シャツの胸ポケットは必要?不要?不要なら外すのもアリ!

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そもそもなぜワイシャツに胸ポケットがあるの?

シャツの起源は古代ローマで着用されていたチュニックといわれています。

そこから長い年月を経て、19世紀には今のワイシャツのデザインに近いものが確立されました。

シャツが誕生したヨーロッパでは、下着として着用する認識が強いアイテムで、その当時のものには胸ポケットが付いていませんでした。

ジャケットの下に着るものなので、下着というわけですね。

現代のヨーロッパでも下着という意識が意外にも強く、あくまでもジャケットのインナーと考えられているため、シャツ1枚で出歩くことは基本的にしないそうです。

しかし、20世紀になるとシャツに胸ポケットが付いたものが見られるようになります。

胸ポケットの発祥はアメリカといわれ、現存するアパレルブランドのブルックスブラザーズが開発した、ポロカラーシャツがルーツだそうです。

ヨーロッパでは下着の位置づけのシャツですが、アメリカにおいてはそのような認識はなく、機能性を重視した結果生まれた衣服の1つといった位置づけです。

そのようなアメリカの流儀が、いつしかこの日本でもごく一般的なものとして定着したと考えられます。

そのため、胸ポケット付きのワイシャツが国内では多く流通しています。

しかし、近年の日本のビジネスマンのなかには、ワイシャツに胸ポケットはスマートではないといった考えから、胸ポケットなしのワイシャツを選んだり、付いた胸ポケットを外す人もいたりするといいます。

ワイシャツに胸ポケットがあるとカッコ悪いの?!

では、ワイシャツに胸ポケットがあるのはカッコ悪いのでしょうか。

実は、世界全体的に見てみると、主流とされているのは胸ポケットなしのシャツといわれています。

とくにイギリスでは、胸ポケットがあるワイシャツのほうが珍しいそうです。

そのため、クラシックなスーツスタイルや、世界で通用するフォーマルなスーツスタイルにしたいのなら、胸ポケットなしのワイシャツを選ぶほうがよいとされています。

このようなことから、胸ポケット付きワイシャツはカッコ悪い、という考えが浸透してきているのかもしれませんね。

とはいえ、以前に比べて格段に暑くなっている日本の夏では、近年クールビズといったジャケットなしのビジネススタイルが定着しています。

さらには、ビジネスマナーの観点からいっても、ポケット付きワイシャツはマナー違反というほどのことでもありません。

ジャケットにあるポケットに代わって、ワイシャツの胸ポケットを大いに活用している人も多くいることでしょう。

日本のビジネスシーンではこのような環境の背景もあり、胸ポケット付きワイシャツが実用的であることも踏まえて多く流通しているのも事実といえそうです。

元から胸ポケットなしのものを選ぶのか、気に入ったワイシャツに胸ポケットのあっても気にしないのか、よりカッコよく見せるために付いた胸ポケットを敢えて外すのかは、その人の立場や環境、好みにも左右されるのかもしれませんね。

