寒い時期には、できるだけ暖かい格好で過ごしたいものです。
しかし、寒くてもおしゃれに関する意識は持ち続けたいですね。
防寒性に優れていて、しかもファッショナブルなものとしておすすめなのがメンズセーターを使ったコーデです。
なぜなら、セーターは見た目にも暖かいものですし、柄やカラーが豊富で個性を出しやすいからです。
この記事でご紹介する、3つのコーデは特におすすめなので活用してみてくださいね。
冬のメンズ向けセーターならミドルとローゲージがおすすめ
セーターコーデの場合、まずセーターの編み方について再確認しておくのはとても大事です。
なぜなら基本的なことを知っていないと、ちぐはぐなコーデになってしまう可能性があるからです。
セーターの編み方は大きく分けて、ハイゲージとローゲージ、そしてミドルゲージの3つがあります。
ゲージとは、編み機の針の密度のことです。
ゲージによってセーターの質感がかなり変わります。
ハイゲージは細い毛糸を使用する、針が密集した状態の編み方です。
ハイゲージはすっきりとして見えるのできれいめコーデにぴったりですが、生地が薄いので防寒性能はあまり高くありません。
冬のメンズ向けセーターとして使うなら、アウターを選ぶ必要があります。
ミドルゲージは、ほどよい生地の厚さとなめらかさを兼ね備えた編み方です。
ミドルゲージで編んだセーターは、秋や冬にはとても重宝します。
ローゲージは太い毛糸を使用して、ざっくりした感じに仕上げる編み方です。
毛糸が太いので生地が厚くなりますし、糸の間に空気の層ができるので防寒性能に優れています。
ローゲージのセーターは冬向けのアウターとして使えますし、ミドルゲージのセーターは冬用のインナーにぴったりです。
冬にはローゲージか、ミドルゲージのセーターがおすすめです。
カウチンセーターコーデはカジュアルシーンにぴったり
ローゲージのメンズセーターにもいろいろとありますが、特におすすめなのがカウチンセーターです。
カウチンセーターは、カナダの先住民族である「カウチン族」が愛用していたセーターがもとになっています。
本来のカウチンセーターは羊毛と、アメリカ杉の皮繊維を混ぜ合わせた糸を使用して編んであり、防寒性だけではなく撥水性や防水性も優れています。
近年はウールを使用したものが増えてきており、手に入れやすくなりました。
カウチンセーターは柄にも特徴があり、鷲やトナカイ、幾何学模様などを編みこんであるのが主流です。
フロントにジッパーがついているタイプのものは、アウターとしても使えます。
小さな襟がおしゃれですし、とても暖かいセーターだと評判です。
カウチンセーターは可愛らしいフォルムをしているので、カジュアルシーンにぴったりです。
カウチンセーターコーデをする場合は、セーターのサイズに気をつけましょう。
サイズの大き過ぎるものは野暮ったく見えますし、生地が厚いので重く感じる場合があります。
ジャストサイズのものを選び、コーデに合わせてパンツを選ぶのがおすすめです。
コーデュロイのパンツは全体的に暖かいイメージのコーデになり、チノパンとのコーデはアメカジスタイルとなります。
個性を出したい場合におすすめなのがペルーセーターコーデ
冬のセーターコーデで個性を出したいなら、ペルーセーターを使うのがおすすめです。
ペルーセーターは別名アルパカセーターとも呼ばれるように、南米アンデスに生息するアルパカの毛で編んだセーターです。
アルパカの毛は軽くて防寒性に優れており、ミドルゲージのセーターにとてもよく合います。
カウチンセーターのようにアウターとして着用するのではなく、インナーとして使うのに向いています。
特徴的なインナーなのでコーデすることによって、個性を出しやすいのがペルーセーターです。
リャマやアルパカ柄、鳥の羽のような柄が目を引きますし、毛玉になりにくいので長く愛用できるのもペルーセーターの魅力です
ペルーセーターコーデには、細身のパンツが合います。
ペルーセーターの上にジャケットをはおり、スリムなパンツを合わせることでカジュアルでありながら、大人っぽいコーデになるのでおすすめです。
デニムやチノパンとの相性もよく、コーデをあまり選ばないのもペルーセーターのよい点です。
ローゲージで編んだペルーセーターは、ざっくりと着こなすのがよいでしょう。
アウターとして用いて、おしゃれなメンズを演出してみましょう。
チルデンセーターコーデでスポーティにきめよう!
