寒い冬が過ぎ去った春は、それだけで心が浮き立つものです。
街に緑があふれ出し、野には花々が咲き誇ります。
そんな華やかな季節には、春の暖かさを感じさせるファッションで出かけましょう。
メンズの春向けコーデは、トップスが重要になります。
まずは春にふさわしいトップスを選び、トップスを活かしたコーデにすることが大事です。
それでは、春にぴったりなメンズ向けトップスには、どのようなものがあるのでしょうか。
ファッションにこだわるメンズ向け春のトップス5選!
冬用のトップスには、防寒性が優れているものが選ばれます。
たとえばダウンジャケットやブルゾン、モッズコートやダッフルコートなどです。
寒さを防ぐため、どうしても厚手のものが主流となってしまいますね。
一方、春は寒い冬から暑い夏へ移り変わっていく季節です。
冬のように寒い日もあれば、夏のように暑い日もあります。
そのため春のファッションは、どちらにも対応できるものを選ぶのが大切です。
インナーの上に重ねても違和感なく、しかも着やすく脱ぎやすい、そういったトップスをコーデの中心にすえましょう。
春のメンズ向けトップスにはいろいろな種類がありますが、その中でも活用しやすいトップスを挙げると次の5つとなります。
・MA-1
・チェスターコート
・オープンカラーシャツ
・コーチジャケット
・パーカー
これらのトップスはどれも着やすくて、しかも春のファッションにぴったりなものばかりです。
それぞれ活用できる場面が違いますし、それほど高価なものではありません。
そのため、これらを複数所持し、TPOに合わせて着用することは十分可能です。
上手に着こなし、春を楽しみましょう。
MA-1は活動的なメンズにぴったりなトップス
MA-1とは、米軍用のフライトジャケットのことです。
ミリタリージャケットの1つではありますがそこまでハードな印象ではなくて、どちらかというと軽やかなイメージがあります。
機能面では防風性能に優れていますし、着やすいので温度変化のある春に最適なトップスです。
MA-1があれば、急な外出でも困りませんし、暑くなればすぐに脱ぐことも可能です。
また、キャップをかぶれば、少々の雨ならMA-1だけでも防げます。
このように、MA-1は軍用のジャケットなので、アウトドアでこそ真価を発揮するトップスです。
活動的なメンズなら、ぜひ1着はもっておくことをおすすめします。
コーデにおいて、MA-1は動きやすいトップスですから、ボトムスはジーンズが似合います。
カーキ色のMA-1には黒いスキニーが、黒っぽいMA-1にはブリーチしたジーンズがぴったりです。
ただし、同系色の上下にすると、少し野暮ったくなるので注意しましょう。
もし同系色でコーデするなら、インナーをロングTシャツなどにして、すそからはみ出させるというテクニックが有効です。
たとえば黒の上下なら、白いロングTシャツをはみ出させることで、コーデにアクセントが生じます。
上手に活用し、MA-1を着こなしましょう。
春はチェスターコートで優雅にきめよう!
チェスターコートは、シルエットとしてはテーラードジャケットに似ていますが、丈が膝くらいまであるコートです。
似たようなコートにステンカラーコートがありますが、襟の形が違います。
ステンカラーコートの襟は後ろが立っていて、チェスターコートは襟が立っていません。
テーラードジャケットを伸ばしたようなシルエットのトップスなので、着るだけで細身に見えるというメリットがあります。
コートの素材は様々で、冬用のチェスターコートにはウールや厚めの生地が使われます。
メンズ向け春用のチェスターコートを選ぶなら、生地はナイロンかギャバジンがおすすめです。
ナイロンは安っぽく思われがちですが、質の良いものを選ぶと生地の光沢が増し、優雅さを演出します。
ギャバジンはきつく織られていて、生地にはハリと光沢感があり、とてもなめらかです。
どちらにしても、細身のシルエットと合わさって、とても上品に見えるのがチェスターコートの特徴です。
見た目にスタイリッシュなコートなので、コーデはすっきりとシンプルに徹しましょう。
春なら、薄めのインナーの上から羽織るだけでも十分です。
さりげなく優雅に、チェスターコートできめましょう。
ドレッシーなオープンカラーシャツは春の装い
オープンカラーシャツは、襟もとが開いたシャツで、以前は開襟シャツとも呼ばれていました。
レギュラーカラーのシャツと比べると、襟もとに開放感があるのが特徴です。
そのため堅苦しさが無いうえにドレッシーなシャツだということで、おしゃれなメンズの注目を集めています。
アロハシャツなどもオープンカラーシャツに含まれますが、アロハシャツは柄が賑やか過ぎますし、夏のイメージがあるので春には向きません。
春用のオープンカラーシャツを選ぶなら、無地のものにしましょう。
ポリエステルなどの化学繊維のオープンカラーシャツなら、生地に艶があるのでそれだけで上品に見えます。
肌寒い時期には、上にブルゾンなどを羽織り、暖かい日にはそのままでも過ごせます。
ステンカラーコートと同じく、こちらもスッキリとしたトップスなので、ごてごてしたコーデは避けるのが賢明です。
下にはロング丈のTシャツやカットソーを合わせ、ボトムスはスリムなものにしましょう。
夏にはハーフパンツが似合いますが、春には少し肌寒く感じられてしまいます。
足もとはきれいめな靴できめ、爽やかや装いで春を楽しみましょう。
コーチジャケットで春のストリートの主役に!
