フレアー、ギャザー、タイト、ペンシル、これらは全てスカートの種類になります。
一口にスカートといっても、実に多彩な種類が存在するのです。
いずれも魅力的なスカートで、それぞれ特徴を持ち合わせています。
その中でもやはり大人上品なお洒落を楽しむのであれば、ロング丈スカートがおすすめです。
スタイリッシュさにエレガントさ、上品な女性らしさといずれもロング丈スカートであれば簡単に表現することができるのです。
ロング丈やミニ丈サイズで分けるスカートの種類
まず、スカートの種類についてお話をしておきましょう。
ここでは、丈感で分けるスカートの種類です。
しかしファッション業界にはよくありがちなのですが、明確な基準がなくニュアンスで使われることが多いという事実があります。
この丈感も様々な表現で様々な基準が存在します。
ここでは主だって使われるものをご紹介します。
●ミニスカート(マイクロミニスカート)
膝上10センチ以上の丈感のスカートがミニスカートとして使われます。
大人女子には勇気がいるかもしれませんが、レギンスやスパッツなどと合わせて楽しむ方法もあります。
太腿があらわれる程短いものはマイクロミニスカートと呼ばれます。
●膝丈スカート
丈感が丁度膝部分にあたる程度のものを指して膝丈スカートは使われます。
ある基準では「膝が半分隠れる程度」というのもあるようですね。
これを基準に短ければ膝上丈、長ければ膝下丈などと使われることもあります。
●ミディ丈スカート
基本的には、膝が隠れる程度の丈感をミディ丈として使うことが多いです。
上述の膝下丈と同じですね。
膝を隠すので上品な印象にはなります。
●ミモレ丈スカート
ミモレ丈は、「ふくらはぎの半分」という意味からふくらはぎが半分程度隠れる丈感を指して使われます。
ここも微妙なのですが、このミモレ丈もロング丈の分類に区分されることが多々あります。
●ロングスカート
上述のミモレ丈、後述のマキシ丈を合わせてこのロング丈とする場合が多いのですが、ロング丈の基準は膝よりも丈が長い、総丈70センチ以上のものという定義もあるようです。
●マキシ丈スカート
マキシ丈スカートは、くるぶしにかかる丈感のスカートを指して使われます。
上述のロングスカートとして分類されることも多いです。
デザインで見るスカートの種類!
前項ではロング丈など丈感でスカートの種類を見てみました。
本項では、デザインによるスカートの種類分けを見てみましょう。
こちらも表現方法が異なる同じようなものが、違う名前で呼ばれていたりもします。
そのため、多種となるのですが、ここでは代表的なものをご紹介します。
●フレアースカート
スカートの王道となる代表的な種類がこのフレアースカートになります。
ふわっと広がるシルエットが特徴的で、歩くたびに揺れる印象が女性らしく華やかな雰囲気を与えてくれます。
可愛らしい女性感を演出するならフレアースカートがテッパンアイテムです。
ウエスト部分にギャザーが入るとギャザースカートと呼ばれることもあります。
●プリーツスカート
形状が似ていることから上述のフレアースカートとしばしば混同されるのですが、縦に入るプリーツ・ひだが繰り返し施されているのがプリーツスカートです。
学生服にもよく使われていて、上品なレトロ感を感じます。
●タイトスカート
タイトスカートは、ぴたっとした印象で上品な曲線美を描いてくれる大人っぽい印象のスカートになります。
前後左右などにスリットが入っているものもあり、非常にセクシーな印象を与えてくれます。
似たような印象でペンシルスカートがありますが、「先に向かって細くなる形状」や「膝丈のタイトスカート」など色々な説が登場します。
●ラップスカート
ラップスカートは、一枚の布状のアイテムを、交差させるように巻き付けて身に着けるタイプのスカートです。
巻きスカートというと分かる人が多いかもしれません。
ぬけ感が目立ちリラックスした雰囲気に仕上がるので、大人女子の気軽なコーデにはぴったりのアイテムです。
●ボタンダウンスカート
フロント部分に縦にボタンが並ぶスカートがボタンダウンスカートになります。
非常に知的な印象を受けるのと、縦ラインが強調されるスタイルになります。
●トレンチスカート
トレンチコートのスタイリングをそのままスカートに乗せたのがトレンチスカートです。
存在感があるため、コーデの主役となるスカートです。
スカートでおすすめとなる丈感はロング!ではデザインの種類では?