胸ポケットが不要!なかには外す人もいる

胸ポケットが不要と感じる人には、理由があるといいます。

その理由について探っていきましょう。

◯形が崩れて見える

胸ポケットがあってそこに携帯電話やケースなどを入れておくと、その周辺が膨らんでしまいシャツ全体のシルエットまで崩れて見えてしまいます。

なかには、完成されたスーツスタイルを崩さないかどうかという点で、インナーとして着るワイシャツにこだわる人もいます。

◯高級シャツは胸ポケットなしが多い

品質がよく高級とされるブランドのワイシャツは、胸ポケットが付いていないことが多いといいます。

もしもジャケットを脱がなければいけない状況になったときに、よいシャツを着ていると周囲から思われたい心理が働くこともあるでしょう。

「胸ポケットがなければデザイン性もよく、高級そうに見えるのに」と思う人は、購入後すぐに胸ポケットを外すひと手間を加えてから着用することも少なくないようです。

ワイシャツの胸ポケットを外すなら?その注意点

せっかく購入したワイシャツですが、もしかしたら「胸ポケットがなければシルエットや見た目がグッとよくなるのに」と考える人もいるでしょう。

もしも購入したワイシャツの胸ポケットを外すことを検討しているのであれば、以下の点に注意すれば予想以上に簡単に外すことができます。

◯購入後すぐの新品であること

何度か使用した後にワイシャツの胸ポケットを外すと、その外した穴が目立ってしまう可能性があります。

そのようなことを避けるためにも新品の状態で外すのであれば、後々失敗が少なくすみます。

◯使用されている素材にコットンの割合が多めであること

胸ポケットを外す場合には、コットン素材の縮む性質を活かすのがポイントです。

できるだけコットンが含まれる割合が多いワイシャツであれば、洗った後に少し縮むため、胸ポケットが付いていた縫い目の穴を目立たなくできます。

この2つの点をクリアしていれば、胸ポケットを外すことに問題はないでしょう。

ワイシャツの胸ポケットを外すならこんな道具があればOK!

ワイシャツの胸ポケットを外すために、用意する道具はそれほど多くありません。

胸ポケットを外すためにはミシンの縫い目を切るだけでいいので、リッパーと呼ばれる糸を切る道具や、糸切りバサミがあれば大丈夫でしょう。

リッパーは先が長い先端と短い先端で二股になった、ミシンなどの縫い目を簡単に切れる道具です。

先のとがった長い方の先端を縫い目に通して、根元部分に当てれば簡単に糸が切れるようになっています。

シャツの布地を傷めることなくポケットを外すことが可能なのでおすすめの道具です。

もしも、自宅になかったら糸切りバサミで代用可能です。

ただし、糸切りバサミを使用する場合は、布地を切ってしまわないように細心の注意を払ってください。

なお、ミシンの縫い目は上糸と下糸で縫われており、どちらか一方の糸を切ると反対側の糸は自然にほつれてきます。

そのため、全部の縫い目を切る必要はなく、部分的に糸を切れば簡単に外すことができる仕組みになっていることを覚えておくといいですよ。

ワイシャツの胸ポケットを外すなら?やり方をご紹介

では、実際にワイシャツの胸ポケットを外す方法をご紹介していきましょう。

以下で手順をご説明します。

①新品の胸ポケットを外すワイシャツとリッパーを用意する

前項でも述べたように、洗濯前の新品の状態のシャツであることが望ましいので、洗う前に作業します。

②胸ポケットの見える部分の糸(上糸)をリッパーで切っていく

ワイシャツの布地を傷つけないように、縫い目の上糸を慎重に切っていきます。

数か所上糸を切ったら、軽く引っ張って胸ポケットとシャツ本体の間に隙間を作りましょう。

引っ張りすぎると縫い目の穴が広がったり、布を傷めてたりしてしまうので注意してください。

③隙間の糸をリッパーで切る

できた隙間に横になった縫い目が出てくるので、その縫い目のところにリッパーを差し込み、胸ポケットとシャツ本体の布を広げるようにしながら糸を切っていきます。

胸ポケットの入口の両端は、補強のために返し縫いがされていたり、三角に縫われていたり、縫い目が重なってリッパーが通しにくくなっていたりしますので、丁寧に進めましょう。

④胸ポケットを外したら洗う

外し終わった後は残った糸くずをきれいに取り除き、着用前に洗います。

新品のため、洗剤を使わずに水洗いする程度で十分でしょう。

⑤乾かしてアイロンをする

乾かしたら仕上げにアイロンをかけて完成です。

ワイシャツの胸ポケットを外すのも1つの方法!

ワイシャツ選びをしていて、気に入ったワイシャツに胸ポケットが付いていたら、自分で外すという手もあります。

仕事をするうえでの利便性よりも、見た目を重視する人は胸ポケットを外してみてはいかがでしょうか。

その場合は、購入後すぐに外すのがおすすめです。

取り外す手順もご紹介したので参考にしてください。