寒さがそれほど厳しくならないような季節の変わり目には、ブルゾンが大活躍してくれます。
男性的な印象が強かったブルゾンも今では、人気の高いレディースアイテムとなり、上手に着こなす女性を街でよく見かけるようになりました。
しかし、ブルゾン愛好家の女子たちを悩ませるのが、コーデのパターン化なのだとか。
そのような女性のために、ブルゾンを使ったお洒落なコーデをご紹介します。
ブルゾンとジャンパーは違うの?
今回はブルゾンを使ったレディースコーデについてご紹介をしていきます。
今回の主役となる「ブルゾン」ですが、素朴な疑問として「ジャンパーとブルゾンは何が違うのか?」という声がよく聞かれます。
非常に単純明快で、英語かフランス語かの違いだけなのです。
要するに同じものを指すのですが、「レギンスとスパッツ」のようにファッション業界ではおなじみの、違うニュアンスを持たせて名前が複数存在するものです。
「ジャンパー」は仕事着的な意味合いが強いアイテムですが、1980年代からこの「ジャンパー」に少しお洒落な洗練されたイメージを持たせてブルゾンが登場したのです。
これらから、「ジャンパー」は機能性を重視し気軽に着られる印象、「ブルゾン」はファッション性を重視しやや高級な印象という使い分けになるようです。
何となくですが、男性がジャンパーで女性がブルゾンと感じる方もいるようです。
このように明確な区別がなく、ニュアンスでの違いとご理解いただけるとよろしいかと思います。
ここではブルゾンとしてお話を進めてまいります。
ブルゾンのレディースコーデをお洒落に楽しむポイント!
さて、それではブルゾンを使ったレディースコーデをお洒落に楽しむためのポイントをご紹介しておきましょう。
基本的にはブルゾンは、男性的イメージの強いアイテムになります。
レディースコーデとして楽しむには、女性らしさや遊び心をくわえるとコーデをお洒落に楽しむことができます。
【上品な女性らしさをプラス】
ブルゾンの定番カラーはカーキなどのアースカラーです。
もちろんお洒落な色身なのですが、ブルゾンのイメージやシルエット的にミリタリーな印象が強く感じられてしまいます。
このような色味の場合には、女性らしいシルエットで合わせるか、小物使いで上品な女性らしさを与えると素敵な仕上がりになります。
【ボトムスのシルエットで調整】
ブルゾンの場合には、シルエットにボリュームを感じるアイテムが多くなります。
この場合に、基本的にはスリム系のスキニーパンツやタイトスカートなどで調整するのが理想的です。
ただ、ブルゾンを前開きで着こなし、ハイウエストのワイドパンツで脚長効果をあたえるなど、スリム系以外でもボトムスのお洒落な活用はできるのです。
【ワンピースとも】
同様にブルゾンのシルエットを上手に活用するには、中のシルエットでお洒落なIラインを作って丈の短いブルゾンの特徴を利用するのもお洒落の秘訣です。
一枚で女性感もIラインも作れるワンピースがおすすめですね。
【その他】
ブルゾンには様々なアイテムがあります。
機能面ではリバーシブル仕様のもの、特徴では色柄や形状など。
お洒落なアイテムを見つけて上手に活用するのもブルゾンコーデを楽しむ方法になります。
カーキのブルゾンをお洒落なレディースコーデに仕上げ
それでは、具体的におすすめのブルゾンを使ったレディースコーデをご紹介していきましょう。
最初にご紹介するのは、前項のポイントでご紹介した「カーキ」のブルゾンを使ったコーデです。
【カーキのブルゾンをお洒落に!】
前述のように、カーキのブルゾンはミリタリールックの印象が強く、レディースコーデに取り入れるにはなかなか勇気がいるかもしれません。
トップスにキャメルのハイネックニット、ボトムスに白のパンツを合わせてみましょう。
パンツはややハイウエストで、トップスをタックインします。
カジュアル過ぎない上品さ、そして脚長見えが特徴的なコーデになります。
足元はトップスに合わせてベージュ系のパンプスで女性らしさをくわえて締めましょう。
男性的な印象は微塵も感じられませんね。
カジュアル過ぎない綺麗めコーデが完成します。
【女性クールでも!】
これ以外にも、男性的イメージのままに女性クールに仕上げても良いです。
中を黒のワントーンコーデにまとめます。
ただし、ボトムスはレギンスなどでぴったりとしたシルエットで女性らしさをアピールします。
男性的格好良さをベースにした、女性ならではのクールコーデの完成です。
ボトムスのシルエット調整でブルゾンのレディースコーデをお洒落見え!
