目次 1 アメカジとはどんなコーデ?2 スタジアムジャンパーは冬のアメカジ定番アウター3 冬のアウトドアコーデならミリタリージャケット4 ダウンベストはアメカジにアクセントを与えてくれるアイテム5 ラ […]
アメカジとはどんなコーデ?
冬のアメカジコーデについて知る前に、アメカジについての基本的な事柄を再確認しておきましょう。
というのは、基本をおさえておかないと、ちぐはぐなコーデになってしまいかねないからです。
まずアメカジという用語ですが、これはアメリカンカジュアルを縮めた言葉で、アメカジは文字通り、アメリカのカジュアルファッションがもとになっています。
アメトラ(アメリカントラッド)と比較すると、よりラフでカジュアルなのが、アメカジコーデです。
アメカジには様々なスタイルがありますが、代表的なものとしてはカレッジスタイルやワークスタイル、ミリタリースタイルなどが挙げられます。
また、古きアメリカをイメージさせる、ウエスタンスタイルを取り入れたアメカジも存在します。
これらのスタイルでよく着用されるものや季節に適したものがアメカジの基本的なアイテムです。
冬のアメカジコーデなら、防寒性の高いアイテムが中心となるでしょう。
代表的なものは、スタジアムジャンパーやミリタリージャケット、ダウンベストやワークブーツ、そしてフランネルシャツの5つです。
ではこの5つについて、さらに詳しくご紹介していきましょう。
スタジアムジャンパーは冬のアメカジ定番アウター
アメリカのドラマや映画によく登場するスタジアムジャンパー(スタジャン)は、アメカジの定番アイテムとして親しまれています。
スタジャンは手軽に着用できますし、袖と身頃の色の組み合わせ方などで、コーデに変化を与えることも可能です。
また、防風性や防寒性にも優れており、冬のアメカジコーデにぜひ取り入れたいアウターのひとつです。
このスタジャンを上手に着こなすには、次の3つのポイントをおさえておく必要があります。
・サイズ感
・色の組み合わせ
・柄
まずサイズ感ですが、スタジャンは基本的にジャストサイズのものがおすすめです。
というのは、大き過ぎるスタジャンは野暮ったく見えたり、子供っぽく見えたりすることがあるからです。
丁度よいサイズのものを選び、スマートに着こなしましょう。
ただし、ストリートテイストを取り入れたい場合には、少し大きめのものがよいでしょう。
次に色の組み合わせですが、スタジャンはバイカラーのものも多く、袖と身頃の配色には注意をする必要があります。
大人っぽく見せるのであれば、同系色のものがおすすめです。
最後に柄ですが、柄の少ない、シンプルなものほどコーデしやすいものです。
また、ワッペンなどが多くなるほど、子供っぽく見えてしまうので気をつけましょう。
冬のアウトドアコーデならミリタリージャケット
ミリタリージャケットは、冬のアウトドアにとても適したアウターです。
なぜなら米軍の軍用ジャケットだったものなので、寒さに対する機能がとても優れているからです。
このミリタリージャケットは、アメカジとの相性がよく、愛用するメンズが増え続けています。
ミリタリージャケットはラフに着られますし、無骨ながらカジュアルな印象がアメカジにぴったりだからです。
また、ミリタリージャケットは種類が多く、コーデに合わせて選べるのも人気の秘密です。
精悍にまとめたい場合には、MA-1がおすすめです。
MA-1はもともとフライトジャケットだったので、コックピット内で邪魔にならないよう、装飾が少なく外見はシンプルです。
そしてショート丈なのが、精悍なイメージをさらに強めてくれています。
ボトムスにはストレートなデニムが似合いますし、キャップをかぶればアメカジテイストがより増します。
ワイルドなアメカジコーデにするのなら、N-3Bがおすすめです。
丈が長く、フードにはファーがついているN-3Bは、とても存在感のあるミリタリージャケットです。
N-3Bは目立つので、ボトムスはスリムなものがバランスがとれます。
黒スキニーなどを合わせ、冬のアウトドアを楽しみましょう。
ダウンベストはアメカジにアクセントを与えてくれるアイテム
ダウンベストには袖がないため、身頃と袖が別々のアイテムになるので、見た目に変化をもたらしてくれます。
