ワンピースは、オフィスやカジュアル、どちらの場面でも大活躍してくれる優秀アイテムですね。
そのデザインや素材はさまざまですので、正しく選ぶとより魅力的な着こなしにつながります。
ここでは、体型や肌質などが変化し服の選び方に迷いがちな40代の女性を中心に、より上品に見せてくれるワンピース選びのコツをご紹介します。
ワンピースの歴史を知ろう!
ワンピースとは、上衣とスカートが一体となった衣類を指します。
このような定義に当てはまる衣類自体は、古代から存在していました。
しかも、もともとは男女の区別なく着用されていたといわれています。
日本においては着物が長く使用されてきましたが、これは上下が一体となっているという条件を満たしますので、ワンピースの一種といえるでしょう。
女性がファッションのために身に付けるいわゆるワンピースが一般的になったのは、西洋では16世紀頃からと言われています。
ワンピースの雰囲気は上品なものからラフな雰囲気のもの、また装飾が多めで派手な雰囲気のものなど、時代に応じてその流行は変化していったようです。
日本でワンピースが盛んに着られるようになった頃は、短い丈のものが流行していたようです。
近年、10~20代の若い世代から30~40代の大人女性、そしてそれ以上の年齢の女性たちまで、非常に多くの人々に愛されています。
ワンピースにはどんな種類があるの?
こちらでは、ワンピースの種類を見てみましょう。
まず丈で分類すると、長いものからマキシ、ミモレ、ミディ、ミニ丈に分けられます。
形状で分類すると、キャミソール、チュニック、シャツ、カシュクールなどがあります。
シルエットを見てみると、広がりのあるティアード、すっきりとしたAライン、体に沿うタイト、丸みを帯びたコクーンなどに分けることができます。
また、使われる素材の様子もさまざまです。
ふんわりと軽く広がりやすい柔らかな素材、しっかりと形状を保つハリのある素材、伸縮性のある素材、実にさまざまなものがあります。
丈や形状、素材の組み合わせ次第で、カジュアル、上品などさまざまな印象を演出することが可能です。
また、同じ種類のワンピースを仮に10代と40代の親子が着たとすると、その印象はかなり異なるものとなるでしょう。
40代は似合う服が変化する?
家庭や仕事、その他で日々慌ただしく過ごす傾向にある大人女性、特に40代くらいの女性は、自分のファッションについてじっくりと研究する余裕を持ちにくいかもしれません。
ファッションの流行の変遷は非常に目まぐるしく、当然のことですが、人は年齢を重ねることで見た目や体調などが徐々に変化していきます。
体形や外見の変化を感じるという意見が多く聞かれるようになるのが、女性の場合は40代頃から、といわれます。
また、パンツ、スカート、ワンピースなどさまざまなアイテムがあるにもかかわらず、どのようなものが自分に似合うのかわからないといった意見が増えてくるようです。
年齢を重ね、人としての経験を数多く積み、人間としての魅力度も一層増しているのが大人の女性です。
年を重ねることをプラスに捉え、似合うものを身に付ければ、その人の持つ上品さや魅力を発揮できるでしょう。
40代が上品に着こなすポイント
40代頃からは、パンツやスカート、ワンピースなど、過去に着こなしていた服が何となくしっくりこなくなることが多いようです。
40代女性が服を上品に着こなすには、どのようなポイントを押さえると良いのでしょうか。
大切なことは「基本を押さえた服選びをする」ということかもしれません。
まずひとつめのポイントは「サイズの合ったものを身に付ける」ということです。
サイズが小さいものは体の線が目立ちやすく、オーバーサイズのものは何となくルーズな雰囲気になりがちです。
大人女性には、ジャストサイズの着こなしがおすすめです。
また、シンプルにまとめることも着こなしの重要なポイントです。
特に、色選びは大切な要素です。
コーデを考える際、3色程度でまとめるようにすると、全体のバランスが良くなります。
もう少し多くの色を使う場合は、色同士のバランスをよく考えて着こなすとうまくいきます。
ワンピースを上品に着るには?
ワンピースは、上下が組み合わさった独特の形状の衣類であることは、先にもお伝えした通りです。
トップスとボトムが分かれている衣類と比べて面積が大きく、印象に残りやすい衣類といえるでしょう。
そんなワンピースを上品に着こなすためには、どのようなポイントで選べばよいのでしょうか。
ひとつは、色や丈を上手に選ぶということです。
ワンピースを着るシーンや着る人の年齢、雰囲気に合わせて、適した丈や色を選びましょう。
例えば、入学式などお祝いの席に参加する際に身に付けるなら、明るめな色、ひざ丈ではつらつとした雰囲気のものを選ぶと良いでしょう。
楽器の演奏会などの場では、カラフルできらびやかなロング丈のワンピースも素敵です。
仕事の場では、落ち着いた色合いの広がりを抑えたAラインワンピースなどがおすすめです。
着る人が10~20代の若い女性であっても、また大人として人間として魅力の増す30~40代以降の女性であっても、このポイントは同じです。
場に合わせたワンピース選びをして、上品な着こなしを楽しみましょう。
40代を上品に見せるワンピース
40代女性の魅力を引き出し、上品な雰囲気に着こなすことのできるワンピースとは、どのようなものでしょうか。
それは、40代ならではの肌見せができるワンピースであるといえます。
40代頃の女性は、徐々に体の脂肪がつきやすくなるなどの理由から、シルエットが少し変わります。
おなか、背中、ウエストや下半身などには比較的脂肪が付きやすい傾向にありますが、首や鎖骨などはすっきりとするものです。
もともと鎖骨があまり目立たなかったという人も、年齢と共に少しづずつ鎖骨が目立ってきているのではないでしょうか。
体の中で、鎖骨や手首、足首など、骨の存在を感じさせほっそりとしたイメージの部分を見せることで、着やせできるでしょう。
また、女性は二の腕がたくましいことを気にしてそれを隠す傾向にありますが、思い切って出してしまう方がかえってすっきりと見えるものです。
そのため、これらの部位を見せるワンピース選びをすることで、過度に露出しなくても、大人の女性の魅力を演出できるのです。
首回りは胸元を強調する深めなVネックやUネックは避けましょう。
鎖骨が見えるくらいの浅めなVネックやUネック、またボートネックなどは鎖骨を程よく見せられるので良いでしょう。
また、ノースリーブのワンピースを選ぶ際には、肩をあまり出さないタイプのものにすると落ち着いた雰囲気になります。
ワンピースの丈は、女性を上品に見せる膝丈~ミモレ丈をおすすめします。
ポイントを押さえてワンピースをもっと楽しもう!
40代女性のワンピースの選び方や着こなしについて、ワンピースの歴史や種類も交えてお伝えしました。
デザインや色、丈など非常に多彩なワンピースですが、その場や着る人の雰囲気に合ったものを選ぶことが大切です。
40代女性は、年とともに変化する体型をうまく生かしたワンピース選びで、より魅力的な着こなしができます。
自分の魅力をアップしてくれるワンピースを見つけて楽しんでくださいね。