ヘアアレンジで着物を楽しもう!セルフアレンジ術もご紹介!

近年はデニム着物といった、老若男女問わず簡単に着られる着物が登場しています。

着物は着付けさえ覚えてしまえば、普段着としても使いやすいファッションアイテムです。

しかし着物の着付け方やデザインにこだわり始めると、気になってくるのが髪型です。

髪型は長さによってもアレンジ方法が変わるため、広いアレンジが可能です。

この記事では、着物に合わせた簡単セルフヘアアレンジをご紹介していきます。

着物と相性がいい髪型はどれ?セルフヘアアレンジはできる?

着物を自分で着付けした後は、セルフヘアアレンジをして着物に似合う髪型にしたいですよね。

しかし和服に似合う髪型とは、一体どのような髪型をいうのでしょうか。

和服に合う髪型といえばアップスタイルやヘアセットが代表的であり、一般的なイメージです。

アップスタイルは全体の髪をまとめて結った後、ピンや髪飾りで頭の上部に留める方法です。

ヘアセットは髪の長さをそのままに、髪の上の部分を三つ編みやひねりなどで留めます。

どちらも簡単でまとめやすく、自分でアレンジするための方法や応用法がたくさんありますよね。

これらの2つの方法のどちらかから髪型を決める場合には、合わせる着物の柄と色で決定しましょう。

例として、華やかなパーティにお呼ばれされた場合を考えてみましょう。

和服は華やかな振り袖か、できるだけシックな色合いの単色を選ぶことが多くなりますよね。

華やかな振り袖であれば、編み込みやひねりをふんだんに使い、ヘアアクセサリーを使います。

シックな色合いであれば、できるだけシンプルなアップスタイルを、留める位置で調整します。

ショートカットやボブの場合は、髪全体というよりも、横や上の部分をヘアアレンジしていきます。

ショートやボブの場合は、できるだけ大きなバレッタや花飾りを使うと、髪に映えますよ。

このように、着物と相性がいいセルフヘアアレンジは手軽にできることがわかりますね。

アクセサリーがなくても華やか!ヘアアレンジ用小物に花ピンを

着物を着用したとき、使うことができるアクセサリーは非常に限られてきます。

使えるアクセサリーはピアスやイヤリング類、首巻き、帯留めくらいに限定されます。

材料や予算が限られている場合は、使うことができるアイテムも更に限定されますよね。

そんなときに使いたいのが、セルフヘアアレンジ用の花ピンです。

花ピンとは、バレッタや市販されているヘアピン類に、造花や花を模したものを接着したものです。

アクセサリーショップなどで市販されている他、自分でも作ることが可能ですよ。

特に着物と相性が良いのが、大きめの花が付けられている花ピンなのです。

いくつかの種類、あるいは単種の大きな花を、数点ヘアピンに付けたものを髪にあしらいます。

そうすると和装で小さく、ぴったりとまとめられたコーデの中に膨らみをつけることができるのです。

袴や柄がシンプルな着物と特に相性がよく、ふんわりとした存在感を出してくれます。

着物のセルフヘアアレンジのポイントはアップスタイル!

