ジーンズの股下がすぐに破れてしまうのは何とかできるのか?

ベストジーニスト賞とまではいかなくても、お洒落にジーンズを履きこなしていたいですよね。

「お気に入りのジーンズもすぐに股下部分が破れてしまう…」このようなこと、ジーニストの皆様なら何度も経験されているかと思います。

なぜ、ジーンズの股下の破れは頻繁に起きてしまうのでしょうか。

愛着あるジーンズでのおしゃれを楽しむ破れなどの弊害は、原因を知って対策しましょう。

ジーンズの股下が破れやすい2つの大きな理由!

さて、このジーンズですが他の衣類に比べても何故だか特に股下部分が破れやすいと感じている方が多いようですね。

実はこれには2つの大きな理由が存在します。

その大きな理由の1つ目は「汗」です。

勿論汗でジーンズが溶けるということではなく、汗が原因となって破れやすくなっていくということです。

汗をすった生地がフェルト化(縮む)してしまいます。

そのまま履き続けることで無理が限界に達すると破けてしまいます。

また、フェルト化しないまでも汗で繊維の柔軟性が奪われて破れやすくなるとも言われていますね。

そしてもう一つが、ジーンズを洗濯しないことがあげられます。

確かに、以前はジーンズが傷みやすいので洗濯は避けた方が良いとされていました。

しかし、汗を吸ったジーンズを洗濯しないで履き続ければフェルト化の悪化は免れません。

結果的に、ジーンズの寿命を早めてしまっていたのです。

股下の破れ防止などジーンズを長く履くには洗濯と複数本のローテーション!

ジーンズの股下破れを引き起こす天敵となるのは、「汗と無洗濯」ということは前述の通りです。

これらからもお分かりいただけるように、ジーンズを長く履き続けるのであれば、定期的に洗濯をする必要があるわけですね。

そしてここにもう一つ大切なことがあります。

日本の気候から考えますと、洗濯をして完全に乾き切るのには72時間必要とも言われています。

それから考えますと、洗ってから3日はそのジーンズを履くことができなくなります。

勿論、乾き切っていない状態で履くことも、乾燥機を使って早く乾かすことも可能ですが、ジーンズがより傷みやすくなる危険があるのであまりおすすめいたしません。

従って、洗濯(メンテナンス)期間はそのジーンズを履けなくなってしまうので、ジーンズを履くのであれば代わりのジーンズを用意して履くことをおすすめします。

これには一本のジーンズへの負担軽減もあるので、洗濯(メンテナンス)と合わせて考えますと、複数本のジーンズをローテーションして使いまわすことが理想的な対応策になります。

股下破れ防止他ジーンズを長く履く為のその他の工夫!

前項でジーンズを長い間履き続けるには定期的な洗濯と複数本のローテーション使用をおすすめしました。

これ以外にもちょっとした心がけ一つでお気に入りのジーンズを長く履くことができるようになるコツがありますのでご紹介しておきます。

まずは股下に限らないのですが、なるべくジーンズのポケットにものを入れないことです。

確かに、物を入れるためにあるポケットですし、お財布や携帯電話などを入れておくには非常に便利です。

ですが、ポケットに物を入れておくと内布がダメージを受けて破れてしまうことがあります。

このことから、ポケットの用途には反するのですが、なるべくポケットに物を入れないようにしましょう。

また、ジーンズ着用時には自転車に乗るのをできれば避けたいですね。

これはサドルに接触する部分に相当な摩擦による負荷かがかかってしまい股下の破れにも影響が出てまいります。

さらには座っている際に極力擦らないようにしたいですね。

椅子や畳などにジーンズで座り、そのままするような体位の変更はジーンズのダメージに繋がってしまいます。

そして、脱いだ後洗濯をしない場合でも湿気を取るとジーンズ持ちが大分良くなるようです。

しかし、実際にこれら全てをやるとなると毎日息が詰まってしまいそうですね。

強制観念ではなく、心掛けとして頭に入れておくだけでも違ってくると思いますよ。

股擦れ防止加工でジーンズの股下破れも格段に軽減!