続いてご紹介する、ブルゾンを使ったレディースコーデは、こちらもポイントの項でご紹介した「ボトムスでのシルエット調整」になります。
上半身にボリューム感を与えるブルゾンの場合には、ボトムスのシルエットを上手に使って全体的な調整をするとお洒落になります。
【黒のタイトスカート】
トップスに黒のタートルネックニット、ボトムスに黒のロング丈タイトスカートを合わせてみましょう。
細見え効果抜群のIライン、ワントーンコーデになります。
ここにグレーのブルゾンをアウターとして合わせます。
グレーと黒という色使いもスタイリッシュなコーデになりますね。
ブルゾンのボリューム感は黒のIラインが全く感じさせません。
それどころか、Yラインとして活かしてしまいます。
足元は黒のショートブーツで少しの肌見せをしてお洒落に締めましょう。
シルエットが美しいお洒落レディースコーデが完成します。
【フレアースカート】
トップスを白のボートネックニット、ボトムスをカーキのフレアースカートに変えてみましょう。
スカートにもボリュームがあるので着ぶくれしそうですが、ブルゾンを前開きスタイルでウエストマークを強調します。
脚長効果とスカートのAラインが美しいコーデに仕上げてくれるのです。
ボトムスにボリューム感があっても、ブルゾンを合わせることはできるのです。
ワンピースとブルゾンを合わせたレディースコーデもお洒落に演出!
続いてご紹介する、ブルゾンを使ったレディースコーデは、こちらもポイントの項でご紹介した「ワンピースの活用」になります。
女性らしさの象徴とも言えるワンピースの活用は、ブルゾンに女性らしさの息吹を吹き込むにはぴったりのアイテムなのです。
【黒のワンピース】
黒のワンピースを合わせます。
この場合、黒ニットに黒スカートのセットアップでも構いません。
黒ワンピースのシュッとしたシルエットがお洒落に映えます。
ここに黒のブルゾンを合わせてみましょう。
オールブラックの先進的なスタイリッシュコーデに仕上がります。
黒のワンピースの甘辛感に、黒のブルゾンの辛めが上手にマッチしますね。
スカートを使ったクールな仕上がりの代表例になります。
【お洒落に】
眩しい白のワンピースを合わせましょう。
白のワンピースには女性の持つ優しさ、上品さが詰まっています。
ここに合わせるのは、モスグリーンの薄手のシャツブルゾンです。
薄手のシャツブルゾンは上品な羽織りアイテムになりますので、ワンピースの上品さを上手にサポートしてくれます。
ブルゾンを使った美しいコーデ例です。
個性的なブルゾンで注目度アップ!
最後にご紹介するブルゾンを使ったレディースコーデは「個性的なブルゾン」を使ったコーデになります。
ブルゾンにも様々なアイテムが存在します。
少し変わったブルゾン使いで注目を集めてみましょう。
【花柄のブルゾン】
様々な種類がある中でも花柄のブルゾンは、フェミニン感抜群です。
この場合には特に女性らしさをくわえなくてもそのままでお洒落なレディースコーデに仕上げてくれます。
トップスに白のボートネック、ボトムスにグレーのプリーツスカートを合わせてみましょう。
ここに花柄のブルゾンを合わせれば、そのまま可愛らしいレディースコーデになりますね。
足元は黒の靴下にグレーのスニーカーでカジュアルに仕上げましょう。
【シースルーやレース素材】
花柄以外にも、ブルゾン自体で女性らしさを表現するアイテムはあります。
例えば、透け感がお洒落なシースルー素材のブルゾンや、レース素材のブルゾンです。
これらも、花柄同様にそのまま上手に合わせるだけでお洒落なレディースコーデにしてくれます。
例えば、花柄ブルゾンでご紹介したコーデのトップスをボーダー柄に変えて、アウターにシースルーブルゾンを合わせましょう。
シースルーなのでトップスに柄がある方がメリハリがあります。
シースルーの透明感が、花柄とはまた違う大人っぽさをかもし出します。
ブルゾンをレディースコーデに取り入れてカジュアルお洒落に
今回、ブルゾンを使ったお洒落なレディースコーデについてご紹介をしてきました。
男性的なイメージが強いブルゾンも、合わせるアイテムや合わせ方次第で女性っぽく仕上げることができます。
ここさえ上手におさえれば使い勝手の良いアイテムですし、着回しも良くなります。
ブルゾンを使ったコーデを上手に取り入れて、カジュアルコーデの幅を広げてみませんか。