オシャレ上級者編!コートと靴を同じ色で合わせてみよう

寒い冬は暖かさを求めて身に着けるアイテムが増えるので、オシャレを楽しむには最適な季節。

鏡の前でコーディネートを考えるだけでも楽しいものですが、色の組み合わせに悩む方も多いのではないでしょうか?

迷っているうちに時間になり、急いで靴を履いてみたら全身冴えない色合わせになっていることも。

そこで、この季節の代名詞でもあるコートと靴をあえて同じ色で合わせて、オシャレ上級者に近づく方法を探ってみましょう!

コートや靴を買うと、いつも同じ色になってしまう?

ファストブランドの台頭により手軽に買い足せるようになった服に比べて、凝れば凝るほど高価なものになりがちなコートや靴。

ヘビロテして傷んでいない限り、毎シーズン買い替える方は少ないかもしれません。

そんなコートや靴を購入する際、どんなことを気にしていますか?

素材・色・丈・顔映り、そして何よりもどれだけ着回せるかではないでしょうか。

実際、ファッション雑誌でも着回し特集が大人気となっています。

可愛いデザインだけど着回しがきかなそうな色や、手持ちの服とは合わなそうな色よりも、ついベーシックな色を選んでしまいがちですよね。

その結果、せっかく新調したコートや靴を身に着けても代わり映えのないコーディネートに。

気づけばクローゼットやシューズボックスがほぼ同じ色で埋め尽くされていた、なんてことも。

でも、そのコートや靴がとびきりオシャレなコーディネートで生まれ変わるとしたらどうでしょうか?

好きな色を手に取ってしまうのは当たり前のこと。

ここは思い切って、同じ色でまとめたコーディネートを極めてみましょう!

同じ色はいくつまで使える?オシャレの鉄則を知る

セールで安くなっていたコートや靴が、タンスの肥やしになってしまうことがありますよね。

ですが、ある簡単なオシャレの鉄則を知れば、それを使って見違えるような着こなしを楽しむことができるのです。

そんな魔法のような鉄則とは、一体なんでしょうか?

それは、『全身コーディネート中のどれか2つを同じ色にする』というもの。

一度は聞いたことのある方法かもしれませんが、これを実践するだけでオシャレ度はグンと上がります。

冬は屋内で長時間すごすのでない限り、人目に触れる機会が一番多いアイテムは、コートと靴になります。

実際、向かいから歩いてくる人のファッションでまず目に入るのは、コートと靴ではないでしょうか?

この色合わせが微妙だと、ぱっと見でちょっと残念なコーディネートに感じてしまうもの。

同じように、ショーウィンドウに映る自分の姿を見て、がっかりすることもあるかもしれません。

コートと靴はファッションだけでなく、自分の印象やイメージを大きく左右するといっても過言ではありません。

これを同じ色でコーディネートしてみるだけで、あっという間にこなれたファッションに!

主役に据えるアイテムをコートや靴に変えてみよう!

お気に入りのトップスやボトムスを元に、その日のコーディネートを考える方が多いようですが、あえて違うアイテムを主役にするだけでマンネリ化は避けられます。

おすすめしたいのは、コートと靴。

この2つを同じ色でまとめたコーディネートを組んでみましょう。

「コートはすぐ脱いでしまうし、靴はそこまで目立つものではないし・・・」

本当にそうでしょうか?

まず、コートは面積が広いので、パッと羽織るだけで印象を変えることができます。

選ぶ形によって知的な印象を与えもしますし、選ぶ色によって一気に華やかにもなります。

そして、自分の視界にも入りやすいアイテムなので着ているだけでも気分が高揚します。

また、靴は意外と見られているものです。

例えば、電車で座ってスマホを触っているときの目線は下にありますし、エスカレーターで前に立っている人の足元も自然に視界に入ってきますよね。

ただ、目につくアイテムなだけに、この2つを同じ色にするのは難易度が高そうに感じるかもしれません。

コートや靴の色のバランスはどうする?

では、コートと靴を同じ色にしたコーディネートの場合、全身の色使いはどうしたら良いのでしょうか。

一般的には『全身を3色でまとめるとバランスが良い』と言われています。

ただ、どんな色でも3つあればいいというわけではないので、選んだ色がそれぞれ合っているのか自信が持てないこともありますよね。

まず色を決めるときには、ベースカラー(全体的な見た目の雰囲気をつくる基礎となる色)、アソートカラー(ベースカラーを補佐する色)、アクセントカラー(変化をつける色)を意識してみましょう。

この3つの配分を6:3:1にすると、バランス良くまとまります。

ベースカラーに選ぶと間違いが少ないのは、どんな色とも比較的合わせやすい黒・白・グレーなどのモノトーンです。

そうすることによって、アソートカラーやアクセントカラーに選ぶ色の選択肢が広がるので、その日の気分に合わせてビビット系やパステル系などテーマを決めるとコーディネートがつくりやすくなります。

そこにオシャレの鉄則『どれか2つのアイテムを同じ色にする』をコートと靴に当てはめてみれば、オシャレ上級者です!

コートと靴を同じ色にするときに注意することは?

人の視界に入りやすいコートと靴だからこそ、色合わせで注意すべき点もあります。

それは『隣り合う色を同じ色にしない』ということです。

例えば、赤いコートに赤いブーツを合わせる場合はどうでしょうか?

どちらも丈が長いものを選んでしまったら、全身が真っ赤になってしまいますよね。

これが黄色でも青でも、バランスが良いとはいえなくなります。

上記の場合は、どちらかの丈を短くするか両方を短いものにすれば、とても素敵なコーディネートになります。

また、ボトムスやタイツといった繋ぎになるアイテムを黒やダークブラウンにすれば、こなれた雰囲気に。

このように、着丈や繋ぎとなる部分の色に気をつけるだけで、コートと靴を同じ色にまとめるコーディネートができるようになります。

これはドレッシーにもカジュアルにも当てはめられるので、トライしてみてください!

無地と柄物でつくる同色コーディネート

同じブランドでコートや靴を選んでも全く同じ色ではないこともあるので、やはり抵抗があるという方もいるかもしれませんね。

そういう方には、無地と柄物で同じ色を組み合わせることをおすすめします。

最近のトレンドを見てみると、無地よりもチェック柄・花柄・アニマル柄などが多いので、好きな柄物で同じ色を探してみると楽しいかもしれません。

コートと靴のどちらを柄物にするかによって雰囲気が大きく変わるので、手持ちの服との相性を考えて選んでみると良さそうです。

また、どちらかにブローチなどの飾りでアクセントをつけることによって視線をそこに集めたり、素材で変化をつけるのも、色をなじませるには効果的な方法です。

自分で考えるとどうしても色の思考が固定化されてしまうので、ファッション系のインスタグラマーやタグをフォローしてみたり、外資系ファッションブランドのサイトを閲覧して、意外な色の組み合わせや新しい視点を取り入れてみるのもおすすめです。

目からウロコな色使いが勉強になりますし、発想が柔軟になっていきますよ!

同じ色を使うコーディネートは難しくない!

オシャレの鉄則や配色のポイントを意識することで、コーディネートに関する悩みは解決できます。

あえて同じ色を組み合わせることに挑戦しても失敗は少なくなくなります。

そして、もっと難易度の高いコーディネートができるようになるかもしれません。

活動的、明るい、可愛い、大人しい、おしとやか、といった見た目の印象を自在に変えられる色。

自分には無理と決めつけるのではなく、まずは同じ色のコートと靴を合わせて、いつもとは違う自分を演出してみてください!