ネット通販で服を買いたいとき、「欲しい服のイメージはあるけれど、ジャンルや名称が分からず上手く探せない」ということはありませんか?
服にはどんな種類があり、どのような名称がつけられているかを知っておくと、検索や購入もスムーズに行えるでしょう。
こちらでは、メンズ向けに「トップス」の種類や名称を解説していきます。
トップスって何?メンズ・レディースで共通の「服の基本用語」
まず、メンズ・レディース共にファッションで共通の「基本用語」を確認しておきましょう。
トップスとは、「上半身」に着用する服の総称です。
対して、下半身に着用する服の総称は、ボトムスといいます。
トップスには、Tシャツやポロシャツ、トレーナーなどの他に、「アウター」と呼ばれるコートやジャンパーなども含まれます。
さらに、スーツのような上下セットのものの場合、上着(ジャケット)がトップスに属します。
ちなみに、上半身に着用する下着は「インナートップス」と表記されていることが多いです。
検索時には使い分けるとよいでしょう。
先ほど、アウターはトップスに含まれるとお話ししましたが、2つの違いがイマイチよく分からないという人もいるでしょう。
両者を比較すると以下のような違いがあります。
●トップス・・・上半身に着る服全般のこと。
●アウター・・・トップスの上に重ねて羽織る服のこと。
このことから、アウターはトップスの括りの中でも、特に一番上に着る服を指すことが分かります。
アウターの下に着込むトップスは、インナーと呼ばれることもあります。
これらを踏まえた上で、次項からトップスにはどのような種類があるか見ていきましょう。
メンズのトップスにはどんな種類がある?
前項でご説明したように、トップスとは、メンズ・レディース共通のファッション用語で「上半身」に着用するアイテムを指します。
ここでは、メンズのトップスにはどのような種類があるのか、まとめてご紹介していきます。
【メンズのトップス一覧】
・Tシャツ(カットソー)
・ポロシャツ
・シャツ
・トレーナー(スウェットシャツ)
・パーカー
・ニット
・セーター
・カーディガン
・ベスト
・コート
・ジャケット
・ブルゾン
・ジャンパー
中には、別名で類似したアイテムもありますが、トップスだけでもこれだけたくさんの種類があることが分かるでしょう。
上記でご紹介したトップスには、首元の形状で名称が異なるものや、生地の素材で名称が変わるものなどもあります。
スムーズにネット検索ができるように、トップスについて、さらに細かい種類の違いを見ていきましょう。
メンズが好むトップスの定番といったら「Tシャツ」!どんな種類がある?
メンズの服で、汎用性が高いトップスのアイテムといったら「Tシャツ」でしょう。
Tシャツはカットソーとも呼ばれますが、2つの違いをご存知でしょうか。
カットソーとは、cut(裁断)and sewn(縫製)の略で、編み物生地を裁断し縫製してつくったものを指します。
ループ状に編んだ生地でできているので、肌触りが柔らかいのが特徴です。
Tシャツは、「T」の形をしていることから付けられた名称で、カットソーの代表的なアイテムとされています。
暑い時期には半袖タイプ、寒い時期には長袖タイプが活躍しますよね。
一枚で着たり、シャツのインナーとして着たりと着こなしが自由で、デザインも豊富に取り揃えられています。
このTシャツ(カットソー)は、首元の形状でさらに種類が分かれています。
【カットソーの種類(首元の形状の違い)】
・クルーネック(丸首)
・Vネック(Vの字)
・ボートネック(浅く横長に開いた形状)
・ハーフジップ(胸元までのジッパー付き)
・ヘンリーネック(ボタン付き)
・ハイネック(折り返さない程度に襟が立ち上がったもの)
・タートルネック(折り返す長さの襟があるもの)
・モックネック(ハイネックより襟の幅が広いもの)
首元の形状によって、着たときの印象が変わり、アウターとのコーディネートの幅も広がります。
Tシャツ(カットソー)も、細かく分けるとたくさんの種類があることを知っておくとよいでしょう。
カットソーの一つ「ポロシャツ」もメンズトップスには欠かせないアイテム
夏場に重宝するメンズのトップスに「ポロシャツ」があります。
半袖のポロシャツは、カジュアルシーンはもちろん、襟が付いているためきちんと感があり、ビジネスシーンでも推奨されるトップスです。
