スカートを堂々と履くことができるのは、女性の特権ともいえますね。
しかし、スカートを履いて歩いていると、いつの間にか後ろにあったはずのファスナーが左右にずれていたりしませんか。
それに気づいた瞬間は、とても恥ずかしいですよね。
知らない間にスカートが回る経験は、多くの女性がしていると思います。
なぜ、スカートが回ってしまうのでしょうか。
今回は、スカートが回る原因と対策についてご紹介します。
スカートはどんな印象?
女性が履くスカートの種類には、長さだけでもマイクロミニスカート・ミニ(ショート)スカート・ミディスカート・ミモレ丈スカート・マキシスカート・ロングスカートなどがあります。
代表的なデザインには、フレアスカート・ギャザースカート・プリーツスカート・ペンシルスカート・コクーンスカート・ぺプラムスカート・チュールスカートなどがあります。
このように、スカートにはたくさんの選択肢があるため、女性一人一人の好みに合ったデザインを選んで履くことができます。
女性の腰下ファッションには、ガウチョパンツやスカンツなど様々なアイテムがある中で、あえてスカートを選ぶ理由には一体どんなことがあるのでしょうか。
多かった意見を順番にご紹介します。
●「女性らしい」
●「カワイイ」
●「暑い季節の暑さ対策」
●「コンプレックスな太もものラインを隠せる」
●「トイレの時に楽に脱ぎやすい」
以上からお分かりいただけるように、スカートはより女性らしく可愛く見せるための、大事なファッションアイテムなのです。
しかしながら、いつの間にかスカートが回ることで困っている女性も多いのです。
なぜ、スカートが勝手に回ってしまうのでしょうか。
スカートが回る対策が知りたい!原因はどこに?
ウエストサイズはピッタリなはずなのに、歩いているうちに自然とスカートが回るのはどうしてなのでしょうか。
スカートの素材が変わっても、静電気防止のスプレーをしてみても、何も変わらずにスカートが回るのであれば、考えられる原因は1つしかありません。
それは「骨盤の歪み」です。
ずれているのはスカートではなくて、骨盤がずれている可能性があるのです。
骨盤が体のどこにあるか、みなさんもお分かりですね。
骨盤はそもそも体の中心にあるべきものです。
しかし、何らかの理由で骨盤が歪んでずれてしまうと、歩行する際の脚の動きにも影響を及ぼします。
自分自身では自覚できるものではありませんが、右脚や左脚が対称に動かないことで、スカートが回ってしまうのです。
スカートの回り方によって、骨盤がどの方向に歪んでいるのかを知ることができます。
スカートが時計回りに回る場合は、左腸骨が前方に、右腸骨が後方に歪んでいる恐れがあります。
そして、スカートが反時計回りに回る場合は、その反対に歪んでいる恐れがあります。
そういった場合は、骨盤の歪みを改善する対策をとる必要があります。
みなさんの履いているスカートは、どの方向に回っていますか。
スカートが回るなら骨盤歪みをチェックしてみよう!
