近年はタフな印象に無骨な雰囲気がお洒落と、男女問わずにミリタリールックのコーデが注目されています。
コーデのキーアイテムとなるミリタリージャケットと言えば、MA-1やM-65などが有名です。
メンズの場合は特に、ワイルドさを引き出してくれますよ。
今回は、ミリタリージャケットを合わせたメンズコーデについてご紹介します。
メンズコーデで人気のミリタリージャケットとは?
本記事では、ミリタリージャケットを合わせたメンズコーデをご紹介します。
今回の主役となるミリタリージャケットですが、「military=軍人の、軍隊の」ということからもお分かりの通り、本来は軍人が着用するジャケットです。
ここから派生して、軍服として使われていたアイテムを現代のファッションに落とし込んだ上着類を総称して使われます。
ミリタリージャケットは、ファッションアイテムとしてもしっかりと定着しつつあり、タフな印象に無骨な雰囲気が、メンズを中心に非常に人気となっています。
また近年では、ミリタリージャケットを合わせて、クールな印象の辛口コーデに仕上げる女子も増えています。
メンズもミリタリージャケットを着こなし、男らしい雰囲気をお洒落に表現しましょう。
メジャーどころのMA-1やM-65などを中心に、様々な種類のミリタリージャケットを駆使して、メンズのファッショニスタ達はお洒落コーデを楽しんでいます。
メンズ用ミリタリージャケットの種類!中には意外なアイテムも?
前項で今回の主役となるミリタリージャケットについてご説明しました。
本項では、メンズ用ミリタリージャケットにはどのような種類のアイテムがあるのかをご紹介します。
前項でも少し触れましたが、ミリタリージャケットといえば「MA-1」に「M-65(フィールドジャケット)」はテッパンのアイテムです。
この他にも詳細は後述しますが、「M-51(モッズコート)」や「N-3B」などは有名ですし、お洒落コーデとして合わせやすいアイテムになります。
上記以外にも、意外なアイテムがミリタリーアイテムとして数えられます。
■ダッフルコート
トグルボタンが特徴的なダッフルコートは、漁師服からイギリス海軍の軍服となり現代の形になりました。
可愛らしく好感度の高いダッフルコートも実はミリタリーなのです。
■トレンチコート
ダンディな印象のトレンチコートも、イギリス軍の防水用コートとして開発されたものです。
今ではビジネスからカジュアルまで汎用性の高いお洒落アイテムですね。
■ピーコート
ピーコートも、船乗り用防寒着からイギリス海軍の軍服となり、今のお洒落アイテムへと流用されたものです。
今では学生から大人まで幅広い世代で愛用されています。
■スカジャン
スカジャンは、横須賀基地のアメリカ軍兵士が、日本特有の和柄刺繍をジャケットに施したのが始まりです。
ここから、和柄刺繍のジャンパーがスカジャンとして流用されるようになりました。
アメリカ兵士の本土帰国時土産として重宝したようです。
このため、スカジャンが「スーベニアジャケット(お土産用ジャケット)」と呼ばれることもあります。
人気のミリタリージャケット「MA-1」をメンズコーデで爽やかに!
それでは、ミリタリージャケットの種類別に、詳細とおすすめのメンズコーデをご紹介します。
最初のミリタリージャケットは「MA-1」です。
MA-1はアメリカ空軍で使われたフライトジャケットになります。
映画などでも見かけることが多いですね。
狭いコックピット内でも邪魔にならないように、装飾を最低限としたシンプルな作りが特徴的です。
基本的にはカーキの表地にオレンジの裏地となりますが、お洒落アイテムとして様々な種類の色味も登場しています。
タフな印象と男らしいワイルドな雰囲気は、カジュアルコーデと相性が良いですね。
【MA-1を爽やかコーデに!】
・トップス 青地に黒のボーダー柄Vネックニットセーター
・ボトムス ベージュのチノパン
・アウター 黒のMA-1
・足元 ブラウンのタッセルローファー
青に黒のボーダーが入るVネックニットセーターを、トップスに合わせます。
ボトムスは、カジュアル感強めのベージュのチノパンです。
爽やかな印象となるカジュアルコーデに仕上がります。
ここにアウターとして合わせるのが黒のMA-1です。
ボーダー柄と同系色となるので、爽やかコーデを邪魔せずにお洒落に縁取ってくれます。
足元は、ブラウンのタッセルローファーを合わせましょう。
ミリタリージャケットを使った爽やかなメンズコーデが完成します。
M-65はお洒落見えするデザインが特徴のメンズ用ミリタリージャケット!
