ニットベレー帽の編み方を覚える!サイズもデザインも自在!

ベレー帽は以前からじわじわと人気が出てきており、特に女性に愛されている帽子です。

市販されているベレー帽はフェルト製のものがほとんどで、ピッタリサイズが一般的でした。

しかし近年、ニットでベレー帽を作り、ゆったりとした雰囲気を楽しむ人も増えてきています。

ニットでのベレー帽の編み方を紹介している動画も徐々に増えていますが、基本の編み方がわからない方も多いようです。

こちらの記事で、ニットで作るベレー帽の編み方を習得しましょう。

ぴったりサイズだけじゃない!ニットベレー帽は大きめにも!

通常市販されているベレー帽は、大きめサイズといっても大きさは限定されています。

大きさを調節することができないため、最初のサイズ選びは慎重にする必要があります。

対して、ニットベレー帽のいいところは、大きさを調整できるという点が挙げられます。

ニットで作られていることから、サイズそのものを気にしなくていいという点がうれしいですね。

編み方で見た目もある程度変えることができる他、ニットで柄をつけることも可能です。

大きめのニットベレー帽は、ガーリーさや柔らかい雰囲気を強く出すことができる特徴があります。

初心者に扱いやすく色もさまざまですので、性別関係なく使うことができるためファンも多めです。

そんなニットのベレー帽の編み方を知っておくことで、市販では見つからない色も使えます。

自分が持っているコーデの色に合うベレー帽で、周囲に差をつけることができるようになるのです。

編み方を覚える前に、ニットベレー帽の基本の道具を知ろう!

ニットベレー帽の編み方を知る前に、まずはニットベレー帽作りに必要な道具を見ていきましょう。

ニットベレー帽は、かぎ針を使ったかぎ編みという方法を使います。

使うものは、毛糸とかぎ針のみです。

ぼんぼんや模様を付ける場合は、編み図もあると安心ですね。

かぎ針は毛糸の太さに合わせて選びますが、太い毛糸ほど大きめの針を選びましょう

初心者は目数が見やすく少ない数で編み上がる、太い毛糸を使うのがおすすめです。

最初のうちは単色のものから作り、少しずつ色を増やすと編み方に慣れていくのが早いですよ。

100円ショップなどで売られていることが多い極太毛糸であれば、かぎ針は8号の太さが最適です。

頭周りが60センチくらいであれば、3玉ほど単色の毛糸が必要になります。

より大きなサイズのニットベレー帽を編みたい場合は、同じ色の毛糸をさらに数個用意しましょう。

ぼんぼんや模様も付ける場合は、別の色の毛糸も複数必要です。

単色だけでなく複数の色を使う場合は、必要な色の毛糸を数個ずつ用意しておきましょう。

毛糸の素材は特に決まっていないので、取り扱いやすそうな毛糸や色で選ぶといいですね。

ニットベレー帽の編み方は基本を繰り返す!かぎ編みの基本!

ニットでベレー帽を編む時、さまざまな技術が必要というイメージがあります。

しかし、ベレー帽を作るときに使うかぎ編みは、基本の編み方さえ覚えていれば簡単です。

基本の編み方として必要なのは、最初の輪の作り方、細編み、増し目、減らし目の4つとなります。

最初の輪は、指に3周毛糸を絡ませて輪を作り、1つにまとめて外します。

長い方の糸と輪を持ってから、かぎ針の先に奥から長い糸を引き出すように輪を通します。

2回通せば基本の和が完成です。

続いて細編みですが、かぎ針で基本の鎖編みを必要数編み、鎖編みに絡めるように編みます。

基本の土台として鎖編みを作り、細編みでどんどんと下地を増やしていく方法となります。

この方法は少しややこしいのですが、一度使えるようになると、ほとんどの編み方に応用できます。

頭頂部に向かっていくにつれ、立体的になっていくように使うのが増し目です。

徐々に使う目を増やしていくことで、外に向かって広がっていくように編むことができます。

反対に、徐々に使う目を減らして細くしていく方法を、減らし目といいます。

ベレー帽は特に立体的な部分が多いため作業も多少は増えますが、ほとんどが同じ作業です。

編み図で目をある程度決めてしまえば、作業も効率的にできるようになります。

色々なニットベレー帽の編み方は編み図を参考に生み出そう!

