ふわふわ、モコモコのニットに包まれると、優しい気持ちになりますよね。
ニットには、ふんわりと見えるタイプと、体にそうタイプがあり、編み方や糸によって質感が変わります。
女性らしく見える種類のニットを選んで、寒い冬をかわいく乗り切りましょう!
ふわふわ系ニットで女性らしく!ニットの種類
ニットの種類をご紹介します。
●アンゴラ(モヘア)
ふわふわ系ニットの代表的な存在といえばアンゴラです。
とても細い糸が使われていて、手触りが心地よく、空気をしっかり含むので温かさにも優れています。
着たときに、体の輪郭がぼやけて見えるニットです。
シルエットを大きく見せるため、やや着ぶくれしてしまいますが、独特のかわいらしい雰囲気があります。
デザインがシンプルでも、地味に見えないのがアンゴラニットの魅力です。
パンツやスカートにインして、バランスを調整するといいですね。
発色のいいレッドやブルーなど、華やかなカラーのアンゴラニットも人気ですが、グレーやブラックなどクールなカラーのニットもおすすめです。
●シャギー
毛足の長いファーのような雰囲気のニットです。
外からは網目は見えず、やわらかい肌触りです。
アンゴラと同じく、シンプルなデザインでもインパクトがあります。
ピンクやパープル、水色など、個性的なカラーのシャギーニットもおすすめです。
種類によってイメージが激変!さまざまなニット
引き続き、ニットの種類をお伝えします。
●プードルニット
愛くるしい小型犬、プードルのような雰囲気のニットです。
モコモコの糸を繊細に編んで作られるニットで、帽子やマフラーにも使われています。
癒される小動物のように見せてくれるので、女性にとっては見逃せないアイテムですね。
●ループニット
糸を輪を描くように編んでいくニットです。
袖や襟など部分的にアクセントとして使用されることも多いです。
触り心地もふわふわで、近年人気が高まってきているニットです。
●ケーブルニット
ケーブルには、「縄」という意味があります。
その言葉通り、縄が編まれたようなデザインのニットで、ホッとするようなあたたかみがあります。
きちんとした上品なイメージがあるため、老若男女問わず選ばれています。
見た目のふわふわ感ではアンゴラやシャギーに劣りますが、オーバーサイズで萌え袖ニットなどを選ぶとキュートな雰囲気を強調できますよ。
ふわふわしないニットの種類
上記の他にも、ざっくりと編まれる「ローゲージニット」や、毛糸ではなく布のように見える「ハイゲージニット」などがあります。
ローゲージニットはボリューム感があり、華奢に見せてくれるものが多いです。
そのため、体型のコンプレックス隠しにも便利なアイテムです。
一方、ハイゲージニットは網目がとても細かく、透け感がありません。
薄手で体のラインにそっているのに、防寒機能が高いものもあります。
着ぶくれしたくないときにおすすめのアイテムです。
薄手のニットの中では、リブニットとワッフルニットも人気の種類です。
リブニットは、よく伸びるニットで体にフィットします。
キャミソールやカーディガン、ワンピースの素材としても使われます。
そしてワッフルニットは、小さくポコポコとした網目が特徴のニットです。
縦と横、交互に編まれているさまが、スイーツのワッフルに似ています。
ナチュラルな触り心地で、スポーティなコーディネートとも合います。
ニットではありますが、クールでシンプルなイメージがあります。
こうした薄手ニットはふわふわした印象はないですが、春夏でも着ることができて便利です。
ふわふわ系ニットを上手に着こなすコツ
ふわふわ系ニットと、薄手ニットの種類をご紹介しました。
アンゴラなど、ふんわりとしたシルエットのニットには「着ぶくれさせないコーデ」という課題があります。
実際よりも太って見えたり、スタイルが悪く見えたりしないために、これからご紹介するポイントを参考にしてコーディネートしてみてください。
●デコルテを見せる
Vネックなどで首もとのラインを見せると、肩や胸のあたりが膨張していてもすっきりと見せられます。
鎖骨がきれいに出ているなら特に、デコルテを見せるニットがおすすめです。
●下半身のシルエットをタイトにする
上半身をふんわりとしたシルエットにしたら、下半身はコンパクトに引き締めるようにしましょう。
タイトスカートやスキニーデニム、ロングブーツなど、「縦」のラインを強調するアイテムが使えます。
●ニットをボトムスにインする
ニットをスカートやパンツにしまうことで、脚を長く見せる効果が期待できます。
重心が上に行くとトレンド感のあるコーディネートにできますよ。
ウエストがはっきり分かってしまうことに抵抗があるなら、「前だけイン」や「アウターで隠す」などのコーデもおすすめです。
ふわふわ系ニットを洗練された印象に!
●甘辛ミックスコーデにする
ふわふわしたニットには、女の子らしい甘い雰囲気があります。
合わせるスカートや靴、バッグ、アクセサリーもすべて女性らしい種類だと、甘さが強調されすぎてしまうかもしれません。
洗練された大人コーデにするためには、辛口のアイテムと合わせて甘辛ミックスコーデにするといいでしょう。
例えば、ふわふわ系ニットにボーイフレンドデニム、萌え袖ニットに黒のスキニーパンツなど、クールなアイテムを組み合わせてみてください。
ストライプやレオパード柄の小物にも引き締め効果が期待できますよ。
●ヒールの高い靴をはく
シルエットが横に広がって見えるニットには、ヒールの高い靴が似合います。
春や秋など、寒さが本格的ではない季節には、ピンヒールのパンプスもいいかもしれません。
ニットのほっこりとしたイメージと真逆のイメージを持つアイテムはコーディネートのスパイスとして活躍します。
アンゴラニットの洗い方!
ニットの種類の中で、ふわふわ感が強いのはアンゴラニットなのですが、「どうやって洗濯するの?」と疑問に思う方も多いようです。
アンゴラは、毛が抜けやすくデリケートなニットです。
洗濯機の通常モードで、タオルなどと一緒に洗ってはいけません。
まずはニットのタグを見て、洗濯表示を確認してみましょう。
アンゴラの繊維が少なければ自宅で手洗いもできます。
生地を傷めないように注意して洗ってください。
【アンゴラニットの基本の洗い方】
●必要なもの
・中性洗剤
・柔軟剤
・洗面器
・洗濯用ネット
●洗い方
1.洗面器にぬるま湯をくみ、洗剤を少し溶かす
2.ニットをたたみ、洗浄液につける(5分くらい)
3.洗浄液の中でニットを揺らすようにやさしく洗う
こすったり、もんだり、引っ張ったりしないでください。
4.水を交換してニットをすすぎ洗いする(3回くらい)
5.ニットを洗面器から取り出して、今度は柔軟剤液を作る
6.水に少量柔軟剤を溶かし、そこにニットをつける
7.ニットをたたんで洗濯用のネットに入れて洗濯機で脱水(1分くらい)
8.ニットの形をととのえて平干し
●注意すること
・手早く洗う
・ハンガーに吊るさない
※特にお気に入りのニットでしたら、クリーニングに出してプロにおまかせすることをおすすめします。
モコモコのやわらかいニットを着よう!
ニットの種類や、コーデのポイントなどをご紹介しました。
ふんわりとしたニットは、女性をかわいらしく見せますよね。
かわいい服を着ていると自然と、仕草や口調まで優しくなるかもしれません。
着ぶくれして見えないコーディネートもありますので、好きな色のふわふわ系ニットでおしゃれを楽しんでください。