このコーデにアクセントを加えてくれるという点が、冬のアメカジコーデにダウンベストがおすすめな理由のひとつです。
また、インナーの存在が目立つので、インナーとの組み合わせをより楽しめるのもダウンベストのよい点です。
ダウンベストに似合うインナーとしては、チェックシャツやパーカー、セーターなどが挙げられます。
特に、ダウンベストとチェックシャツの組み合わせは、アメカジコーデの定番とも呼べるものです。
同系色で揃えるなら落ち着いて見えますし、ビビッドな色の組み合わせならカジュアル色が強くなります。
どちらにしても、自分のコーデ方針に合わせて選ぶのが鉄則です。
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パーカーは、襟や首もとが寂しいダウンベストにとてもよく合うインナーです。
パーカーもアメカジを代表するアイテムなので、積極的に取り入れましょう。
インナーにセーターを選ぶなら、ローゲージのものがおすすめです。
ざっくりとしたローゲージのセーターと、身頃のボリュームのあるダウンベストの組み合わせは、見た目も暖かくて冬にぴったりです。
ラギッドなワークブーツをアメカジコーデに加えよう
アメカジを代表するシューズといえばスニーカーですが、秋冬はラギッドなワークブーツをコーデに加えてみませんか?
ラギッドとは、無骨や朴とつを意味する言葉で、もともと労働者用のものだったワークブーツにはぴったりな形容詞です。
特に、電線工が愛用していたラインマンブーツは、無骨さの中におしゃれ感があり、ぜひ冬のアメカジに取り入れたいものです。
ボトムスは、ワークブーツと相性のよいデニムやチノパンがおすすめです。
その際、デニムやチノパンの裾をロールアップするのが、ワークブーツを格好よく履くためのコツです。
ロールアップの仕方にもいろいろとありますが、1回折った状態でワークブーツにかぶせる方法が、すっきりと見えるのでおすすめです。
また、ワークブーツの色は、黒かブラウンがよいでしょう。
黒はデニムやチノパンと合いますし、ブラウンはコーデを選ばない万能カラーです。
ボルドー色のスタジャンやダウンベストは、とてもアメカジらしいカラーなので人気ですが、ブラウンのワークブーツを合わせればコーデに統一感を与えることができます。
素材は革が基本ですが、スエードのものも悪くありません。
冬のアメカジにはフランネルシャツがぴったり
デニムにシャツという組み合わせはアメカジの王道スタイルですが、冬におすすめなのはフランネルシャツ(ネルシャツ)です。
ネルシャツは手触りがよくて暖かい、フランネル生地が素材です。
ワークブーツと同じく、もともと労働者用のアイテムでしたが、だんだんとファッションの面でも評価されるようになり、今ではアメカジを代表するアイテムとして人気です。
暖かいので冬向きですし、何より見た目の朴とつさが、コーデに素朴な魅力をプラスしてくれます。
また、ネルシャツといえば、チェックシャツを思い出す人も多いのではないでしょうか。
そのイメージの通り、ほとんどのネルシャツはチェック柄です。
そして、チェックの柄や色によって、全体のイメージを変化させられるのもネルシャツのよいところです。
大きめな柄はワイルドさが増しますし、小さめの柄はおしゃれで落ち着いた印象を与えてくれます。
また色は、ダークな色彩のものは大人っぽく見え、カラフルなものはカジュアルさが際だちます。
目指したい方向に合わせ、選びましょう。
ネルシャツは愛用者が多いので、ブランドものも数多く出回っています。
そういったものも1着用意しておけば、いざというときに役立つでしょう。
冬のアメカジに適したアイテムを着用しよう
アメカジには、ある程度自由なコーデが許されているという側面があり、そしてそれが愛用者が多い理由にもなっています。
とはいえ、あまりにもちぐはぐな組み合わせにすると、アメカジには見えなくなってしまうかもしれません。
なにより独りよがりなファッションは、あまり格好よく見えないものです。
それを防ぐためにも、冬のアメカジに挑戦する場合は、今回ご紹介した5つのアイテムを中心にコーデを考えるとよいでしょう。