アップスタイルも簡単!?着物に似合うセルフヘアアレンジ!

成人式や結婚式、お呼ばれの場やイベント、お子様の行事など、晴れやかな場ではやっぱり着物を着こなしたいですよね。

そのためにも、着物に合ったヘアスタイルを自分でセットできたら、着こなしの幅はもっと広がります。

着物スタイルの向上のために、今回は自分でもできる簡単なアップスタイルのアレンジ方法をいくつかご紹介していきます。

着物に合うセルフヘアスタイルのコツとは

近頃は、デザイン豊富でオシャレな着物がとても増えてきていますね。

昔とは着物に対するイメージも変わってきていることから、基本的にどんなヘアスタイルでも合わせることができますし、もちろん決まりなどもありません。

しかし、あまりにも奇抜なヘアスタイルやダウンヘアでは、全身のバランスが取りづらいということも考えられます。

自分で簡単にセットができて、失敗の少ないヘアスタイルならば、やはりアップスタイルがおすすめです。

とはいうものの、ただまとめただけのヘアスタイルでは、着物に負けてしまい貧相なイメージになってしまいます。

着物の柄や色などデザインにもよりますが、基本的にヘアスタイルは少し華やかになるように仕上げていきましょう。

最近のトレンドとしましては、ねじりや三つ編みで動きを出し、抜け感を持たせたヘアスタイルが人気となっています。

また、キレイに仕上げるコツとして、セットする前にワックスなどのスタイリング剤を髪になじませておくことも大切です。

そうすることで、コテを使ったりまとめたりした時にも髪が扱いやすく、キレイなツヤが生まれます。

せっかくの着物ですから、途中でヘアスタイルが崩れることのないよう、最後にはスプレーなどで表面を整えておきましょう。

ミディアムヘアでもできる!くるりんぱを使ったゆるふわ簡単アップスタイル

とても簡単ですが手が込んで見える、着物にぴったりなゆるふわアップスタイルのアレンジ方法をご紹介していきます。

また、ヘアスタイルの定番になりつつある「くるりんぱ」を使ってアレンジしていきます。

くるりんぱとは、髪をゴムで結び、結び目の上側(真ん中部分)を指で割って隙間をつくり、ひっくり返して毛先を入れ込むヘアアレンジのことです。

アップスタイルには長さが足りないかなと思っている方でも、肩より長めのミディアムヘアであれば作れるスタイルですのでぜひ試してください。

①コテを使い、髪の毛全体をゆるめに巻きます。

②耳のラインで上半分ほどの髪の毛をゴムで結び、くるりんぱします。

③下半分もゴムで結び、同じくくるりんぱします。

④全体的なバランスを見ながら、髪の毛を引き出しゆるい雰囲気を出しましょう。

⑤上下二つの毛束を、毛束同士で結びます。

⑥さらにもう一度結びます。

このとき、結んだ毛束が返らないようしっかりとおさえてください。

⑦結んで一つになった毛束をゴムで結びます。

このとき、毛先をくるりと丸めて結びましょう。

⑧結んだ毛先を右耳下あたりでピンで留めて、再度バランスよくふわり感を出したら完成です。

ロングヘアに最適!抜け感のある簡単アップスタイル

ロングスタイルの方は特に、自分でアップスタイルを作るのは難しいと感じている方が多いかもしれません。

しかし、ピシッとしたヘアアレンジではなく、少し崩したヘアスタイルを作るイメージでやってみると意外と簡単にできるかもしれません。

それでは、着物にぴったりなロングヘアのアレンジ方法をご紹介します。

①ポニーテールを作ります。

②ポニーテールを上下二つの束に分けておさえておきます。

③分けた毛束をさらに二つに分けたら、それぞれねじってゴムで結びます。

④ねじって結んだ毛束を、ポニーテールを結んだゴムに巻き付けて、毛先をピンで留めます。

⑤もう一本も巻き付けて、お団子風になったらピンで留めます。

⑥抜け感を出すように、髪の毛をバランスよく引き出して完成です。

ポニーテールの段階で、後れ毛やサイドの髪の毛を少し残して結ぶのもいいでしょう。

その計算された崩し感が、さらに色っぽい雰囲気を醸し出しますよ。

ボブスタイルでも着物のアップスタイルは簡単に作れる!

