洗濯に失敗したり、着なくなっても捨てるのに忍びなかったりする、古くなったニットやセーターは手元にありませんか。
簡単な工夫やアレンジで、リメイク小物にリサイクルして生まれ変わらせる方法があります。
こちらで不要なニットを小物へリメイクする、おすすめのアイディアをご紹介していきます。
簡単にできるので、ぜひ挑戦してみてください。
ニットを切って縫うだけで小物にリメイク!手袋を作ろう
まずは、切って縫うだけで簡単にできる小物リメイクとして、ニットを手袋にリメイクする方法をご紹介しましょう。
ミシンがあればあっという間にできますし、手縫いでも簡単にリメイクできるのでおすすめですよ。
【準備するもの】
・ニットやセーター
・まち針
・はさみ
・マジックペン
・ミシン、手縫いの場合は縫い針
【手順】
①初めにニットやセーターを裏返し、脇部分と裾部分を利用できるように形を整えます。
②ニットの裾部分が手首に、脇部分に小指がくるように手を当てて、実寸よりも少し大きめにマジックペンを使って型を取ります。
③ペンで取った型よりもさらにゆとりを持たせて、ニットを大きめに切ります。
④まち針で固定し、ペンで付けた線の上を縫っていきます。
⑤縫い終わったら裏返して完成です。
使ったニットが無地なら、ボタンを付けたり刺繍をしたり、アップリケを付けたりしてアレンジすると可愛らしくなりますよ。
大人用に子ども用に!ニット帽がリメイクで作れる!
こちらも切って縫うだけでできる、簡単なニットの小物リメイクです。
手袋の次はニット帽を作ってみましょう。
ニットがボーダーやドットの柄があるものなら、可愛らしく仕上がるでしょう。
【準備するもの】
・ニットやセーター
・大きさの参考にするニット帽
・まち針
・はさみ
・ミシンor縫い針
【手順】
①こちらもニットやセーターの裾部分を活用するので、あらかじめ裏返しておきます。
②ニット帽の大きさを、普段使用しているもので型取ります。
ニットの裾に、参考にするニット帽を合わせて置いてください。
③ニット帽の周りに、形に添うようにまち針をうちます。
④まち針を目安にしてミシンや手縫いで縫っていきます。
⑤縫い終わったら縫い目の1cm外側くらいを、はさみで切って裏返したら完成です。
子供用のニット帽なら、仕上がり後にポンポンを縫い付けてみると、可愛い仕上がりになるのではないでしょうか。
ニットの袖を活用して足元の暖か小物にリメイク!
今度はニットやセーターの袖を活かして、レッグウォーマーを作ってみましょう。
冬の寒い時期には活躍するリメイク小物なのでおすすめですよ。
【準備するもの】
・ニットやセーター
・ゴム(できれば幅が広めなものがおすすめ)
・まち針
・はさみ
・ミシン(使用する糸は太めがおすすめ)
【手順】
①ニットの袖を切り、裏返して形を整えておきます。
②脚のサイズに合わせたゴムを切っておき、切ったニットの袖にゴムを当てて折り、まち針で固定します。
袖の切り口を折って、ゴムを包むようなイメージです。
③ゴムをニットの上から縫い付け、裏返したら完成です。
袖部分に脚を通してもずり落ちてこない場合は、切った端をほつれないようにミシンで縫うだけですぐに完成しますよ。
また、アレンジとしてボタンやリボンをつけてみても、オリジナリティ溢れるリメイク小物となるでしょう。
こちらでは袖を活用しましたが、身ごろ部分を使ってもリメイクできるので、チャレンジしてみてくださいね。
ニットリメイクの残りを使ってさらにコースターにリメイク!