服にはデザインと型紙があるように、編み物には編み方や編み図というものがあります。

全体的なデザインや形状の編み方を決めるために、編み図は無くてはならないものです。

ニットでベレー帽を作る際は、他のデザインの帽子より少し複雑になります。

しかし、シルエットができていれば雰囲気でベレー帽だとわかるため、大体の図で十分です。

最初のうちは、頭上の平の面と被る部分が決まっていれば、練習にも最適なアイテムになります。

複雑化していくニットの設計図にもなるため、目の数で大体の位置を知るためにも必要です。

いくつ目を作って、どこで増やし目・減らし目を使って全体を調整するのか、また、ベレー帽そのものに柄をつけたい場合も、同じく何目で柄の色を入れていくのかなど、編み図は大事な部分を記録するためにも重要な目的があります。

慣れるまでは編み図を自分で作ることは難しいものです。

最初のうちは、実際に作ってみたいアイテムの編み図をダウンロードしたり購入したものを使いましょう。

現在は無料素材として、編み図が提供されていることも多くあります。

読み方の練習も兼ねていくつか使ってみると、後々役に立ちますよ。

編み棒ならできるのに?編み棒でもニットベレー帽は編める!

ニットのベレー帽ではかぎ編みを使いますが、編み棒でなら取り扱えるという方もいますよね。

もちろん、編み棒でのベレー帽の編み方もあります。

編み棒に慣れている人は、こちらのほうが編みやすいと言えるでしょう。

指編みやレースよりやや難しい方法で、かぎ編みよりも難度は多少上がります。

しかし、細めの毛糸でニットが作れるほか、慣れればだいたい半日ほどで作ることができます。

単色以外にも、かぎ編みより模様を入れやすいという特徴があるため、模様が欲しい人向けです。

編み棒の場合は2本棒針を使い、模様編みで目を調整しながら編んでいきます。

最終的にすくい綴じを使って目を綴じたら完成です。

また、編み棒を4本使った、4本針を使った方法もあります。

こちらは2本よりも難易度が大幅に上がり、中級者の中でも更に技術が必要となります。

その分、編み目が揃い筒状に編むことができるため、作り方としては簡単になります。

他のデザインのニット帽や靴下も作れるようになりますので、覚えておくと便利です。

ニットベレー帽のコーデを楽しもう!万能色は作っておくべし

ニットで作るベレー帽の編み方を覚えたら、まず万能な色を使ったベレー帽作りです。

万能な色とは、どの様なコーデでも合わせやすい色を使ったもので、黒や白などが挙げられます。

黒や白はどの様な色にも合わせやすく、急に使いたいと思ったときにも使うことができる色です。

自分が欲しい色や使いやすい色のニットのベレー帽を編み上げるまで使う、代用品ともいえます。

練習も兼ねていくつか作成すると、自信にも繋がるようになりますね。

ニットベレー帽が活躍するのは、秋や冬が中心となります。

最初に編む時は、できるだけ暖かい毛糸を使うとコーデにも影響が出にくくなります。

特に秋はコーデも数が増え、ベレー帽を使う機会も多くなってきます。

自分が持っている服装に多い色を使ってベレー帽を作ると、コーデにも活躍してくれます。

ニットベレー帽の編み方を知っておけばニット帽はお任せ!

ニットのベレー帽の編み方を知っておくと、自分自身のコーデにあった色を使うことができます。

大きめのサイズでニットを作っておくことで、更にコーデの幅を広げることもできるようになります。

ただ、ベレー帽を作るのは少しコツがいります。

しかし、ニットでのベレー帽の編み方を知っておけば、ほぼ全てのニット帽を編むことが可能です。

編み方を応用して、さまざまな種類のニット帽を作ってみましょう。