古くてもう履かないデニムや、サイズが合わずタンスにしまったままのデニムはありませんか?
履くことはないと思っても、思い出深い物はなかなか捨てられませんよね。
そんな方におすすめなのが、リメイクです。
愛着ある古着デニムを、ハンドメイドでおしゃれな小物に生まれ変わらせてみましょう。
こちらでは、リメイクしたくなるデニムのおしゃれな小物と、その作り方をご紹介します。
簡単なので是非チャレンジしてみてくださいね!
ハンドメイドで履かないデニムをおしゃれな小物に楽しくリメイク!
デニムは、使い古されてダメージや色落ちがあるものでも、その風合いが楽しめ、長く使える素材です。
愛着があってなかなか捨てられずタンスにしまったままのデニムも、新しく小物などにリメイクすれば再び活躍してくれます。
ハンドメイドでオリジナル小物が作れたら、さらに愛着が湧きますよね。
ちょっとした手間とアイデアでおしゃれな小物にリメイクできるので、是非チャレンジしてみましょう。
デニムでリメイクできる小物は沢山あります。
アクセサリー小物やキッチン小物から、バッグやクッションなどのインテリア小物まで、工夫次第で様々なおしゃれグッズに変身します。
持っているデニムのデザインや色を生かして、自分だけのオリジナル小物を作ってみませんか。
作り始めると夢中になって、その行程も楽しいものです。
出来上がりも楽しみに、さっそくハンドメイドしてみましょう。
次項から、おしゃれで使えるデニム小物とその作り方をご紹介していきます。
簡単なハンドメイドで作れる!デニムのアクセサリー小物
まずは、ハンドメイドで簡単な「アクセサリー小物」の作り方をご紹介します。
●デニムのコサージュ
バッグや帽子、もちろん洋服などにもワンポイントとして楽しめる、可愛らしいデニムコサージュです。
【材料:コサージュ2個分】
・デニム生地 ハギレ20cm角を2枚
(使わないジーンズから切り出します)
・コサージュピン 2個
・紺色のフェルト 直径4cmの円を2枚
・接着剤(ボンドやグルーガン)
【作り方】
①花びらとなるパーツをカットする
トイレットパーパーの芯を使って、20cm角のデニムのハギレに円を描いていきます。
コサージュ1個につき、6枚の花びらを使うので、必要分ハサミでカットしておきます。
②花芯のパーツをカットする
20cm角のデニムのハギレから、10×4cmの長方形をカットします。
細長くなるよう縦半分に折り、わの部分に切り込み(6mm間隔で深さ1cm)を入れます。
③花芯を作る
切り込みを入れら、端からクルクルときつめに巻いていきます。
巻き終わりを、針と糸でしっかり縫って止めます。
④花びらをつなぎ合わせる
円形にカットした6枚の花びらをずらして重ね、並べます。
花びらどうしの重なりは1cm程にしましょう。
また、デニムの表地と裏地の色でコントラストを出したい場合は、表地と裏地で交互に並べてみましょう。
花びらをずらし重ねて並べたら、下4~5mmの部分をぐし縫いしてつなぎます。
このあと糸を引き縮めるため、まだ玉止めはしないでおきましょう。
⑤花の形を整える
糸を引き縮めて、花びらの根元に程よくシワがよるよう調整します。
中心に花芯を置き、バランスを見ながら花びらのつなぎ終りを玉止めし、花芯を縫い付けます。
⑥ブローチ台を付ける
円形にカットしたフェルトにブローチピンを縫いつけます。
花の裏側の中心部分に接着剤でフェルトを付けて完成です。
デニムの表地と裏地の色の違いを花びらに上手く利用すれば、数種類作ることができます。
自分好みのコサージュを是非作ってみてくださいね。
ハンドメイドで挑戦!アクセサリー小物のデニムバッグ
次にご紹介するデニムのリメイク小物は「バッグ」です。
ミシンを使うのでハンドメイドでは少し上級に感じるかもしれませんが、比較的簡単な行程なのでチャレンジしてみましょう。
●デニムのトートバッグ
【材料】
・デニムのパンツやスカート
バッグ本体に使うデニムは、ウエスト部分からチャック下(股下)15センチ辺りまでなので、デニムパンツの場合はスカート状に作りかえる必要があります。
リッパーで股下をほぐし、開いた三角の部分は前も後ろも当て布をして縫い合わせておきます。
【作り方】
①バッグの本体部分を切り出す
出来上がりの大きさをイメージし、縫代分とマチ部分を考慮して裁断します。
カット位置はポケット部分にかからないように股下を切りましょう。
②持ち手を切り出す
持ち手は、余ったデニム生地から切り出して使えますが、デニムが厚い場合はミシンがかけづらいので、市販の持ち手テープなどを使いましょう。
切り出しを使う場合は好みの長さにカットし、持ち手用に縫っておきます。
③バッグの底とマチ部分を縫う
切り出したデニムを裏返し、底になる部分を縫い合わせます。
底の角の部分を広げて三角形に縫い、マチを作ります。
④持ち手を縫いつける
好みの長さになるよう、バッグ本体に持ち手を縫い付けます。
⑤表に裏返す
表に裏返したら出来上がりです。
このデニムのリメイクバックは、ミシンで縫う箇所が少なく、底とマチ、持ち手の縫い付けだけで作れます。
上級と書きましたが、意外と簡単にハンドメイドでき、アレンジも膨らむリメイクアイテムなので挑戦してみましょう。
キッチン小物もデニムリメイクで作ろう!
