自分が持っているトップスに合うスカートのイメージは、頭の中でできているのに、それに近いスカートがお店で見つからないという時はありませんか?
そんな時、手作りができればイメージに近いスカートが手に入ります。
また、手作りをするなら選ぶ生地で洋服の雰囲気も違ってくるので、生地選びを楽しみながら手作りにチャレンジしてみましょう。
手作りをするきっかけを作る
手作りは何をきっかけに始めますか?
「既に手作りされている方の中には、本屋さんでたまたま洋裁の本を見つけて作りたくなった」
「生地屋さんで可愛い生地を見つけて、それを使って何かを作りたいと思った」
「街を歩いている時に個性的な洋服を着ている人を見て、自分も人と違ったものを着てみたいと思った」
「親からすすめられて手作りを始めた」
「購入するより価格が抑えられるから」
「自分がイメージしている洋服が見つけられず作ってみようと思った」
など、様々な発見や出会いといったようなきっかけから、手作りを始められる方も多いでしょう。
そのきっかけは、ある時ふと訪れることがあります。
その時に「作ってみよう!」という気持ちがあるだけで、簡単に手作りの世界に入り込むことができます。
最初は、手作りで洋服を作ることはとてもハードルが高く感じられるかもしれません。
しかし、はじめに少し知識を入れておいて、頭に作り方のイメージをつけておけば、意外に落ち着いて始められます。
スカートを手作りするのは、初心者の方にとっても取り組みやすく完成した時の達成感もあります。
「どのようなスカートにしようかな」と考えながら生地を選ぶのはとても楽しい時間です。
想いがあるから作ることや生地選びは楽しい作業
手作りする前は、「手作りは時間もかかるし、生地も選ばなければならないし、とても面倒くさい時間のかかる作業」と考える方もいるかもしれません。
確かに、一から物を作るというのは完成した服を買うことよりも大変なのかもしれません。
しかし、手作りをしようと思った時、頭に浮かんだ服のイメージに近い洋裁の本を探してみたり、時間をかけて選んだ生地が形になった時にどのように見えるのか、そして出来上がった手作りのスカートに体を入れた時、どのようなシルエットになるのか、コーディネートはどうしようかなどと、作りながら様々な想像が膨らみます。
この想い持ちながら作り続けている時間は、とても楽しく幸せな時間となります。
人によっては、お店で服を選ぶ時に、悩む時間や探している時間が楽しいと感じる方もいます。
手作りもそれと同じ気持ちです。
悩む時間、選ぶ時間を楽しむことで、時間がかかる作業も楽しめるのです。
自分で選んだ生地が手作りによってどのようなスカートに完成するのかと想像すると、わくわくした気持ちが高まります。
手作りのスカートを作る時に必要な本選び
手作りのスカートを作るとき、生地にスカートの型を写すことからスタートします。
生地にどのように型を写すかで、スカートが完成した時のラインが決まると言っても過言ではありません。
まずは、自分の作りたいスカートが載っている洋裁の本を選びましょう。
本にも種類があります。
基本に則った、シンプルなデザインを集めた本や、個性的なデザインの本。
または、よそゆきなデザインが多い本にカジュアルなデザインの本。
そして、子供向けや大人向けなど、洋裁の本には様々な特徴があります。
そのため、数ある中で自分が作ってみたいデザインの入った本を選びます。
洋裁の本はある意味、ショップのような感じです。
洋服屋さんもそれぞれの特徴があります。
それと同じように、洋裁の本にもその本の特徴が表現されています。
自分が好きなデザインを取り上げている本を探してみましょう。
最近では、生地選びを中心にした洋裁の本も出されています。
上質な生地を使うことで、洗練された大人の雰囲気を出すことができるからです。
安価な生地と高価な生地とでは同じ服のデザインでも完成度が変わってきます。
そこに着目し、「手作り感を感じさせない」ことに重点を置いた本も登場しています。
手作りするときの生地選びは季節感を取り入れてみて