スカートが回らないようにするには、まずは自分にフィットしたサイズのスカートを選択することが大切です。
ゆる過ぎても、反対にきつ過ぎても、スカートが回りやすくなってしまいます。
当然なことと思われるかもしれませんが、合っていないサイズのスカートを履いている女性も意外と多いのです。
そして、前項でお伝えしたように、スカートが回る大きな原因には骨盤の歪みがあります。
それでは、どうして骨盤の位置が体の中心からずれてしまうのでしょうか。
実は、毎日何気なく行っているあなたの生活習慣が、大きな影響を与えているのです。
いわゆる、人それぞれにある、自然とやってしまう癖ですね。
例を挙げると、椅子に座る際には必ず足を組む・荷物を持つのが常に同じ側・片足に体重をかけて立つ・長い時間同じ姿勢のままでいることです。
どれも、誰もがやってしまいがちな動作ですよね。
このように、重心が傾いた姿勢を常にとってしまうことで、無自覚のまま骨盤がずれていってしまうのです。
骨盤が歪んでしまうと、内臓下垂などの様々な不調を引き起こします。
スカートが回りやすいなと思う人は、骨盤の歪み具合いをセルフチェックしてみましょう。
その方法はとても簡単で、目を閉じたままその場で10歩足踏みするだけです。
仮に骨盤が左に歪んでいる場合は、左回りに方向が変わってしまうはずです。
実際にやってみましょう。
次はいよいよ、スカートが回るのを防ぐ対策についてご紹介します。
スカートが回るのを防ぐ最初の対策は骨盤の歪みを矯正すること
気づかない間にスカートが回っていると、せっかくのオシャレも台無しになりかねません。
何か良い対策はないのか気になりますよね。
ここからは、スカートが回るのを防ぐ対策をご紹介していきます。
まずは、骨盤の歪みを矯正して正しい位置に戻すことが大切です。
骨盤は体を支え、脊柱を通じて脳をも支えています。
さらに、二足歩行を支える・座る際の台座としての役割・臓器の受け皿としての役割などもしてくれています。
女性に関しては、妊娠・出産にも大きく関わってきます。
まさに体の要となる大切な存在なのです。
骨盤の歪みを矯正するために重要なことは、インナーマッスルを鍛えることです。
市販されているバランスボールを使用しましょう。
バランスボールの上に座り、腰を前後左右に動かしてみましょう。
慣れないうちは無理に腰を動かさなくても、ただバランスボールの上に座っているだけで骨盤底筋群にアプローチできますよ。
テレビを見ながらでもできるので、バランスボールをどんどん使っていきましょう。
スカートが回るのを防ぐ対策の骨盤矯正は就寝前にも行うと◎!
スカートが回るのを防ぐには、骨盤矯正することが重要です。
就寝前の骨盤ストレッチは歪みを改善して、スカートが回らないための対策におすすめです。
骨盤は、上半身と下半身をつなぐ重要なパーツです。
ですから、発生してしまった歪みは、その日のうちにすぐに対処したいですよね。
毎日、就寝前の10分間で、骨盤の歪みをリセットしましょう。
骨盤ストレッチを行うことで上質な睡眠にもつながるので、まさに一石二鳥です。
ポイントは、リラックスした状態で呼吸を止めずに、大きくゆっくり行うことです。
①脚を骨盤と同じ幅に開いたら膝の力を抜いて、大きく円を描くように骨盤をまわします。
左右30回行ってください。
②今度は寝そべって、手を体の横に置いて両膝を立てます。
息を吸って吐きつつ、両膝が離れないように気をつけながら脚を左右に倒しましょう。
そのまま10秒間キープしましょう。
左右10回行いましょう。
③次は仰向けになって、膝を両手で抱えます。
膝と額をくっつけるように意識して、背中全体を刺激するように転がりましょう。
約20回行ってください。
歩き方の改善もスカートが回るのを防ぐ対策になる!
スカートが回るのを防ぐ対策としては、普段している歩き方を改善することも有効です。
毎日の何気ない歩き方に気を付けることで、骨盤の歪み防止効果が期待できるのです。
みなさんは、自分が普段どんな歩き方をしているか知っていますか。
「歩き方なんて意識していなかった…」という人も多いでしょう。
歩く際に、膝が前に出るような重心の低い歩き方をしている人は要注意です。
その歩き方は、骨盤が歪む原因の一つになっています。
スカートが回るだけでなく、ルックス的にもスマートとは言えません。
そこで、間違った癖を矯正することができる、骨盤ウォーキング方法をご紹介します。
まず、目線は10m前方に向けましょう。
顎が上がり、正しい姿勢が保持されやすくなります。
膝を前に出すように脚を上げ、かかとから地面につけます。
そして、骨盤に体重を乗せるように重心を移動させていきましょう。
背筋をしっかりと伸ばして、大股を意識して歩いてください。
腰の下から動かす意識をするだけでも、骨盤が歪みにくい習慣がついたり、脂肪燃焼効果も期待できますよ。
スカートが回らない=骨盤が歪んでいない証明
誰にでも起こりやすい骨盤の歪みが、スカートが回る大きな原因の一つになっていたのですね。
スカートが回らないようにする対策は、どれも簡単なことなので、今日からでも開始できます。
姿勢の美しい人や、歩き方がスマートな人は、それだけでも人の視線を惹きつけることができます。
「素敵なスカート」+「美姿勢」で、さらに魅力的な女性を目指しましょう。