前項で、ジーンズを長持ちさせるための心得的なお話をいたしました。

ここでは、実際に直接に手を加えジーンズの股下破れを防止する方法についてご紹介いたします。

それは、ジーンズの裏側股の部分に当て布をする股擦れ防止加工を施すことです。

これを施すことで股下の破れが格段に減ります。

やり方は至って簡単で、まずはご自身のジーンズのもっとも負担となる場所(当て布を施す場所)を確認します。

次にジーンズと同系色の布をその当てる部分に合わせた適度なサイズと形にカットします。

そして、その布をジーンズの生地は厚めなのでミシンを使って(手縫いはおすすめしません)縫い付けていきます。

この際に、ミシン糸もジーンズと同系色のものを使うと仕上がりも目立たなくて良いですね。

布に関しては、可能であれば伸縮するタイプで薄い方が履き心地や効果としても良くなります。

勿論この当て布は既にあいてしまった穴の補修としても活用できますが、穴があく前から予防対策として施しておくのがおすすめです。

ジーンズの当て布が面倒な方には便利グッズの活用も!

ジーンズの股下破れ予防又は既に破れてしまった場合の補修として当て布をおすすめいたしましたが、ミシンが使えないなどということもあり得ますね。

そのような場合には、とても便利なグッズが販売されていますのでご紹介しておきます。

それはアイロンで擦るだけで完成するパッチです。

「デニムひざあて」などというネーミングのものや100円均一ショップなどでも似たような種類のものが置いてあります。

ジーンズに合わせ何種類かのカラーがありますので、近いものを選べます。

使用方法は至って簡単で、補正又は補強する部分(ジーンズ裏側)に接着剤が付いている方を接するように置き、上から当て布をしてアイロンでプレス、これだけで完成です。

これを施しておけば、足がジーンズと擦れるのはパッチ部分になりジーンズの生地と足の擦れが軽減されるようになります。

パッチ利用者からは1年以上良好に使い続けているという声もありますね。

このパッチも補正用ということで使われていますが、股下部分が薄くなってきたと感じたら予防策として早めの対応を施すのが良いと思われます。

完全に破れてしまう前に補強として使われることからおすすめいたします。

そうすることでジーンズの寿命が今まで以上に伸びるはずです。

ジーンズはたとえ破れても修理で再生可能!リペア専門店もある!

ジーンズは愛好家にはたまらなく愛着のある衣服になりますね。

長く履き続けるほどに、ご自身の体形にヒットしてくるのですから、その気持ちも充分に理解できます。

また、そこまでの愛好家ではないにしても折角ご自身に合う一本として購入して履き続けたものです。

股下が破れたから捨てようではなく、前述のように予防と補強でできる限り長く使用したいものですよね。

中には、このリペアからカラーリングなども含めリメイクへと広げてそれを楽しんでいる方もいらっしゃるようです。

このように、ジーンズは愛着を持って接すると、その分長く丈夫でいてくれます。

仮にご自身ではリペアができないような時には、ジーンズのリペア専門店も数多く存在しています。

その仕上がりは抜群で、プロの手によって見事に再生されると話題になっています。

もしご興味があればインターネットなどで覗かれてみると良いですよ。

ジーンズはケア次第で寿命が長くなります。

是非、今あるジーンズを長く愛用してください。

愛着あるジーンズとは長い付き合いを!

ジーンズの股下は破れやすく、おしゃれに着こなしたいジーニストにとっては悩みの種です。

すでに穴あきジーンズを処分してしまった、という方もいらっしゃるかもしれませんね。

折角馴染んで愛着がわいてきたジーンズです。

ダメージ予防と補修(リペア)で、できるだけ長い付き合いでおしゃれのワンポイントに活用しましょう。