季節も変わり、寒くなってきたらコートを着てお出掛けしたくなりますよね。
来年も着ようと大事に収納していたけど、コートに虫食いがあってがっかりしたことはありませんか?
そんなとき、直し方が分かれば虫食いにもすぐに対応できます。
もしも愛用のコートに虫食いが見つかったら、今回ご紹介する対応策でパパッと直して晴れやかな気持ちで着こなしましょう。
コートの虫食いの直し方のさまざまな方法
コートを着ようと思ったら「虫食いにやられてた!」というときはありませんか?
大切に着ようとしていたのに、虫食いを見つけたらがっかりしますよね。
コートの虫食いを見つけたときの直し方には、自分で直す、お店に頼むという選択肢が考えられるのではないでしょうか。
コートの種類や虫食いの大きさによっては、自分で直すよりもお店に頼んだほうが綺麗になることもあります。
お店に頼む場合の修理の料金は、虫食いの大きさ、修理方法などによって異なります。
したがって、直してもらうお店に相談しましょう。
虫食いでも大きさや食べられた場所によっては、目立たないかもしれません。
しかし、そのままにしていたら虫食いがさらに増えてしまうかもしれません。
そんなことになってから自分で直す、もしくはお店に頼むにしても、修理の時間、修理の費用も余計に掛かってしまいます。
そのため、虫食いを見つけたのなら、できるだけ早く直すようにしましょう。
虫食いも綺麗に元通り!かけはぎを活用したコートの直し方
コートの虫食いの直し方で、かけはぎという方法があります。
地域によってかけつぎとも言いますが、言葉が違うだけです。
そのため、かけはぎと意味は同じになります。
かけはぎのやり方は、コートと同じ布や同じ糸を使って直す方法です。
しかし、かけはぎで直す方法は技術が必要になります。
自分で直せる自信がある方、手が器用な方ならば、虫食いも気にならないほどに直すことができるかもしれません。
しかし、直せる自信も手が器用でもない方なら、虫食いを直してくれるお店に頼んだほうが良いでしょう。
技術が必要な分、料金が高いこともありますが、綺麗に直してくれます。
しかし、コートの生地や虫食いの大きさによっては、かけはぎで直したところが目立ってしまうこともあります。
また、生地によってはかけはぎができないこともあります。
そのため、お店に頼む場合は、虫食いが直せる生地かどうか相談したほうが良いでしょう。
また、虫食いの大きさや虫食いの数によって、修理の料金が変わります。
したがって、かけはぎで直せるか、直せる場合の修理の料金はいくらなのか事前に聞いておきましょう。
修理を頼んでから「思わぬ費用がかかった」といった事態は避けたいですよね。
同じコートから生地を移植!虫食いを植毛で綺麗にする直し方もあり!
かけはぎ以外の虫食いの直し方では、植毛をする方法があります。
植毛とは言葉通りで、虫食いの部分に毛(生地)を植えることです。
コートと同じ生地で植毛しますから、見た目が変わることはありません。
コートの虫食いの状態によっては、植毛でも虫食いを直すことができない場合があります。
また、かけはぎとは直し方が違います。
そのため、修理の料金がかけはぎよりも安い場合もありますが、詳しい料金はお店に聞いてみましょう。
お店によっては、コートの虫食いの直し方をお店に全て任せる場合もあります。
ですが、コートにできた虫食いの修理に詳しいプロの人が、虫食いをきれいに直してくれますので、安心して頼んでください。
それでも不安な方は、修理に出す前に相談をして、虫食いの修理を頼むかどうか決めてからのほうが良いでしょう。
コートの虫食いを自分で直す!ニードルを活用する直し方が経済的!
技術はそれ程に必要ではなく、自分で虫食いを簡単に直す方法では、羊毛フェルトで使うニードルを使った直し方があります。
ニードルを使って虫食いがあるところの下地を引っ張り、目立たなくする方法です。
下地を引っ張れるほどの生地がない場合は、生地を取っても大丈夫な目立たない部分から、少しの生地を取り出しましょう。
取った生地を虫食いの上にのせて、ニードルで虫食いをふさぐように刺しながら直していきます。
下地や生地が取れそうで取れない場合は、コートと同じ色の羊毛フェルトを使いましょう。
コートと羊毛フェルトの生地は同じではないかもしれませんが、虫食いの大きさによっては羊毛フェルトでも気にならないでしょう。
コートの色と合う羊毛フェルトがない場合は、色と色を混ぜて、コートの生地と同じ色を作ることができます。
そのため、コートと同じ色がなくても諦めることはありません。
ニードルも羊毛フェルトも必要な道具は、手芸用品店などで手に入ります。
したがって、コートがウールなどの生地でしたら、ニードルでも直すことができるでしょう。
ニードルを持っていれば簡単に直すことができるので、お店に頼む前に自分で直してみるのも良いですね。
コートの虫食いを接着芯などで補強する直し方
ニードルで直すこと以外では、接着芯などを使った直し方があります。
かけつぎは技術が必要ですし、ニードルで簡単に直すことができても生地が取れたりする心配がある方は、接着芯などを使う方法がおすすめです。
用意する物はコートと同じ布、当て布、アイロンが必要になります。
そして、肝心の接着芯を加えてもそれ程多くない道具で直すことができます。
直し方は、虫食いのところに接着芯などを付けて、その上に虫食いと同じ大きさに切ったコートと同じ布を置いて、その上からあて布をして、アイロンをあてて接着する方法です。
接着芯を使えば、ニードルで直したあとでも虫食いを直したところが取れにくくなります。
接着芯は手芸用品店で、手に入れることが可能です。
接着する物は、芯以外にも接着ジェルや接着パウダーなど、さまざまなグッズがあります。
コートの虫食いに合った物の中から、使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
コートの虫食いを防ぐために
コートの虫食いの直し方をお伝えしましたが、そもそもの虫食いができないように予防をしましょう。
虫食いができても今後、虫食いを増やさないようにするのも大切なことです。
はじめに、コートを収納をする前にやることがあります。
それは、コートを洗濯、クリーニングなどできれいに汚れを落とすことです。
コートが汚れていたら害虫を増やすことになります。
害虫を増やしたら虫食いが増えるだけになります。
したがって、害虫を増やさないためにもきれいにすることが大切です。
また、コートを収納をする場所もホコリや汚れがあったら、害虫が住みやすい場所になってしまいますので、こちらも清掃をしてきれいな状態に整えてください。
防虫剤もさまざまなものがありますから、収納する場所に適した防虫剤を選びましょう。
防虫剤を入れても安心はせずに、防虫剤は収納する場所に適したものを選んでいるのか、防虫剤を入れたままにして防虫剤の有効期限が切れていないか、そのようなことにも注意してください。
コートの虫食いも直し方や予防を知っていれば怖くない
コートに虫食いがあると、そのコートをどうしようか悩んでしまいますよね。
虫食いができても直し方を知っていれば、コートを長持ちさせることができます。
そして、虫食いができないように予防することも大切です。
今回ご紹介した対応策で、コートの季節を楽しんでください。