暑い夏の季節になると、メンズコーデにおいてはボトムスに何を合わせればよいのか悩んでしまいますよね。
女性のようにスカートを合わせることができれば少しは解決するかもしれませんが、メンズコーデにおいては、なかなかそうはいきません。
いかに暑い夏の季節を快適に過ごせるのかも大切です。
今回は夏のメンズコーデ合わせるボトムスを考えてみましょう。
夏のメンズコーデにおけるボトムス事情!
本記事では、メンズコーデの夏のボトムスについて考えてまいります。
メンズコーデにおけるボトムス事情は少々厄介です。
まず、夏コーデは必然的にトップスが薄手のスタイルになります。
その分ボトムスに意識が集中してしまうので、合わせるボトムスには慎重にならざるを得ないのです。
また、夏の暑さを軽減する方法としては次の対策が考えられます。
・生地を薄手のものにする
・生地を涼しいものにする
・生地面積を小さくし肌を露出する
・色味を涼しいものにする
これら4つが主な暑さ対策になるかと思います。
そしてこの中で最も効果的とされるのが、3つ目の生地を小さくして肌を露出するものですね。
衣服で覆う部分が少ないのですから、もちろん効果はあります。
しかしながら、女性とは異なりメンズの肌の露出にはなかなか理解が得られないという悲しい現実もあるのです。
毛むくじゃらの脚をさらすと周りの方が不快感を覚えることがあるため、男性の短パンスタイルに対する女性の印象は、好印象・良い意見となるものは少ないようです。
また、カジュアルシーンでは大丈夫であってもビジネスシーンではもちろんNGということになってしまいます。
このようになかなか上手にボトムスを涼しいものにシフトチェンジしにくい事情も存在します。
夏のメンズコーデ定番のボトムス「ハーフパンツ」
暑い夏は、ボトムスを短パンにすればメンズコーデにおいても暑さを和らげることは可能です。
しかし、前項でご紹介したようにカジュアルシーン限定のアイテムであり、女性受けが悪いという事実も理解したうえでの対応になります。
そうは言っても背に腹はかえられません。
カジュアルシーン使い前提で、短パンよりも長めとなるハーフパンツをご紹介します。
【ハーフパンツ】
ハーフパンツは短パンとは異なり膝丈のパンツで、この丈感が爽やかで涼しげと人気が高いのです。
「涼しいのは嬉しいけど、少しカジュアル過ぎでは?」
「お洒落からかけ離れてしまうのでは?」
そのような心配の声も聞こえてきそうですが、ご安心ください。
素材、色味、柄、デザインが豊富にあるので、合わせ方次第でお洒落見えさせることが可能です。
例えば生地素材ですと「綿」「デニム」「チノ」「麻」「スウェット」など様々あります。
また色味でも「白」「黒」「ベージュ」「ネイビー」「カーキ」「グレー」などおさえるべき色味は全て揃います。
同様に柄も「無地」はもちろんですが、「ボーダー」「迷彩」「チェック」「花柄」などおさえたいアイテムは揃っていますので、コーデを美しく彩ってくれます。
夏のメンズコーデにボトムスとして合わせるハーフパンツの選び方!
前項で夏に涼しいメンズボトムスとしてハーフパンツをご紹介しました。
ここでは、そのハーフパンツを選ぶ際のポイントについてお話をします。
【丈は膝丈】
基本的にハーフパンツは膝丈のアイテムが多いのですが、短いものや長いものなどデザイン的に様々な種類があります。
短いと短パンのようになり幼見えして、好印象は望めません。
反対に長いと脚が短く見えてしまい、コーデが崩れてしまう可能性もあります。
丁度良いのは膝が半分くらい隠れる膝丈ですね。
【細身のアイテム】
ハーフパンツは、ゆったりめではなく細身のアイテムを選びましょう。
ダボついてしまうとだらしなさとして表れてしまったり、持ち味の爽やかさが失われてしまいます。
ハーフパンツは細身のアイテムを選び、合わせるトップスも細身のアイテムにしてIラインを作れるとお洒落に映ります。
【デザインはTPOに合わせて】
アウトドアやBBQなど、レジャー時には柄物を合わせて賑やかにするのも良いですし、デートなどでは黒や迷彩柄などで男らしさをアピールするのが良いですね。
このようにTPOで色や柄を使い分けることができると、お洒落男子に近づけるでしょう。
薄手生地と色味で夏のメンズボトムスを涼しげに!
