場合は、ポケットの部分だけを切り出したり、足だけを使いましょう。
特に足の部分は無地で金具などもついていないので、自由なデザインのバッグになります。
お尻の部分も斜めに切り落とし、同じく斜めに別の布を使うという方法もあります。
このとき必ず採寸をし、計算をして作らないと、いびつなバッグになってしまうので注意しましょう。
足の部分を切り、そのまま寸胴のようにして、バッグを作る方法もあります。
あらかじめヒモを通すか、肩にかけるようにするかを考えて、大きさを調節して作りましょう。
同じ方法で縦長のバッグを作ることもできます。
さまざまな切り方で、同じ素材からさまざまな種類のバッグを手作りしましょう!
手作りできるバッグアイディア集!ジーンズからなににでも!
ここで、少し変わったバッグの型紙を作ってみましょう。
お手軽なところとしてはクラッチバッグがあります。
クラッチバッグは、さきほど作ったバッグにヒモをつけないで作ります。
ヒモを作りたくない場合にも作りやすく、使いやすいという特徴があります。
ポシェットはジーンズのポケットを二つ合わせるように縫いつけ、ヒモを通したバッグです。
サイズは小さく、少し作業がしにくいのですが、使い勝手は非常に良いサブバッグになります。
他にもボックスポーチやペンシルケース、グラニーバッグなど、形を抜き出して作るバッグがありますね。
ジーンズの足の部分を切り取り、縦に何枚かに切ったあと、格子状に取り付けてバッグにする方法もあります。
手作り感も高く、同時にデザインも洗練されているので、特別なバッグに早変わりします。
手元にあるバッグも、新しいリメイクのヒントになります。
気に入っているカバンのデザインに、ボタンやポケットを増やして使い勝手をよくしてみるのもいいですね。
お気に入りのジーンズは、手作りバッグに最高の材料!
使い古したジーンズの中でも、捨てたくないほど気に入っているジーンズは、バッグに生まれ変えてみませんか。
好きなだけポケットやアクセサリーをつけることができるのは、手作りならではの利点です。
リサイクルはもちろん、思い出の小物を使って作れるのもうれしいポイントですね。
自分自身のセンスも鍛えられますので、家にあるジーンズをどんどんリメイクしましょう!