メンズ向けの冬用アウターには、いろいろな種類があります。
その冬のはやりとなっているアウターもあれば、定番中の定番として長く愛用されているアウターもあります。
数多いアウターの種類の中で、基本的に押さえておきたいものの1つがジャケットです。
この記事では、ジャケットの選び方と共に、人気を集めているジャケットを5つピックアップしてご紹介します。
メンズ向けジャケット選びの基本とは
ジャケットは、夏の暑い時期を除いて、様々なシーンにおいてとても重宝するアウターです。
特にテーラードジャケットは、フォーマルな場所でも着用できるジャケットとしてメンズの人気となっています。
ジャケットにはアウトドア向けのジャケットや、カジュアルな場面で着こなしたいジャケットなどもありますが、基本的なジャケットということで、まずはテーラードジャケットの選び方を解説していきましょう。
テーラードジャケット選びで重視すべきポイントとしては、次の3つが挙げられます。
・サイズ
・素材
・色と柄
ジャケットのサイズで気を付けたいのが肩幅です。
肩幅がきついものを避けるのは当然ですが、実際の肩よりも大きすぎてもいけません。
目安は、肩とのすきまが指1本分以内であるかどうかです。
また、袖の長さは手首を外側に90度曲げた時に、手の甲につくくらいだと丁度よくなります。
素材としては、上品に見えるウールがおすすめとなっています。
色は暗めのものが無難ですし、柄は無地がよいでしょう。
派手な柄や色のジャケットもありますが、コーディネートが難しくなります。
これらの3つのポイントは、ジャケットの種類によって違いがあります。
その点も踏まえながら、冬向けのジャケットを5つみていきましょう。
ダウンジャケットはメンズにもレディースにも人気
最初にご紹介するのは、冬用アウターの定番中の定番である、ダウンジャケットです。
ダウンジャケットはレディースにもメンズにも人気ですが、それにはもちろん理由があります。
その理由とは、ダウンジャケットの軽さと暖かさです。
ダウンジャケットの内部には、軽い羽毛であるダウンが封入されており、高い保温力を実現しています。
ダウンの保温力は、フィルパワーとして表されます。
ダウンジャケットを購入するのなら、フィルパワーに注目をする必要があります。
長く愛用するのなら、最低でも500FP(フィルパワー)は欲しいところです。
高級ダウンの目安は、650FP以上だと言われています。
ダウンジャケットにフィルパワーが表示されていない場合は、ダウンとフェザーの割合である程度判別することができます。
ダウンの割合が大きいほど、フィルパワーも大きくなります。
ダウンジャケットの素材は合成素材が多くなっていますが、ウール素材のダウンジャケットもあるので探してみるのもよいでしょう。
色や柄に関しては、自分の好みで構いませんが、合わせるボトムは調和を考えて選ぶのが賢明です。
明るいダウンの場合は、黒系統のボトムがおすすめとなっています。
フライトジャケットでメンズに人気なのがMA-1!