続いてご紹介する夏のメンズボトムスを涼しくする手法は、薄手の生地と涼しい色味を合わせたボトムスを着用するものになります。
たいてい夏用のボトムスアイテムは、薄い生地を使っている場合が多いですね。
このような薄い生地素材を使ったパンツを着用しましょう。
そしてこれと同時に、色味でも工夫を凝らします。
ずばり熱を反射する色味・ホワイトのパンツを取り入れましょう。
白という色味は、熱を反射する代表カラーになります。
白のパンツが他色のものに比べて涼しく感じられるのは、このことから来ているのですね。
また、白は人気の色味でもありますので、お洒落メンズとしてはこれを利用しない手はありません。
ジャケパンOKの会社ならビジネス使用としても一切問題はありません。
薄手の白スラックスでビジネスもカジュアルもお洒落に活動してみましょう。
涼しい生地素材のメンズボトムスで夏を過ごしやすく!
ここまでに夏のメンズコーデを涼しくするために、「ボトムスをハーフパンツにする」「ボトムスを薄い生地で白のスラックスにする」ことをご紹介しました。
もうひとつおすすめなのが「涼しい生地素材」を使ったボトムスを合わせるものです。
涼しい生地素材とは、前項の薄手の生地とは異なります。
生地自体に涼しく感じさせる特徴があるものです。
【リネン】
麻素材は、夏にぴったりの涼しい素材です。
中でもこのリネンはその特徴が秀でています。
汗を素早く吸収し速乾させるという性質を持っているのです。
肌にまとわりつかず、通気性も良いとくれば夏にはぴったりの素材ですね。
【ヘンプ】
こちらも麻の仲間ですが、リネンとは別の植物になります。
性質はリネン同様ですが、生地が強固で雑菌が付きにくくUVカットもしてくれる優れものです。
しかし、生地が強固ということからも分かるように固くごわごわした感じがしますので、ヘンプ100%よりは混合素材を選んだ方が良いかもしれません。
【モダール】
モダールは植物から作られたレーヨンとお考えいただくと分かりやすいかもしれません。
吸水性と発汗性に優れ、滑らかな感触にドレープが美しく仕上がります。
しかし麻に比べると強度が弱いという点もあります。
この他にも「インド綿」や「テンセル」なども夏向けの生地になります。
これらを使ったボトムスであれば、夏のメンスコーデを過ごしやすく涼しくしてくれます。
夏のメンズボトムスにもハイテクの波が!
前項で夏のメンズボトムスに「涼しい生地素材が使われたアイテム」を合わせることをおすすめしました。
ここではさらに、もう一つ上の生地素材についてご紹介します。
それが高機能素材です。
【クールマックス®】
高機能素材といえば「クールマックス®」がいの一番に浮かぶかもしれませんね。
クールマックス®素材とはインビスタ社が作り上げた涼感素材のことです。
もともとはトップアスリートの為に開発された素材で、汗を素早く吸収し、ドライな着心地を保ち、柔らかい肌触りという良いところ取りのスーパー素材です。
このクールマックスを使ったボトムスも夏のメンズボトムスとしてはおすすめです。
【接触冷感素材】
接触冷感素材とは、触ると冷たく感じる生地素材のことになります。
もともと化学繊維のレーヨンやキュプラなどもこの性質を持っています。
今は技術が進歩して様々なメーカーが寝具を中心にこの接触冷感素材を開発しております。
すでにパンツにも使われていますので、こちらも夏のメンズボトムス素材としてはおすすめです。
夏のメンズコーデ!ボトムスの工夫で快適に!
今回夏のメンズコーデを涼しくするボトムスについてご紹介しました。
色々と制限や規制が多い男性のファッションでは、夏のコーデも大変なのです。
しかし、そうは言っても暑い夏は必ずやってきます。
ボトムスに少し手を加えて暑い夏を快適に過ごしましょう。
暑い暑いと言われますが、夏はとても楽しい季節です。
快適に楽しい夏を過ごしましょう。