シャツを旅行用のスーツケースにしまおうとすると、思っていた以上にかさばっていたということはよくあります。
他にも持っていきたいものがある場合、少しでも多く空きスペースが欲しいですよね。
「でも持っていくものはこれ以上減らせない」、そんなときに工夫できるのがシャツのたたみ方です。
シャツのたたみ方を覚えることで生まれるメリットを知ろう!
「シャツのたたみ方なんてそこまで変わらない」と思われがちです。
旅行に行く時に使うシャツのたたみ方次第で、非常にコンパクトにできます。
コンパクトだということは、それだけ収納スペースを減らせるということです。
旅行でシャツを入れるスペース分を減らせれば、手荷物を減らすことができます。
旅行というのはスケジュールとの戦いでもありますから、それだけ荷物の負担を減らし、移動を楽にするということに繋がります。
普段行けない所へ行ける機会に「荷物が重くて行きたいところに行く気力が無くなってしまった」ということが無くなるのは、とても大きな面といえるでしょう。
もちろんお土産の量も増やすことにも繋がります。
仕事であれば書類を増やせるため、使用できる種類も多様性を増します。
旅行の場面だけではなく家の収納にも応用でき、季節ものの整理や普段の収納もコンパクトになります。
収納スペースが増えることで毎日整理しやすくなり、お片付けも簡単キレイにまとめることができるようになるのです。
このように、たたみ方一つで生まれるメリットは無限大と言えます。
旅行に持っていくシャツはこうしてたたもう!基本的なたたみ方
最初にご紹介するのは、旅行先でも着る機会の多い半袖のTシャツのたたみ方です。
まず、シャツを前後裏返しにして置き、左右の袖をシャツの後ろ側に折ります。
両袖を折ったら、更にもう一度、中央に合わせて一回シャツの脇側を背中に合わせて折りたたみましょう。
左右を同じように折ったら、シャツの裾の部分を襟に向かって2つに折ります。
この方法は様々な場所で紹介されており、ここで終わりにしてしまう人も多くいます。
しかし、大事なのは次の工程です。
2つに折りたたんだシャツを正面にひっくり返し、さらに襟に向かって2つに折りたたみます。
ここの工程を飛ばしてTシャツをしまおうとすると、上にかさばる上にぐちゃぐちゃになってシワになってしまうので、必ず折りたたみましょう。
長袖のシャツも半袖のシャツと同じで、袖を折り込んでから左右の裾をもう一度折ります。
袖を折込むときは、袖の縫い目に合わせて折ることで、シワを作らずに収納することができますよ。
旅行などで持っていく場合のYシャツのたたみ方は、他のシャツとは少し順番が違います。
まずボタンを全て止めて、背中を上にしてから脇部分を中心に合わせて折ります。
それから袖の縫い目を折り返しましょう。
あとは普通のシャツと方法は同じですが、こちらは一度だけ2つに折りたたみます。
出張で困ってしまう、Yシャツの出先のシワの対策
最近は持ち運び用のスチームアイロンもありますが、出張や旅行に持っていくには少し重い道具です。
そのため、最初のシワ予防を重視して、取り扱う必要があります。
しかしシャツのたたみ方や、スーツケースへのしまい方によっては、どうしても出先で使うYシャツにシワができてしまうのを避けられない場合もあります。
そんなときにどうしたら、キレイにシワを取ることができるのでしょうか。
1番簡単な方法には、市販されているシワ取りスプレーがあります。
シワ取りスプレーはスーツにも使うことができる他、コンビニでも販売されているので、手軽に手に入れることができます。
ただ、素材によってはシミが付いてしまったり、使用に適していない素材もあるという欠点もあります。
使った後に大変なことになった、ということが無いように、きちんと素材との相性は確認しておきましょう。
スプレーではシワが取れなかった場合は、一度シャツ自体を湿らせるという方法があります。
劇的な改善とはいきませんが、一度湿らせて乾かすことでかなりシワが軽減されます。
ポイントは直接濡らすわけではない、ということです。
直接濡らしてしまうと乾かすのに時間がかかり、次の方法を試すこともできない、という事態に陥る危険性があります。
湿らせるときは、お風呂やシャワー室といった、湿り気のある部屋に干しておきましょう。