コーチジャケットは、ナイロン製の生地が特徴的なトップスです。
軽くて動きやすく、軽快なイメージがあるので、春にはとてもマッチしています。
色合いもポップなものが多く、着るだけでも気分が軽くなります。
もともとはアメフトのコーチが好んで着ていたものですが、ストリート系の若者たちの支持を集め、現在ではカジュアル好きなメンズが選ぶトップスの代表的存在です。
生地は薄いですが、防風性に優れており、春一番などといった風の強い日にもぴったりです。
また、少々乱暴に扱っても大丈夫なので、気軽に着られるのもメリットとなっています。
折りたたみやすいのでバッグに入れて持ち運び、寒くなったら着るという使い方も可能です。
コートジャケットはカジュアルなトップスですが、見た目がシンプルなのできれいめのコーデも似合います。
スリムなパンツだけではなく、テーパードパンツも合わせやすいのでおすすめです。
ワイドパンツを合わせる場合は、黒っぽいものを選ぶようにしましょう。
というのは、白っぽいワイドパンツを合わせると、少しだらしなく見える可能性があるからです。
ゆったりめのコーデにするなら、スウェットがぴったりです。
ラフな感じできめて、ストリートに繰り出しましょう。
パーカーはカジュアルにきめたいメンズ向けトップス
コーチジャケットはカジュアルさが売りのトップスですが、カジュアルならパーカーも負けてはいません。
適当なラフさが、カジュアル好きなメンズにぴったりです。
パーカーはフードが付いているので、突然の雨や風にも対応できます。
パーカーには、大きく分けて次の2種類があります。
・ジップアップパーカー
・プルオーバーパーカー
ジップアップパーカーは、前面にジッパーが付いたタイプのパーカーです。
着脱がしやすく、温度変化の激しい春にはとても重宝します。
ジッパーを開けた状態で着るのなら、インナーはボーダー柄のTシャツや、無地のものがおすすめです。
大きな柄が入ったTシャツなどを合わせるのは、ファッションセンスが問われます。
センスに自信があまり無い場合は、無地のTシャツを選びましょう。
プルオーバータイプのパーカーは、頭からすっぽりとかぶるタイプのパーカーです。
見た目はジップアップパーカーよりもシンプルですが、コーデの幅が狭く、着脱に手間がかかるのが難点です。
プルオーバーパーカーのメリットとしては、ジッパーが無い分暖かく感じられる点が挙げられます。
後は好みの問題になるので、自分のファッションスタイルを考えながらどちらかを選びましょう。
華やぐ春には軽やかなトップスで
春は、街全体が華やぐ季節です。
こうした季節には、軽やかな服装が似合います。
とはいえ、Tシャツ1枚ではまだまだ肌寒い時期なので、上に1枚羽織りましょう。
その場合のおすすめが、今回ピックアップした5種類のトップスです。
それぞれ特徴のあるトップスなので、自分のファッションに取り入れればコーデの幅が広がります。
上手に活用し、他のメンズに差を付けましょう。