前項でデザインによる大まかなスカートの種類をご紹介しました。
さて、丈感ではやはり女性らしさを表現するには、ミモレ丈を含むロング丈スカートが断然おすすめになります。
これは、コーデにおいて簡単に大人っぽい表情を作り出すことができるからです。
デザインによる種類ではどのスカートにも魅力が満載ですので、この中からおすすめするのは非常に難しいところではあります。
ここでは強いてあげるとすれば「タイトスカート」「フレアースカート」「トレンチスカート」でしょうか。
タイトスカートは、大人の女性が持つセクシーな魅力に色香を充分に表現してくれます。
しかもコーデ次第で上品な印象を与えることができるのです。
上品なセクシーはやはり魅力的ですね。
フレアースカートは、説明する必要もないかもしれません。
女性の持つ優しさ、可愛らしさ、繊細さ全てを表現するスカートの王道なのです。
フレアースカートは外せません。
トレンチスカートは、やはりあまりお目にかかることが少ない希少性と格好良さですね。
これをコーデに取り入れて周りと差をつけるのがおすすめです。
ロング丈のタイトスカートで上品な大人セクシーを!
それでは、タイト・フレアー・トレンチ、前項で挙げたロング丈スカートの種類別コーデを3つご紹介していきます。
最初にあわせるのは、タイトスカートです。
タイトスカートの魅力は、上品な大人セクシーです。
ここでもその醍醐味を遺憾なく発揮してみましょう。
【合わせるアイテム】
・トップス 黒のノースリーブブラウス
・ボトムス くすみピンクのフロントスリット入りミモレ丈タイトスカート
・足元 ベージュのストッキングにピンクのヒールパンプス
トップスに合わせるのは、黒のノースリーブブラウスです。
ここでは、ノースリーブと黒の色味で上品な妖艶さを醸します。
ボトムスのくすみピンクのミモレ丈タイトスカートにはタックインして、しっかり感と脚長効果を与えましょう。
このタイトスカートはフロントスリットが入るので、歩く座る、脚を組むなど一つ一つの動作にセクシーな印象を与えることができます。
しかし、くすみピンクという色味がポイントで、この大人っぽさが上品さを崩さずにキープしてくれるのです。
足元は、ヌーディカラーのベージュのストッキングにピンクのヒールパンプスでコーデを華やかにまとめましょう。
上品な大人セクシーコーデが完成します。
ロングのフレアースカートで作るシックな知的コーデ!
続いてご紹介するのは、フレアースカートを合わせたコーデです。
数ある種類のスカートのうち、フレアースカートは合わせるだけで上品な大人女性を印象付けてくれます。
ここでは、それにプラスアルファを考えてみましょう。
【合わせるアイテム】
・トップス ネイビーのボタンシャツ
・ボトムス マスタードイエローのロング丈フレアースカート
・アイテム ブラウンのキャスケット帽
・足元 ブラウンのショートブーツ
トップスには、しっかりとした印象となるネイビーのボタンシャツを合わせます。
ボトムスは、爽やかな色味となるマスタードイエローのロング丈フレアースカートです。
トップスはボトムスにタックインして上品な印象を付けておきます。
さらに頭にはブラウンのキャスケット帽子、足元はブラウンのショートブーツでコーデを締めます。
まず目を引くのは、秀逸な色使いではないでしょうか。
「ネイビー×マスタードイエロー」をブラウンアイテムで挟むという、この色使いでコーデを一つ上に引き上げてくれます。
また、頭に合わせたキャスケット帽が大人女性の印象に知的な上品さも与えてくれますね。
ハンサムコーデを作ることができるロング丈トレンチスカート!
最後に合わせるスカートの種類は、トレンチスカートです。
トレンチスカートは、それだけでコーデの主役となる重厚感があります。
ここでは、その重厚感で大人女子のハンサムコーデに挑戦してみましょう。
【合わせるアイテム】
・トップス 黒のタートルネックニットセーター
・ボトムス カーキのウエストベルト付きロング丈トレンチスカート
・足元 黒のショートブーツ
トップスに合わせるのは、シンプルでシックな印象の黒のタートルネックニットセーターです。
ボトムスには、カーキのトレンチスカートを合わせます。
トップスは、ボトムスにタックインすることでウエストベルトと共にハイウエスト効果で脚長スタイルアップを印象付けます。
ここのポイントは、ラインもそうですが、落ち着いた色味になります。
スタイリッシュな女性像を描きやすいトレンチスカートも、この落ち着いた色味のコーデにすることで、できる女性感漂うハンサムコーデに仕上げることができるのです。
トップスの黒と足元に合わせた黒のショートブーツが、スカートのカーキをカラーブロックするのでさらに強固な印象に仕上がりますね。
ロングスカートで表情豊かなコーデを楽しもう!
今回は、スカートの種類別コーデをご紹介しました。
大人女子であればやはりロングスカートを上手に合わせたいところ。
様々な種類のデザインスカートを用いることで、表情豊かな大人女子コーデを楽しむことができます。
時には妖艶な魅力を、時には大人可愛く、時にはクールなハンサムコーデといったように、新しいご自身の魅力を見つけることができるかもしれませんね。