お手入れラクチン!ワイシャツはノーアイロンがおすすめ!

ビジネスマンの男性は、清潔感やきちんと感があると相手によい印象を与えられます。

清潔感やきちんと感のためには、ピシッとしたワイシャツが欠かせません。

しかし、毎日のアイロンがけは大変ですよね。

近年では、ノーアイロンシャツが定番となりつつあり、お手入れもラクチンで人気も高くおすすめです。

今回の記事では、ノーアイロンシャツの選び方や洗濯のポイントなどをご紹介します。

アイロン不要のワイシャツはお手入れが簡単でおすすめ

男性のビジネスシーンに欠かせないワイシャツ。

大切な商談の日にしわのないワイシャツに腕を通すと、心までシャキッとしますね。

しかしワイシャツのアイロンがけはとても大変で、できれば簡単に済ませたい、しなくてよいならしたくない、と思っている人も多いでしょう。

そんな忙しいビジネスマンの要望に応えるように、近年ではノーアイロンシャツやイージーケアシャツが主流となりつつあります。

ノーアイロンシャツは、形状記憶シャツや形態安定シャツとも呼ばれ、シャツや生地に特殊な加工を施すことによってしわを防ぎ、形態を安定させる機能を持つシャツを指します。

洗濯機で洗濯して干すだけで着られるというお手入れの楽さや手軽さから、ビジネスマンのワイシャツだけでなく女性のシャツやカジュアルシャツなどでも普及しています。

イージーケアシャツは、しわになりにくい加工を施したシャツですが、ノーアイロンシャツより防しわ性は弱く、アイロンがけが必要です。

アイロンがけが楽になる、という程度と考えておきましょう。

しかしノーアイロンシャツよりも安価に手に入れられるというメリットもあります。

アイロンがけをしたくない、という人はノーアイロンシャツのほうがおすすめです。

しわになりにくさの指標でワイシャツをチェック

ワイシャツを購入するとき、「ノーアイロンシャツ」や「形状記憶シャツ」、「イージーケア」などさまざまな名前で販売されているため、どのワイシャツが防しわ性が高いのかよくわからないことがあります。

そのときは、「W&W性」に注目しましょう。

W&W性とは、ウォッシュ&ウェア性のことで、洗濯したあとのしわの残り具合を示す指標として使われています。

1~5級まであり、5級が最もしわがない状態を指します。

■5.0級

まったくしわのない状態を指し、アイロンがけ後のシャツや防しわ性の高いノーアイロンシャツが該当します。

■4.0級

シワカット率90%を意味し、多くの人がアイロンの必要がないと感じます。

一般的に、ノーアイロンシャツはこの4.0級以上を指します。

■3.2~3.5級

3.2級以上で、シワカット率50%以上といわれています。

少ししわが残りますが、3.2級以上であればあまり気にならない程度でしょう。

しかしアイロンがけが必要だと感じる人もいるようです。

■2.5級

大きなしわは防げますが、中くらいのしわができます。

一般的なイージーケアシャツはここに該当するものが多いです。

洗濯後には簡単にアイロンがけすることをおすすめします。

上記を参考に、ワイシャツを購入するときは製品表示やタグでW&W性を確認してみてください。

しかし、W&W性はすべてのワイシャツに表示されているわけではありませんので、表示されていない場合は店員さんに聞いてみましょう。

ノーアイロンシャツは着心地がよくない?