肩に付くか付かないかくらいのボブスタイルでも、簡単にアップスタイルを楽しむことができます。

ボブスタイルだったとは思えないような、着物に合う上品なイメージに仕上がりますのでぜひ試してみてください。

①コテを使い、髪の毛全体をゆるめに巻きます。

②サイドの髪の毛は残し、ハーフアップするようにゴムで結びます。

ゆるふわ感を出すために、表面の髪の毛を引き出しておきましょう。

③ハーフアップした結び目を内側に入れ込みます。

④残しておいたサイドの髪の毛を、左右それぞれゆるくねじりながらハーフアップの下で一つに結びます。

⑤結び目を内側に入れ込みます。

(③と同じく)

⑥ゆるふわ感を出すように、バランスを見ながら髪の毛を引き出して完成です。

内側に入れ込んだ髪の毛が落ちてこないか心配な場合は、ピンタイプのヘアアクセサリーなどを使い飾るように留めてみましょう。

ゆるふわ感を全体的に出したいので、ピンの使い過ぎには気を付けてください。

30代・40代にもおすすめ!行事に使えるアップスタイル

こちらでは、低めの位置でまとめた簡単なアップスタイルをご紹介します。

冠婚葬祭はもちろん、大人っぽい雰囲気の着物スタイルに仕上げたいときには特におすすめのアレンジ方法になります。

①耳の上のラインの髪の毛をゴムで結びます。

②トップの髪の毛を少し引き出し、ふんわりとボリュームを出します。

③先ほど結んだ毛束と、残った髪の毛を合わせてゴムで結び一つにまとめます。

さらに、毛先部分もゴムで結んでおきます。

④毛先が中に入るように、くるくると上方向へ巻いていきます。

⑤巻き終わりを、ゴム付近(③で結んだ辺り)にピンで固定します。

⑥巻いた髪の左右の丸みを頭となじませるために、ピンで留めます。

ピンで留めることで、よりキレイな丸みができますのでバランスを見ながら留めてください。

⑦初めに引き出したトップの丸みも再度確認しながら、スプレーをかけます。

最後に表面を整えて完成です。

着物にも使えるおすすめヘアアクセサリー

華やかに見せるためのプラスアイテムとして、ヘアアクセサリーを選んでみるのもおすすめです。

パールの付いたものやゴールドなどのシンプルなデザインのアクセサリーは、どんなシチュエーションにも使うことができますので、一つは持っておきたい定番アイテムです。

また、お花やリーフのモチーフをあしらったアクセサリーならば、どんな着物にも合わせやすくあまり大振り過ぎないほうがトレンド感が生まれます。

他にも近頃定着しつつある、ヘアバトンというヘアアクセサリーもおすすめです。

名前の通りバトンに見立てた形をしていて、両サイド違うモチーフがデザインされています。

かんざし感覚で簡単に使うことができますので、アップスタイルに合わせてもしっくりときます。

このように、着物用に特別用意する必要はなく、普段使いができるデザインのヘアアクセサリーでも十分にプラスアイテムとして使っていただけます。

着物を着こなすにはヘアスタイルから

自分でヘアアレンジができることで、ヘアサロンに行く手間も省けますしお財布にも響きません。

すぐには難しいかもしれませんが、何度か練習するうちに必ず素敵なヘアアレンジができるようになりますので、ぜひチャレンジしてみてください。

慣れてきましたら、着物のデザインや着ていくシチュエーションに合わせてヘアスタイルも変えてみましょう。

さらに着こなし上級者のスタイルが作れますよ。