自分らしい、お洒落なファッションを楽しみたいと願う女性はたくさんいます。
しかし、「自分らしいって一体どうすれば良いのだろう…」と悩みませんか?
ちょっとした個性やポイントをファッションに取り込むには、ストールをおすすめします。
さり気なくお洒落度をアップさせることができますよ。
さらに、そのストールは手作りできることを知っていますか?
リネンの生地の特徴を知り、自分好みのストールを手作りしてみましょう!
手作りストールに使うリネンについて知ろう!
使えば使うほど、風合いが出てくるリネンは、一度使うと好きになる方が多い生地です。
ストールを手作りするのにとてもおすすめのリネン生地は、色々な特徴を持っています。
また、ナチュラルな雰囲気のリネン生地は、雑貨屋さんや洋服、バッグなどでもよく使われています。
リネンとは、亜麻の繊維を原料とした織物の総称です。
青や白の可愛い花を咲かせる、亜麻の茎を原料として作られた繊維です。
リネンは、中国やアジア、ヨーロッパで生産されています。
フランスでは、リンネルと言われています。
また、アイルランドで生産されているリネンは、「アイリッシュリネン」と呼ばれ、高品質なことで有名です。
紀元前の古代エジプトでは、リネンはすでに生産、流通していたと言われており、ミイラを巻く布にも使われていたほど、歴史のある繊維なのです。
またホテルなどで「リネン室」という文字を見たことはありませんか?
リネンのサラリとした風合い、素材からシーツなどの寝具を指す言葉として使われたのがきっかけです。
知らず知らずのうちに、リネンという言葉や生地に私達は触れており、日常生活にも浸透している繊維と言えるでしょう。
リネンでストールを手作りするメリットとは?
先程、リネンには色々な特徴があるとお伝えしました。
その優れた特徴をご紹介します。
リネンの繊維はコットンに比べて、4倍の吸水性があります。
リネンの繊維の先は丸くなっていますので、肌触りもよく、肌が敏感な方には嬉しい生地です。
また速乾性にも優れており、水分を早く乾かすことができるため、カビや雑菌の繁殖を抑えてくれます。
そして、ナチュラルな風合いを生かしたリネン生地の色は、漂白や脱色などをしていないリネン本来の色なのです。
作られている場所や気候などで、リネン生地の色もそれぞれに違いがあります。
リネン生地のナチュラルな生成り色は心が落ち着く色で、とても魅力的です。
しかもリネンは、とても発色が良い素材でもあります。
色々なカラーの生地も販売されており、色選びを楽しむこともできます。
また、リネンで手作りしたストールは、作った最初の色から、少しずつ色が変わっていくのを楽しめるので、そこもリネンならではの特徴と言えるでしょう。
肌触りもよく、使ってからも変化が楽しめるリネン生地を使って、素敵なストールを作ってみたくなりませんか?
リネンのストールは洗濯にも強いと知っていますか?
リネンの繊維には、ペクチンという成分が含まれています。
ペクチンとは、りんごやみかんなど果物にも含まれている成分です。
このペクチンの成分によって、リネンの繊維は優しくコーティングされているため、汚れにくいという特徴があります。
さらに、リネン生地を触った時に、なめらかでサラッとしていて、繊維の毛羽立ちが少ないのも、このペクチンの成分の特徴です。
そのリネン生地は、繊維がとても強く優れています。
乾燥した状態よりも、水分を含んだ時に強度が何倍にも増すため、夏場の暑い時など、毎日洗濯をする環境にも強いのです。
さらに、吸水性があり乾燥が早いため、カビや雑菌の繁殖を抑え清潔に使えるのも嬉しいところです。
肌が弱い方は、雑菌やカビに敏感ですので、そういった体質の方などにも、この自然の素材を使ったリネン生地は、安心して使える、肌に優しい生地と言えるでしょう。
ストールは肌に直接触れるため、肌への負担が少ないリネン生地で手作りするのをおすすめします。
リネンのシワ感がストールをさらにお洒落にみせてくれます!