フライトジャケットとは、文字通り空軍パイロットがフライト時に着用するジャケットです。
日本ではMA-1が有名ですが、それ以外にも沢山のフライトジャケットが存在しています。
たとえばL-2は、レーザー製フライトジャケットから、ナイロン製のフライトジャケットへの進化を遂げたジャケットとして知られています。
また、海軍のフライトジャケットとしては、襟のボアが目を引くG-1というジャケットがあります。
その他にも、B-6やB-10、B-15などといったフライトジャケットがあり、それぞれが特徴的なジャケットです。
とはいえ、日本で人気が高いのはやはりMA-1です。
MA-1は、「フライトジャケットと言えばMA-1」だと言われるほどの認知度を誇っていて、日本では80年代に、爆発的に流行しました。
現代では、かつてのMA-1と比較すると、デザインがとてもシンプルになっています。
もちろん以前と同じタイプのMA-1もあるので、好みに合わせて選びましょう。
シンプルなデザインのMA-1は、コーディネートがしやすいのが特徴です。
そして以前と同じタイプのMA-1は、ミリタリースタイルでまとめたい時にとても重宝するジャケットとしてメンズに愛用されています。
どちらのMA-1を選ぶにしても、他のアイテムとのバランスを考え、コーディネートをするようにしましょう。
冬のアウターならコーチジャケット
コーチジャケットとはナイロン製のジャケットのことで、アメカジファッションやスケーターファッションとして用いられています。
薄手でも風を通さないので、手軽な防寒着として人気です。
また、中には綿入りのコーチジャケットもあるので、寒さが厳しい時にはとても重宝するジャケットの1つとなっています。
裏地には、キルティングやフリースなどが使われており、好みに合わせて選ぶことができます。
様々なメーカーがコーチジャケットを扱うようになったおかげで、デニム地のものやウール素材のものも手に入るようになりました。
袖口のゴムや、裾を絞るためのヒモがストリートファッションとの相性を高めていて、スノーボーダーが着用する例も目立ちます。
そのため、スポーツ好きな印象を与えてくれるアウターとして、アウトドア好きなメンズの人気となっているのです。
コーチジャケットを選ぶ時のポイントは、ちょっと大きめのサイズにするということです。
もちろんタイトなコーチジャケットを選んでも構いません。
ただ、ゆったり目の着こなしが定着してきており、ビッグシルエットのコーチジャケットはどんなインナーにも合わせられるのでおすすめです。
ライダースジャケットで男っぷりを上げよう!
ライダースジャケットは、バイクに乗る人たち向けのジャケットです。
レザーでできたライダースジャケットはレザージャケットに含まれますが、ライダースジャケットにはレザーではないものもあります。
合皮で作られたライダースジャケットは比較的安価で、求めやすくなっています。
とはいえ、やはり本物のレザーで作られたライダースジャケットも1着は欲しいものです。
レザーのライダースジャケットには、着るだけで男を上げる武骨さがあり、手入れさえしっかりと行えば、長く愛用することもできます。
ライダースジャケットを選ぶ際の大事なポイントは、フロントのデザインです。
シングルとダブルがあり、シングルタイプにはすっきりとしたスマートさ、ダブルタイプには重厚なイメージが伴います。
おしゃれにきめたいならシングルタイプ、より男らしく演出したいならダブルタイプを選ぶとよいでしょう。
また、レザー以外の素材には、スエードやツイードなどもあるので、コーディネートの幅を広げるのに役立ちます。
サイズとしては、身体にぴったり合ったジャストサイズがメンズに人気です。
大き過ぎるライダースジャケットは、服に負けている印象を与えることもあるので、避けるのが賢明です。
人気のミリタリージャケットは活動的なメンズ向け
ミリタリージャケットは、軍関係者が着用していたジャケットで、フライトジャケットもその中に含まれています。
フライト以外の用途のものも多いので、ミリタリージャケットの種類は豊富です。
ミリタリージャケットの主なものとしては、次のようなものが挙げられます。
・N-3B
・モッズコート
・M-65
・N-1
N-3Bは、氷点下20℃以下でも行動することができるように考案されたミリタリージャケットです。
保温性に優れており、まさに冬用アウターとして人気となっています。
モッズコートとはM-51のことで、ロング丈の軍用パーカーです。
モッズコートの名前の由来は、かつてロンドンで一世を風靡した、モッズ族が愛用していたためだと言われています。
M-65は、寒冷地用のフィールドジャケットです。
特徴としては、取り外し可能なライナーと、収納可能なフードを挙げることができます。
現代では、すっきりとした印象を与えてくれる、フードのないタイプがメンズに人気となっています。
N-1は、アメリカ海軍のデッキクルーが主に着用していたミリタリージャケットです。
防風性能が高いので、風の強い日には特に重宝します。
どのミリタリージャケットにも言えることは、活動的なメンズにとてもよく似合うジャケットだということです。
ジャケットを着こなし差をつけよう!
今回の記事では、特に冬に活躍するジャケットを集めて解説をしています。
なぜならメンズの冬用アイテムとしては、ジャケットはとても使い勝手のよいアウターだからです。
ジャケットは、コーディネートで個性を表現しやすいファッションアイテムでもあります。
場面に合わせてジャケットを着こなし、他のメンズに差をつけようではありませんか。