干した状態で別のことができるため、別の支度や仕事などに時間を使うことができます。
湿らせても軽減されないシワの場合は、最終手段としてドライヤーなどで一気に乾燥させます。
シャツを湿らせることと、ドライヤーでの乾燥をセットにすることは、アイロンでシワを伸ばしている状態にかなり近い効果があります。
そのため旅行先や出張先といった短時間の間にシワをとるには、手軽な方法といえます。
シャツだけじゃない!旅行先で使いたい洋服のたたみ方
旅行や出張に持っていく洋服は、シャツだけではありません。
スカートやパンツといったものもカバンに詰めることになります。
この2つも、シワになりにくくかつ旅行カバンにも入れやすい、というコンパクトになるたたみ方があります。
まずはパンツ類、スラックスなどのたたみ方です。
最初に真ん中で折り、縦半分に折りたたみます。
この時、折り込むのは正面を内側にします。
次に半分におったら飛び出しているおしりの方を折って、全体的に長方形になるようにしましょう。
最後は3等分になるように縦に折りたためば出来上がりです。
しまう場所やカバンの大きさに応じて4つに折る等、調整してください。
この方法はボクサーパンツやトランクスでも使いやすい方法です。
シワを作りたくないスラックスは形を整え、折り目に沿って折ると、シワになりにくくなります。
スカートもパンツ類と同じく、縦半分に折ってから、裾等広がりやすい部分を内側にまとめます。
長方形にまとめるようなイメージで折りたたむとわかりやすくなります。
あとは必要に応じて縦に折り、小さくまとめれば完成です。
シャツの下に着る下着類も、基本的には広がりやすい部分をまとめ、折りたたむ方法を使います。
タンクトップなら裾と肩紐が重なるように折り、横に折り込んで長方形にしてから、スペースに応じて縦に折りましょう。
たたみ方一つでシャツの収納が変わる!?収納のために覚えておきたいこと
旅行や家で使えるキレイなたたみ方を覚えても、実際のシャツの収納方法を知らなければ意味がありません。
キレイにシャツを収納する基本は、まずはシャツ類を立てて並べるということ。
先程お伝えしたたたみ方では、一度縦二つ折りにしたあと、更にもう一度縦に折りたたみました。
こうすることで収納場所の高さに応じてしまえる他、収納スペースの手前から奥まで、並べてしまうことができます。
縦に並べることで、平たくシャツを乗せていったときよりも取り出しやすくしまいやすくなります。
ただし、Yシャツの場合はシワにならないようにするため、平たい状態で収納します。
この時ただ上に載せていくだけでなく、裾と襟の位置を入れ替えながらしまうと、平面な状態で収納ができますよ。
そして、ズボンは丸めて収納するとしわになりにくくなります。
折ってしまうとクセが付いてしまうのですが、丸めるとシワになる折り目がないため、よりシワになりにくく収納することができるのです。
覚えておけば超便利!効率よく旅行カバンにシャツをしまう
旅行カバンへの収納も、家での収納と同じようなたたみ方をすれば、キレイにまとめることができます。
どちらの場合も「シワになりにくく、より多くシャツをしまうコツ」は「なるべく平らに・小さくしまうこと」だからです。
Tシャツは小さく折って手前から奥に向かって、スーツケースであれば短い辺の部分に入れていきます。
しかし問題はYシャツです。
タンスや引き出しのような固定された場所であれば、上下交互に収納することでシワを防ぐことができます。
ですが旅行カバンで同じことをすると、カバンが動いたときにシャツが動いてしまい、シワになってしまうのです。
そこで便利なのが、文房具売場に売られている、プラスチックの書類ケースです。
中にYシャツを入れると固定されて形が変わらず、周りから押されることもありません。
値段も安く軽いので、手軽に使えるため、非常に使いやすくなります。
シャツのたたみ方は、旅行にも収納にも役立つ!
シャツはたたみ方によって、大きくも小さくもなります。
旅行ではできるだけ小さく、コンパクトにシャツをまとめる必要がありますし、収納にもコツがいります。
そこで1番重要になってくるのが、シャツのたたみ方です。
小さくわかりやすくキレイにたたむ方法を知っておくことで、家の中でも外でも重要となる、スペースの確保がしやすくなるのです。