先程も触れましたが、着物のセルフヘアアレンジにおすすめなのが、アップスタイルです。

ヘアセットも着物と相性がよく、何よりも髪の長さを問わずにヘアアレンジできる利点もあります。

しかし厳密に言えば、ヘアセットもアップスタイルも、上げてまとめていないだけでほぼ同じです。

アップスタイルはうなじを見せるほか、髪をまとめて華やかかつ女性らしさを強調できます。

アレンジの幅が広いため、巻き方や留める位置を変えるだけでも、大きく印象が変わります。

最も簡単なヘアアレンジ方法は、髪を下の方で結んだ後、ゴムに髪を巻き付けて留める方法です。

これだけの工程でも、使用するヘアアクセサリーや、留める位置でアレンジが多数生まれます。

くせっ毛でも髪のくせを活かした、髪の遊ばせ方がありますよ。

アップスタイルの基本はもう1つあり、髪を結った後に三つ編みをした髪をまとめる方法があります。

こちらの方法は、巻いた髪が三つ編みやウェーブといった、更にランクアップした髪型になります。

ロングヘアのセルフヘアアレンジ!着物と相性のいい髪型

ロングヘアと相性がいい、着物のときのセルフヘアアレンジには、2通りの方法があります。

まずはうなじ近くの低い位置で髪を結い、三つ編みや編込みをして、そのままお好みの方法でとめます。

後は根本のゴムに合わせて髪を巻きつけて、毛先をヘアピンで固定します。

髪を結うときに地肌から遠くに結ってしまうと、ヘアアレンジが崩れやすくなってしまいます。

できるだけ根本でしっかりと結って、髪型の基本を作っておきましょう。

もう一つは夜会巻きと呼ばれるヘアスタイルです。

こちらはどのような会場や会合でも使うことができるため、覚えておくと便利です。

髪の毛を中央にまとめてねじった後、毛先までねじってから、根本のねじれた部分に入れます。

毛先を出さず、そのままねじり終わりと一緒にヘアピンで留めれば完成です。

飾り用ヘアピンを使わなくても、しっかりとした巻き方として認識されるというメリットが強い髪型です。

ショートボブでもセルフヘアアレンジができる!ねじりを活用しよう

ショートカットやボブヘアでも、着物のときにできるセルフヘアアレンジがあります。

それはサイドの髪を三つ編みにして、飾り用のヘアピンで留めるヘアアレンジです。

必ず必要ということではありませんが、クリームやワックスがあると、髪がまとまりやすくなります。

ボブでは頭の上の方の髪を左右に分け、三つ編みもしくは捻ってから後ろで1つにまとめます。

最後に飾りピンで留めれば完成です。

最初にヘアアイロンでクセをつけておくと、同じまとめ方でも、髪型が大きく変わります。

髪が短いほどヘアアレンジが一定になってしまいがちですが、ちょっとした違いでも十分です。

基本の髪のクセや、髪が多い場所を変えるなど、アレンジによって髪型は変えることができますよ。

着物時ヘアアレンジの注意点!セルフだからこそ気をつけたい

セルフヘアアレンジだからこそ気をつけたいのが、着物を着ているときのマナーです。

ヘアアレンジが自分でできるということは、ルールに沿ったアレンジをしなければなりません。

着物のときにヘアアレンジをするときは、どのようなマナーや決まりがあるのでしょうか。

最初に、着物の洗濯は簡単ではありませんから、なるべく皮脂汚れなどの付着を避けたいですよね。

そういった場合には、ヘアアレンジをアップスタイルにすると、汚れが付きにくくなります。

続いて、参加する状況に合わせてセルフヘアアレンジの種類を変えましょう。

お葬式などの場合に振り袖を着るのは当然無しですが、華やかなアップスタイルやヘアピンもすることが無いようにしましょう。

また、格式が高い場所では、同じアップスタイルでも使用するピンや着物を合わせることが必要です。

改まった式場の場合は、格式高い式のときよりも、華やかさを全面に出しましょう。

巻き髪のアップスタイルや、高い位置でのアップスタイルなどを身につけることができます。

このように参加する式や場所によって、セルフヘアアレンジには細かやかな注意が必要となります。

セルフヘアアレンジで、着物に似合う髪型をまとめよう

着物の着付けの際にかかる手間に加え、セルフヘアアレンジで髪型を作るのは更に手間だと感じてしまうかもしれません。

しかし、セルフだからこそ、基本を知っておくことで様々なヘアアレンジができるのです。

一口にアップスタイルといっても工夫次第で様相が変わるため、同じ着物でも様変わりが可能です。

基本さえ押さえておけばヘアアレンジは自由自在という利点を活かして、着物スタイルを楽しみましょう。