リネンは天然の繊維です。
そのため、使い方や洗濯方法によって、繊維が偏ったり、天然ならではの粗い織り方をしている生地が多かったりと、シワになりやすい条件がそろっています。
リネンは、生地が固いため、生地がまだ新しい時にはシワがしっかりとつきやすいという特徴があります。
また、リネンはハリのある生地です。
ハリのある生地感が、着用や洗濯によって次第に柔らかくなり、肌馴染みの良い生地に変化していきます。
肌馴染みの良い柔らかい生地になるとシワも付きにくくなりますが、この生地の変化を楽しめるのも、リネンの魅力です。
きっちりとアイロンのかかったシャツでは堅苦しい印象を与える時にはリネン生地がおすすめです。
きちんとしているけれど、少しリラックスした印象を与えたい時などに着ると、きっちりした中にもゆとりのある雰囲気が生まれます。
そのリネンの生地のシワ感を、気軽に試してみるのにストールはおすすめです。
首に巻きつけるだけで、少しずつリネン特有のシワが生まれ、また、手作りしたての時の、ハリのあるリネン生地が、徐々に柔らかくなっていく変化を感じられるなど、使うたびに楽しみが生まれます。
簡単にリネンのストールを手作りしてみよう!
リネン生地のストールの作り方は、思っている以上に簡単にできます。
「裁縫が得意ではないから…」と思っている方にも、簡単ですのでぜひチャレンジしていただきたいと思います。
今回は、両端に糸がひらひらとついていて、ストールのアクセントにもなる、フリンジ付きのストールを手作りしていきたいと思います。
ストールの長さの目安は、首に二重に巻きつけられるほどの長さです。
リネン生地は、お好きな柄や色の生地を選んでくださいね。
長さは2メートル、幅は50センチが必要です。
必要な長さの生地が用意できましたら、縦の左右の両端を、ミシンで縫いやすくするため、両端3ミリから5ミリをアイロンで三つ折り曲げます。
左右の両端を折り曲げたら、その上をミシンで直線縫いしてください。
生地が薄いので、よれないように手で押さえながら、ゆっくりと縫い進めてください。
今度は、フリンジを作ります。
両端からひらひらと出る糸の長さをお好みで決めてください。
例えば、フリンジの長さを15センチに設定した場合、端から15センチのところに、左右を横断するように、細かいミシンで2往復させてください。
これにより、フリンジ止めが完成です。
フリンジの糸が、徐々にほつれていかないようにするための作業です。
フリンジ止めが縫えましたら、次は横の糸を全て端まで外していきます。
これにより、両端15センチには、縦糸のみが残りストールのフリンジが完成です。
いかがでしょうか?
とても簡単にストールが手作りできると思いませんか?
手作りストールが一枚あるだけでとても便利と知っていますか?
ストールは首に巻きつけて、お洒落のアクセント、ポイントとするだけではありません。
暑い季節を乗り切るのにもリネンのストールはとても便利なアイテムの一つになります。
吸水性に富んだリネンのストールは、汗を素早く吸い取ってくれるため、肌の弱い方や、汗の不快感を和らげたい方におすすめです。
また、強い日差しや、皮膚の老化を促す紫外線から首元を守るためにも、リネンのストールが一枚あるだけで違います。
そして、室内で過ごす時、夏は冷房がきき過ぎて寒くなることがあります。
その寒さ調節、体の冷えからストールは守ってくれるのです。
リネンのストールは、シワ感が特徴ですので、くるくると巻いてバッグに収納してもシワが気になりません。
いざという時に、とても活躍するストールを持っているだけで、安心感が得られます。
そのリネンのストールを手作りできるとなれば、ご自分の環境に応じて、小さめのストール、大きめのストールと長さ調節ができますので、ストールを手作りできるのはとても便利でおすすめですよ。
ストールを手作りできると良さがいっぱいです!
手作りは時間がかかりますが、自分好みに調節ができるため、完成した時の満足度は高くなります。
さらに、リネン生地は色の種類が豊富ですので、生地選びもとても楽しい時間になることでしょう。
リネン生地はナチュラルでお洒落な雰囲気を醸し出してくれます。
ぜひストールを手作りして、いつものファッションのアクセントにプラスしてみてください。
きっとコーディネートが華やかになり、気持ちも明るくなるはずです。