次にご紹介するのは、デニムリメイクで作る「キッチン小物」です。
●デニムの鍋敷き
こちらも、簡単なハンドメイドで出来上がる、使えるおしゃれな小物です。
【材料】
・デニム生地 ハギレ17×20cm
(使わないジーンズから切り出す)
・タオル 三つ折の状態で17×17cm程度
(デニムのサイズより小さめにカット)
・レザーの端切れなど
(紐やデニムの端切れなどでも可)
・クリアファイル
・アクリル絵の具
・メラニンスポンジ
【作り方】
①デニムとタオルをカットして用意
ジーンズから、デニムを必要な大きさに切り出します。
ダメージ部分や色落ち部分など使うものおしゃれです。
タオルは中綿の代わりなので、必要な大きさにカットし、よれ防止のため三つ折の状態で軽く縫っておきましょう。
②ワンポイントのステンシル加工をする
クリアファイルに好きな文字や柄を描き、カッターで切り抜きます。
デニムの好きな場所に載せ、ステンシルします。
白など好みの色のアクリル絵の具を、メラニンスポンジでポンポンと叩いて写しましょう。
③デニムを袋状に縫う
ステンシルが乾いたら、2枚のデニムを袋状に縫い合わせます。
中綿になるタオルを入れ、さらにタオルごと縫ってよれを防止しましょう。
切れ端や縫い目などはあえて無造作に、縫い糸はアクセントとなるカラー糸を使うとおしゃれ感がアップします。
④持ち手を付ける
四角く縫い終えたデニムの角に、持ち手となるレザーの端切れを縫い付けて完成です。
持ち手を縫い付ける時も、ジグザグ縫いなど縫い方を工夫してワイルドさを出すとおしゃれです。
このデニムの鍋敷きは、厚手で鍋つかみとしても使えるので重宝しますよ。
古着デニムでおしゃれな「インテリア小物」をハンドメイド
デニムリメイクの「バッグ」の作り方を前にご紹介しましたが、同じような行程で簡単にハンドメイドできるインテリア小物があります。
「デニムクッションカバー」です。
クッションもデニムパンツなどの股上の部分を使用して作ります。
バッグの時と同じように、デニムパンツを利用する場合はスカート状に縫い合わせて縫製します。
●デニムのクッションカバー
デニムリメイクのクッションは、シルエットやデザインの面白さが味わえ、インテリアとしてアクセントになるのでおすすめの小物です。
【材料】
・デニムのパンツやスカート
【作り方】
①デニムを切り出す
デニムを平置きした状態でウエストの長さを測り、ウエスト丈より縫代分長めにデニムを切り出します。
デニムパンツの場合はリッパーで股下をほぐし、開いた三角の部分は全体が正方形になるよう引っ張り寄せ、重ね合わせて縫います。
リッパーでほぐすのが面倒な場合には、縫い目に沿ってカットし縫い合わせてしまいましょう。
②正方形の袋状に縫い合わせる
切り出したデニムを裏返し、片側を縫い合わせます。
③クッションの入り口を作る
空いているもう片方をクッションの入り口にします。
切れ端処理をして、マジックテープやボタンを取り付けます。
④クッションを入れる
中にクッションを入れれば出来上りです。
ご紹介した作り方のクッションカバー以外にも、デニムをパッチワークのように接ぎ合わせて作るなど、アイデア次第で様々なオリジナルのクッションカバーが作れます。
デニムリメイクは多種多様!作れる小物もアイデア次第
これまで、古着デニムのリメイクアイデアと作り方をいくつかご紹介してきました。
デニムは、簡単なハンドメイドでおしゃれな小物に変身させられる、万能素材ですよね。
色合いや質感が魅力的なデニムは、どんな小物にもリメイクしやすく、自由にアレンジできます。
デニムリメイクに決まりはないので、アイデア次第で様々な小物に変身させられますが、何かにリメイクしたいと思っている方も、イメージが湧かなければ作りにくいものです。
ご紹介したもの以外にも、デニムのリメイクアイデアは沢山あります。
最後に、デニムリメイクでどんな物が作れるのか作品例をご紹介します。
【ハンドメイドも簡単なデニム小物】
・デニムリボンのヘアゴム
・シュシュ
【ポケットを生かしたデニム小物】
・コースター(ポケットの切り抜き)
・ウォールポケット
・ハウスシューズ(スリッパ)
【切貼りしただけのデニム小物】
・BOXティッシュカバー
・デニム缶(ペンたて)
【手の込んだデニムリメイク】
・エプロン
・スマホカバー
・デニムのリース
このように、ハンドメイドでリメイクできるアイデアは沢山あります。
興味のある方は、本やネットに数多くのアイデアや作り方が載っているので、是非調べてハンドメイドにチャレンジしてみてくださいね。
遊び心を取り入れて楽しくデニムリメイクにチャレンジ!
デニムリメイクは、ベルト部分やポケットなどそのまま利用できるので、工夫次第で簡単におしゃれな小物が作れます。
タンスにしまったままのデニムがあったら、ハンドメイドで新しくよみがえらせてみましょう。
デニムならではの、味のある作品が作れるはずです。
是非、楽しみながらリメイクにチャレンジしてみてくださいね。