FRIED PERRY(フレッドペリー)やPOLO RALPH LAUREN(ポロ ラルフローレン)、ラコステ(LACOSTE)などトップブランドのものも多く、幅広い世代で着られているトップスでしょう。
また、日常のファッションとしてだけでなく、テニスやゴルフなどスポーツで使われることもあり、ニーズも高いアイテムです。
ポロシャツも、デザインや素材の違いによっていろいろと種類があります。
【ポロシャツの種類(デザイン別)】
・無地デザイン
・ボーダーデザイン
・ドットデザイン
・アーガイルデザイン(ダイヤ状の柄が入ったもの)
・刺繍・ラインデザイン
・ワッペンデザイン
・フェイクレイヤードデザイン(襟元が重ね着したようなデザインのもの)
・5分袖・7分袖デザイン
【ポロシャツの種類(素材別)】
・鹿の子素材(凹凸感のあるポロシャツお馴染みの素材)
・テレコ素材(細い格子状で伸縮性のある素材)
・パイル素材(タオル地のような素材)
・クール素材(通気性のよい素材)
ポロシャツも、デザインや素材の違いを知っておくと選ぶときに役立つでしょう。
いろいろなシーンで使える「シャツ」もメンズの人気のトップス
Tシャツと同じくらいメンズが好むトップスの一つに「シャツ」があります。
シャツといったら、一般的にワイシャツ(カッターシャツ)の形を思い浮かべるでしょう。
折り襟が付いた長袖のものが定番ですよね。
ビジネスシーンで着るワイシャツや、ネルシャツのようなカジュアルシャツなど、シャツにも種類がいろいろとあります。
シャツも、首元の形状や生地素材によって種類があり、次のようにそれぞれ名称が異なります。
【シャツの種類(首元の形状の違い)】
・レギュラーカラーシャツ(折り襟が付いたもの)
・スタンドカラーシャツ(折り返しがなく首に沿った帯状の立襟があるのも)
・バンドカラーシャツ(スタンドカラーより襟の高さが低いもの)
・ノーカラーシャツ(襟がないもの)
【シャツの種類(生地素材の違い)】
・コットンシャツ(綿生地)
・ネルシャツ(柔らかく暖かみのあるネル生地)
・デニムシャツ(デニム生地)
・コーデュロイシャツまたはベロアシャツ(起毛のある厚手生地)
このように、シャツの場合は首元の形状だけでなく、生地の素材の違いでも種類分けされていることが多いです。
トップスの中でも「アウター」として活躍するコートやジャンパーの種類は?
これまで、一枚着やインナーとして定番のトップスの種類をご紹介してきましたが、一番上に羽織るアウターとして活躍するトップスにも多くの種類があるので見てみましょう。
まずは、コートです。
アウターの代表的なアイテムであるコートにも、種類によって異なる名称が付けられています。
・チェスターコート(丈が長くキレイ目なデザイン)
・ダッフルコート(フードがあり厚手生地で、トグルと呼ばれる特徴的なボタンがついたもの)
・モッズコート(ライナーと呼ばれる中綿の入った着脱可能の裏地が付いたもの)
・Pコート(襟があり、縦並びの3つのボタンが2列付いているもの)
・ダウンコート(ナイロン素材で中に羽毛を詰めたもの)
コートは、腰よりも丈が長いアウターを指し、素材やデザインの違いによって種類が分かれています。
メンズが好むアウターには、上記のようなコートの他に、腰よりも丈の短いジャンパーやジャケットなどもあるので、その種類も見ていきましょう。
ちなみに、ブルゾンと呼ばれるアウターがありますが、これはジャケットの一種で丈が短いものを指します。
・MA1:エムエーワン(アメリカ軍が着ていたジャケットを元につくられたもの)
・スタジャン(野球選手の防寒服を元につくられた刺繍が特徴のジャンパー)
・革ジャン(皮でつくられたジャンパー)
・ライダース(バイカーが着用する機能的なジャケット)
・カバーオール(ワークウエアを元につくられゆとりあるシルエットと多数のポケットが特徴のジャケット)
これらは、メンズファッションでよく取り上げられる主なアウターです。
違いを知っておけば、欲しいアイテムを簡単に見つけられるでしょう。
メンズトップスの種類は豊富!違いを知ってお気に入りを見つけよう
レディースだけでなく、メンズにもおしゃれなファッションアイテムは豊富にあります。
今回は、トップスに注目して種類や違いをご紹介してきました。
ネット通販などで検索するとき、名称を知っていれば簡単に欲しいアイテムを見つけることができるでしょう。
また、購入時だけでなく中古品を販売したいときなどにも、的確な名称を知っていれば役立ちます。
この記事を参考に、トップスについての知識を深めてみてくださいね。