デニムは毎日のコーデに欠かせない、超定番アイテムのひとつですね。
もともと海外発祥のデニムですが、近年、日本製デニムの人気が高まっています。
日本のデニムはその品質の良さから、世界各国の注目を集めています。
こちらでは、その日本製デニムの歴史や人気の高いレディース向けの日本製デニムブランド、海外デニムブランドをご紹介します。
デニムの歴史を知ろう!
デニムの語源をご存知でしょうか。
デニムとは、厚手の綾織物を指す言葉です。
その語源はフランス語の「セルジュドゥニーム」、つまりフランス都市である「ニームの織物」であると言われています。
デニムを使ったズボンをジーンズと呼ぶため、今ではデニム=ジーンズとして認識されていますが、このように本来デニムとは、生地を指す言葉なのです。
そんなデニム生地を使ってジーンズを生み出したのは、ヨーロッパではなくアメリカです。
一体どのようにして、アメリカにデニム生地が伝わったのでしょうか。
その経緯については、諸説あるようです。
デニム、つまり綿製の厚手の綾織物は、イタリアやイギリスからアメリカへ渡り、ジーンズへと加工されるようになったと言われています。
今ではファッションアイテムであるジーンズですが、もともとは労働者のための丈夫なズボンとして生まれたのです。
近年は、年代やメンズ、レディースの区別なく、幅広く人々に愛されるアイテムとなりました。
定番のブルーデニムだけではなく様々な色のデニムが生まれています。
厚みのあるデニムや厚みを抑えたサマーデニムなど、種類が豊富です。
また、日本製のデニムを使ったジーンズも注目を集めています。
日本製デニムを使ったジーンズの誕生
日本製デニムが製造され、国産ジーンズが販売されるようになった経緯を見てみましょう。
日本にジーンズが正式に輸入され始めたのは、戦後だと言われています。
それ以前にも、関東大震災の際の支援物資の中に中古のジーンズが入っていたこともあるようです。
1960年代、本格的にジーンズの輸入が始まり、一般に広く知られるようになりました。
同時に、日本製のデニムを使ったジーンズの製造、販売が始まったのです。
日本におけるジーンズの歴史は、意外に浅いものであることが分かりますね。
日本において、デニム生地を主に生産しているのは岡山県、広島県などです。
実はこれらの地域では、昔から藍染めや織物が盛んに行われてきました。
着物や制服などに使われるような、品質の高い織物、染物が、これらの地域で作られてきたのです。
その技術を生かして、丈夫なデニム生地が生産されるようになりました。
日本のデニムは品質が高く、また縫製技術も高度であるという点において、海外からも高評価を受けています。
日本製のデニムを使ったジーンズブランドは徐々に増えており、今ではメンズだけでなくレディースブランドも確立しています。
もともとは海外のデザイン、海外の生地を使って作られていたジーンズは、今やその立場が逆転しつつあると言っても過言ではないでしょう。
日本製デニムを使ったレディースのジーンズブランドご紹介!
日本製デニムを使ったレディースブランドは数多く存在します。
それだけ、ジーンズが広く人々に愛されていることが分かります。
では、日本製デニムを使ったジーンズブランドの一部をご紹介しましょう。
まずご紹介するのはサムシングです。
日本初のジーンズブランドであるエドウィンは、色落ち加工、ダメージ加工などが特徴です。
そんなエドウィンのレディ―スブランドが、サムシングです。
日本人女性の体型を考えたものづくりにこだわり、日本人女性が最もきれいに見えるデザインと、履き心地の良さを追求しています。
続いてはブラッパーズジーンズです。
ブラッパーズジーンズは、日本で初めてジーンズを発売したビッグジョンのレディースブランドです。
女性を美しく見せることにこだわった商品作りをしています。
ベティスミスも外せません。
ベティスミスは、国内ジーンズの聖地といわれる岡山県児島に本拠地を置くブランドです。
オーダージーンズにも対応しており、ジーンズを思い切り楽しみたい人におすすめです。
20~30代に人気のレディースデニムブランド
日本製のデニムを使ったレディースブランドの中で、20~30代の若い女性に人気の高いものをいくつかご紹介しましょう。
まずご紹介するのは、マウジーです。
マウジーは女性人気の高いブランドですが、特に若い女性からの支持を集めているブランドのひとつです。
ジーンズ初心者でも簡単に綺麗なシルエットを楽しめるという点が、マウジーの人気の秘密だといえます。
中でもブルースキニージーンズやテーパードジーンズなどが、特に人気の高いデザインです。
女性をきれいに見せるデザインを、より履きやすく作っているのが特徴です。
そのほか、若い女性に人気の高いブランドとして挙げられるのがスライでしょう。
スライの商品は、どちらかといえば高身長ですらっとした体型の女性に似合う傾向にあるようです。
そのほか、先にご紹介したサムシングも、人気の高いブランドのひとつです。
履きやすさにこだわり、しかもシルエットが綺麗なサムシングは、機能性の面でもおしゃれの面でも優れており、快適に使えます。
40代以降の女性に好評!日本製レディースデニムブランド
40代以降の大人女性に人気の高い、日本製のレディースデニムブランドをご紹介します。
まずは、レッドカードです。
レッドカードは、大人女性の体型を考えたデザインで人気の高い、日本初のデニムブランドです。
気になる部分を巧みにカバーするデザイン、ほっそりとした美脚をかなえるデザインなど、細部まで工夫されたもの作りがされている点が魅力です。
続いては、ユニクロです。
ユニクロは、もはや利用したことのない人がいないほどよく知られているブランドなのではないでしょうか。
ユニクロは、低価格でありながらも品質が良く、しかも履きやすいという点が非常に魅力的です。
最近では、ウエスト位置の高めなハイライズが主流デザインとなっています。
お腹周りをすっきりとさせるこのようなデザインに、特に大人女性からの支持が集まっています。
また、先にもご紹介したマウジーやサムシングも、広い世代から指示を受けており、40代以降の女性にもおすすめです
女性人気の高いレディースデニム、海外のものもご紹介
日本製のデニムブランドをご紹介しましたが、海外ブランドもいくつかご紹介しましょう。
まずは、リーです。
カウボーイや労働者向けの商品を主に製造、販売してきたリーですが、レディース向けのジーンズも幅広く扱っています。
履きやすさとシルエットのきれいさを両立させた、魅力的な商品が揃っています。
続いては、ディーゼルです。
イタリアのブランドであるディーゼルは、上質なイタリアンデニムを使い、高い縫製技術によって作られた商品を扱っています。
流行にとらわれない独自のデザインにこだわり、人気の高いブランドです。
そして、リーバイスです。
リーバイス社は、アメリカにおいて、世界で初めてジーンズを産み出したブランドです。
5ポケット、リベット、インディゴ染めといった特徴を持つリーバイスのジーンズには、非常に多くのファンがおり、長く愛され続けています。
そんな歴史あるリーバイスは、ジーンズ誕生当初から流行に左右されないもの作りにこだわり、男女共に高い支持を得ているブランドです。
自分を魅力的に見せる一本を!
デニムについて、その由来や日本における歴史をお伝えしました。
そして、人気の高い日本製デニムを使ったレディースブランドについてご紹介しました。
日本製のデニムは品質が高く、今や海外からも注目されるまでになっているのですね。
日本製デニムを使ったジーンズは日本人女性をより美しく見せる工夫が細部まで施されていることも分かりました。
日本製、海外製さまざまあるジーンズですが、自分に合った一本に出会えるよう、研究してみてください。