袖や身ごろ部分を使用してしまい、ニットの再利用ができる部分が少ない半端な部分は、ちょっとした小物を作るのに活躍します。
残った端切れ部分のニットを使って、コースターにリメイクしてみましょう。
ニットでできたコースターを寒い時期に使えば、いただく飲み物も暖かく見えそうですね。
【準備するもの】
・ニットの端切れ
・裏地となるお好みの生地
・はさみ
・ミシン
・縫い針
【手順】
①使いたい端切れのニットとコースターの裏地となる生地を、10cm角に切り揃えておきます。
②ニットと裏地を中表に合わせ、後で裏返す返し口以外の辺を縫い合わせます。
③裏返して表地を出し、返し口を手縫いで始末します。
④アイロンのスチームを軽く当てて、形を整えたら完成です。
今回は四角のコースターをご紹介しましたが、お好みで丸いコースターを作ったり、お好みのワッペンなどで飾ってみても楽しいですね。
クッションカバーにリメイク!見た目も暖かい小物に
しっかりした生地のニットやセーターは、処分するのには忍びないと思ったことはありませんか。
そんなときにおすすめなのが、クッションカバーにリメイクする方法です。
お気に入りだったニットをインテリア小物に変身させれば、その生地のよさも活かせるでしょう。
特にケーブルニットといったものは、クッションカバーに適しているのでおすすめです。
【準備するもの】
・ニットやセーター(ざっくりした編み目のしっかりとした生地のものがおすすめ)
・まち針
・はさみ
・ミシン
・縫い針
【手順】
①前後の身ごろ部分を活用するので、ニットを裏返しておき形を整えておきます。
もしも編み地が裏表変わらず、ニットの表に毛玉がある場合には、裏のほうがきれいなことが考えられるので、裏返さなくても大丈夫です。
②袖を切り落とします。
③クッションカバーの両面の生地を切り出します。
このとき、中に入れるクッションよりも1cm程度大きく切ってください。
④中表にしてまち針で固定し、縫い合わせます。
⑤コースターのときと同様に、3辺を縫い合わせ、返し口を中央に残し最後の1辺を縫います。
⑥返し口から裏返して、返し口に中に入れるクッション材を押し込んでいきます。
⑦返し口を手縫いで縫い合わせたら完成です。
使用するニットがカーディガンなら、前身ごろのボタンを活かして取り出し口にできるので、より簡単にできます。
お手入れもしやすいのでおすすめですよ。
ニットをバッグにリメイクしてみよう!2パターンご紹介
最後に、着古したニットを簡単にバッグにリメイクする方法を2つご紹介します。
【準備するもの】
・ニットやセーター
・まち針
・はさみ
・ミシン
◎エコバッグタイプ
【手順】
①ニットを裏返して形を整えます。
②首元と袖を切り落とします。
首元の切り込み方次第でバッグの持ち手の長さが変わってくるので、お好みの長さに調節してください。
③切り落とした全ての切り口をジグザク縫いで縫い合わせていきます。
④好みの形にバッグのマチを縫ったら完成です。
素材がニットなので、持ち手が程よい感じに伸びそうな仕上がりになるでしょう。
◎セカンドバッグタイプ
【手順】
①ニットを裏返し、バッグのサイズを決めます。
裾部分を出し入れ口にするので、余分に長さを取っておきましょう。
②決めた型に合わせてまち針で固定していきます。
③まち針を目安にしてミシンでジグザク縫いで縫っていきます。
④縫い目の外側の余分な部分を切り落とし、裏返したら完成です。
ノートパソコンの持ち運びなどに便利そうなバッグができますよ。
丈夫に仕上げたい場合は裏地を縫い込んでみてもいいかもしれませんね。
また、取り出し口にマジックテープなどで留められるようにすると、より便利になりそうです。
こちらでは2パターンご紹介しましたが、ニットのリメイク小物では、意外にもバッグリメイクはたくさん種類があるので、興味のある方は探してみてください。
古いニットはリメイクで小物に大変身させてみよう!
着古したニットは、意外にもリメイクできて、別の役立つ小物に変身させられることがお分かりいただけたでしょうか。
こちらでご紹介した以外にも、リメイク小物やリメイク方法はたくさん見つかります。
もしもご自宅に眠ったニットがあるならば、リメイクにぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
予想外のニットリメイクの楽しさがあるかもしれませんよ。