続いては、「M-65」についてご紹介します。
M-65は、アメリカ軍が使用した野戦用ジャケットです。
このことからフィールドジャケットとも呼ばれていますね。
取り外しが可能な裏地や4つのポケットに収納式のフードなど、機能性に優れたミリタリージャケットです。
今では、お洒落デザインとして人気となり、これらを上手にアレンジしたアイテムも多く登場しています。
M-65は、このお洒落なデザイン性からスタイリッシュな着こなしが得意となります。
【M-65をスタイリッシュに!】
・トップス 白のボタンダウンシャツ
・ボトムス ライトグレーのスラックス
・アウター カーキのM-65
・足元 ブラウンの革靴
トップスには爽やかな印象の白のボタンダウンシャツを合わせます。
ボトムスのライトグレーのスラックスにはタックインしてきっちりとしたコーデに仕上げます。
しっかりとした大人の休日コーデといった雰囲気です。
ここにアウターとしてカーキのM-65を、前閉めスタイルで合わせます。
襟元から覗く白シャツが、爽やかな印象を与えてくれます。
また、M-65はY字ラインがスタイリッシュでお洒落見えします。
足元はブラウンの革靴でしっかりとした印象でコーデを締めましょう。
ミリタリージャケットを使った爽やかスタイリッシュとなるメンズコーデが完成します。
デザイン性に防寒性共に抜群のM-51で暖かお洒落なメンズコーデ!
続いては、ミリタリージャケット「M-51」についてご紹介します。
M-51は前項でご紹介したM-65同様に、アメリカ軍が野戦用に使用したアウターです。
ちなみに「M-51」の51は「1951年」、「M-65」の65は「1965年」と使用された年代をあらわしています。
M-51は「モッズコート」の呼び方が有名かもしれません。
モッズカルチャーとしてM-51を取り入れ大流行したことから、このネーミングで呼ばれるようになりました。
このことからもお分かりのように、カジュアルを代表するファッションアイテムなのです。
デザイン性に機能性も充分なモッズコートは、様々な表情を見せてくれますが、無骨な雰囲気よりは爽やかなファッションの方がお洒落見えします。
【M-51を爽やかカジュアルに!】
・トップス 白シャツにライトグレーニットセーターのレイヤードスタイル
・ボトムス ブルーのデニムパンツ
・アウター カーキのM-51
・足元 ブラウンの革靴
トップスは、白シャツにハイゲージのライトグレーニットセーターを合わせた、レイヤードスタイルになります。
ボトムスのブルーのデニムパンツには、タックアウトでこなれた雰囲気で合わせましょう。
襟元と裾から白シャツを覗かせるのがポイントです。
白シャツにデニム、ニットにデニムの爽やかカジュアルの二重奏ですね。
アウターに合わせるのはカーキというよりはグレイッシュカーキとなるM-51です。
ライトグレーと同系色となるので、爽やかなコーデの印象を崩すことなく馴染んでくれます。
足元は、ブラウンの革靴でしっかりとした印象を付けてコーデを締めましょう。
ミリタリージャケットを使った、爽やかカジュアルとなるメンズコーデが完成します。
ミリタリージャケット「N-3B」は抜群の防寒性!ダウンの次はこれ!
最後に、「N-3B」についてご紹介します。
N-3Bとは、マイナス10度から30度の極寒地での使用を想定して作られたミリタリージャケットです。
アラスカなどの極寒地で活躍する軍人に配布されたジャケットで、その防寒性はダウンにも引けを取らないほどになります。
また、防寒機能として装飾されたアイテムを含め優秀なデザイン性は、ファッションアイテムとしても機能してくれます。
男らしいスタイリングを表現するには、このN-3Bがおすすめです。
【シンプルコーデと合わせて存在感をアピール!】
・トップス 白のカットソー
・ボトムス 黒のスキニーデニムパンツ
・アウター 黒のN-3B
・足元 黒のスニーカー
トップスには白のカットソー、ボトムスの黒のスキニーデニムパンツにタックインして、細見えのシルエットを作りましょう。
ボリューミーなN-3Bは、細見えアイテムと合わせると、メリハリがつきモダンな雰囲気になります。
「冬にカットソー?」といった心配の声も聞かれそうですが、問題ありません。
アウターとして黒のN-3Bを羽織るので、インナーがカットソーだけでも充分に暖かいのです。
暖かさはもちろんですが、格好良いシルエットと上品なモノトーンコーデがお洒落に映えます。
足元は、黒のスニーカーでモノトーンコーデをまとめましょう。
ミリタリージャケットを使った、暖かいカジュアルメンズコーデが完成します。
ミリタリージャケットで男っぽくコーデを決めよう!
今回ミリタリージャケットを使ったメンズコーデをご紹介しました。
一口にミリタリージャケットと言っても、様々な種類があり様々な表情を見せてくれるのです。
しかし、いずれもその基本には無骨な男っぽい表情があるのですね。
スマートなお洒落も美しいですが、時には無骨な男っぽさもよろしいのではないでしょうか。
ミリタリージャケットを合わせたコーデで、野性味のある男を演出してみましょう。