スポーティなコーデにしたいときにおすすめなのが、チルデンセーターを使った方法です。
チルデンセーターは、アメリカの伝説的なテニスプレーヤー、ウィリアム・チルデンが愛用していたセーターとして知られています。
ウィリアム・チルデンはアメリカのスポーツ界を代表する名プレーヤーの1人で、その影響力には大きなものがあります。
そのため、チルデンセーターにはスポーティなイメージが植え付けられました。
Vネックの首回りや裾に施された、赤や紺の目立つラインがチルデンセーターの大きな特徴です。
ミドルゲージのものが多く、下に着るシャツによって様々なコーデを楽しめます。
チルデンセーターはトラッド寄りのアイテムなので、ドレスシャツと合わせればきれいめなコーデになります。
ジャケットとの相性もよく、スポーティでありながら大人っぽい印象を与えることが可能です。
白いシャツの上からチルデンセーターを着こみ、白いパンツを合わせるとスポーティなイメージがより強調されます。
おしゃれなコーデにするのなら、クレリックシャツとのコーデがおすすめです。
ファッショナブルに見えますし、しかもスポーティな、とても魅力的なメンズを演出できます。
3つのメンズセーターのおすすめブランドを知っておこう
ここまでご紹介したメンズセーターはどれも特徴的なものばかりで、着用するととても目立ちます。
目を引きやすいセーターだからこそ、上質で見た目のよいブランドものがおすすめです。
カウチンセーターのおすすめブランドは、「Kanata」と「granted」です。
Kanataはカウチンセーターの代表的なブランドで、カナダ本国はもちろん、日本でも人気が高いです。
伝統的なものから、ドクロをモチーフにした大胆なものまで、様々なカウチンセーターを製造・販売しています。
grantedは、細身なカウチンセーターで知られているブランドです。
女性にも似合うので、ペアで着るのもよいでしょう。
ペルーセーターなら、「IFER Knitwear」が要注目ブランドです。
細かい柄のものが多く、どこか懐かしさのあるデザインがIFER Knitwearの特徴です。
20,000円ほどで購入できる点も、おすすめする理由です。
ベストも扱っているので、コーデに取り入れるのもよいでしょう。
チルデンセーターは取り扱っているブランドが多く、好みによって選べます。
よりスポーティなイメージのブランドとしては、「Munsingwear」が挙げられます。
ゴルフをする際などには、Munsingwearのチルデンベストできめましょう。
メンズセーターコーデを学ぶには
今回ご紹介したセーターに限らず、メンズセーターのコーデはいろいろあります。
カジュアルシーンに向いたコーデもありますし、フォーマルな場面に適したコーデもあります。
そういったシーンごとのコーデを知るには、ネットを活用するとよいでしょう。
様々なファッションブログが開設されていて、有益な情報にあふれています。
特に寒い冬は、着用するアイテムが増える季節です。
ちぐはぐなセーターコーデにならないよう、ファッションブログをチェックしてみましょう。
また、近年はネットで手軽に映画やドラマを視聴することが可能です。
そういったものを見て、スターたちの着こなし方を学ぶのもおすすめです。
同じくらいの年齢のスター着こなしを参考にして、自分のコーデに取り入れましょう。
定番のコーデから少しずらした、個性的で魅力のある着こなし方を学べます。
その年のトレンドを取り入れるなら、写真投稿サイトがおすすめです。
毎日更新されているサイトが多く、最新のトレンドを知ることができます。
カウチンセーターやペルーセーターを、現代風に着こなす方法やチルデンセーターをストリートテイストにコーデするやり方なども、チェックできます。
寒い日にはメンズセーターを上手に着こなそう!
寒い日には、どうしても着るものが増えてしまいがちです。
ごたごたしたコーデになったり、野暮ったいコーデになったりすることもあるでしょう。
特にセーターは、着ぶくれしてしまう可能性のあるファッションアイテムです。
すっきりと上手に着こなし、おしゃれなメンズであることをアピールしてみましょう。
今回の記事を参考にして、冬のセーターコーデを楽しんでくださいね。