作りたいスカートの形は決まったけれど、どのような生地が良いのか、お店で悩むことがありませんか。
まずは、作りたいスカートをどの季節に着るのかを考えて生地選びをされることをおすすめします。
着る季節が春や夏でしたら薄めの生地を選び、秋冬に着るなら厚めの生地を選ぶというように季節を意識すると選択肢が絞れてきます。
例えば、夏におすすめの生地は、夏の清潔感を表現できる麻がとても適した素材です。
麻はリネンとも呼ばれます。
通気性も良くて乾きも早く軽いです。
また、麻の特徴の1つであるシワ感が服のアクセントにもなってくれます。
冬であれば、羊毛、ウールの入った生地を選ぶことで、厚みがあり温かみを感じるスカートになります。
同じ形のスカートでも、麻で作ると軽やかな涼しげな雰囲気のあるスカートの出来上がりです。
また、綿100%の生地を使うと、ピンとしたハリがあり、スカートの形がはっきりと表現できます。
このように、手作りで同じデザインのスカートを作っても、生地によるハリ感、やわらかさ、温かい印象、涼しげな印象と様々な変化があります。
生地屋さんに行くと、季節に合ったおすすめの生地が表に出ていることが多いので、お店の方と相談してみたり、直接生地を触ってみたりなど、自分の好みのイメージに近い生地を探してみましょう。
初めてスカートを手作りするならロングスカートがおすすめ!
スカートを手作りしてみたいけれど、どのような形のスカートにすれば良いか悩んでいる方は、流行のマキシ丈のロングスカートなど、ボリュームあるロング丈のスカートから始めてみませんか?
ロングスカートと聞くと大変そうに思うかもしれませんが、ロングスカートは意外に簡単です。
そして、丈が長いことから生地の重みがあり、自然と綺麗なギャザーが出来上がり、雰囲気のあるロングスカートが作れます。
ロングスカートを手作りするには、生地に長さが必要です。
その分、丈の短いスカートに比べると生地の値段が高くなります。
しかし、夏素材の生地でしたらお手頃な価格の生地もありますので、長めの生地を購入しても素材によっては価格を抑えることができます。
また、春夏素材でしたら生地が薄いためミシンで縫う時に針が動きやすく初心者にはおすすめです。
そして、ロングスカートは作っている途中に寸法ミスがあった場合にも、生地にゆとりがあるため多少の調整が効きます。
ウエストをゴムにしておくと、スカートの生地に幅があるため、作った後から調整も効きます。
最初の手作りに簡単で修正しやすいロングスカートを選ぶことで、手作りの難しさに挫折することなく、「また次も作りたい!」と思えるようになるはずです。
そして、歩くたびにスカートが風になびくボリュームあるロングスカートに、サンダルやスニーカーを合わせるととても素敵です。
手作りスカートの生地には想いがいっぱいつまってます
手作りをする時、形が決まって次にすることは生地選びです。
この生地選び、人によっては一番時間がかかるかもしれません。
本と同じ生地と決めている方は早いでしょう。
形は決めても、生地は変えたいということもあります。
選ぶ生地によって雰囲気はガラリと変わります。
薄さや厚み、その素材の持つ柔らかさやハリ。
小さいサンプル生地だけで判断するのは難しく、その生地がスカートに仕上がった時の全体の雰囲気を想像しなければなりません。
生地屋さんには、たくさんの生地が揃っているため、最初はとても悩むかもしれません。
しかし「この生地で作りたい!」という生地が見つかった時は、その生地を使って次に進める楽しみに変わっています。
悩み喜ぶ、そういうことを感じられるのが手作りの醍醐味ではないでしょうか。
さらに、その生地を使って手作りしたスカートが、自分のイメージ通りのものになった時、それは世界に一つしかない自分だけのスカートとなります。
手作りで生活に充実感と幸せを
「作る達成感」「おしゃれをする楽しみ」どちらも叶えられるのが手作りです。
季節に合わせて生地を選び、なりたい自分を想像して本をめくる。
おしゃれはとても人を前向きにさせ喜びを与えてくれます。
自分で生地を選び、手作りしたスカートを着て、幸せな時間も手作りしてみてはいかがでしょうか。