ノーアイロンシャツの大きな利点はアイロンがけが不要という点ですが、一方で気になるのは着心地です。

ノーアイロンシャツは綿とポリエステルの混紡によって防しわ性を向上させてきました。

ポリエステルは安価で防しわ性も高いため、ノーアイロンシャツに多く使われています。

しかし着心地のよさという点で、綿に劣ると考えられています。

以前は、ノーアイロンシャツは安っぽい素材のものや着心地がよくないポリエステルのものもあったため、そのイメージが強い人もいるかと思います。

しかし近年ではノーアイロンシャツの性能が進化し、着心地のよいポリエステルのものや綿100%のノーアイロンシャツも増えています。

着心地にこだわるなら綿の割合が多いものを、機能性を求めるのであれば化繊の割合が多いものを選ぶのがおすすめです。

ノーアイロンシャツの素材で迷ったら混紡がおすすめ

前項でご紹介したように、ノーアイロンシャツは素材によって着心地や機能性が異なります。

ノーアイロンシャツの素材は、大きく3種類に分けられます。

■綿100%

風合いや着心地がよく、肌触りがよいです。

肌が弱い人でも着やすいでしょう。

しかしほかの素材よりも価格が高いことが多いです。

また、綿はしわになりやすいため、W&W性が低いとアイロンがけが必要になる場合もあります。

■化繊100%

おもにポリエステルなどです。

しわになりにくく、速乾性やストレッチ性、防臭・抗菌性などの機能を持つものもあります。

しかし、肌触りという点では綿に劣るでしょう。

■混紡

綿と化繊の混紡は、両方の性質を持ち合わせた素材です。

混紡割合によって、防しわ性や着心地は異なります。

しかし、安価で高機能なものが多いため、ワイシャツで悩んだら混紡がおすすめです。

ノーアイロンシャツを洗濯するときのポイント

ノーアイロンシャツは、アイロンがけが不要でお手入れが楽なものが多いですが、よりノーアイロンシャツを長持ちさせるために、お手入れのポイントをご紹介しましょう。

■ネットに入れて洗濯

ワイシャツのフロントボタンを留め、網目が粗めの洗濯ネットに入れて洗います。

ネットに入れて洗うと、袖などがほかの洗濯物に絡まず、生地が傷みにくいです。

■脱水は短め

水分の重みでしわが伸びるため、脱水しすぎないほうがよいでしょう。

脱水は15秒程度でOKです。

■高温を避ける

高温のお湯での洗濯や乾燥機は避けましょう。

アイロンは基本的に不要ですが、かける場合は洗濯絵表示を参考に高温は避けてください。

■ハンガーは厚みのあるもの

しっかりした厚みのあるハンガーで干します。

水分の重みがシャツ生地にしっかりとかかり、しわを伸ばす効果がさらに期待できるでしょう。

上記のポイントを押さえれば、ノーアイロンシャツのお手入れは、基本的に普通のワイシャツと同じで大丈夫です。

ただ、洗濯前に洗濯絵表示はしっかり確認してくださいね。

近年ではしわをできにくくする柔軟剤なども販売されているため、そういったものを洗濯に取り入れてみるのもおすすめです。

クリーニング専門店に出すのはおすすめしない

ノーアイロンシャツであっても、特別な日のためにクリーニング専門店に出してしっかりきれいにしておきたいと思うこともあるかもしれません。

もしくは、ノーアイロンシャツだと気づかずにクリーニング専門店に出してしまうことがあるかもしれません。

しかし、ノーアイロンシャツをクリーニング専門店に出すことはおすすめしません。

ノーアイロンシャツは、クリーニングには不向きといわれています。

一般的に、クリーニング専門店では高圧プレスやアイロン乾燥によってワイシャツが仕上げられます。

高温によってピシッとしわのない状態を作り上げるわけです。

しかしながら先ほどもお伝えしたように、ノーアイロンシャツは高温に弱いという性質を持ちます。

クリーニング専門店での高温処理は、ノーアイロンシャツにダメージを与える可能性があるのです。

せっかくの防しわ性を弱めてしまう可能性もありますので、クリーニング専門店に出すのは避けたほうがよいでしょう。

ノーアイロンシャツは家庭での洗濯を前提に作られています。

前項のポイントを押さえて、家庭の洗濯機で洗うことをおすすめします。

素材感や価格はさまざま!コスパで選んでみて

アイロンがけは大変な家事なので、省略できるのであれば省略したいものです。

そのような需要もあって、ノーアイロンシャツが普及したのかもしれませんね。

着心地などは素材によって異なりますが、バリエーションも増えていますので気に入るものが見つかると思います。

価格が高いものもありますが、クリーニング専門店に出さなくてもよいことを考えるとコスパはよいかもしれません。