黒の服と紺の服、どちらが自分に似合うか悩んだことはありませんか?
カーディガンの他にも、コートやジャケット、ボトムスなど、「黒・紺どっち?」と迷うアイテムは多いですよね。
この記事では、「どんな方が黒が似合う?」ということ以外にも、「黒を着こなすには?」「紺の注意点は?」などの疑問にお答えします。
引き締めカラー・紺&黒!黒カーディガンが似合う人って?
紺や黒のカーディガンは、上半身をスリムに見せてくれることもありますし、着回ししやすいアイテムです。
学生さんは、校則で「制服に合う地味な色」ということで、「黒か紺」と決められていることもありますね。
黒の服を着ると大人っぽく見えますし、紺よりもキリッとしたイメージがあるように思います。
どんな色にも合わせられるので、ファッションに興味がない方でも手に取りやすい色、ともいえます。
また、黒には強いイメージがありますので、黒が似合う方は、自信を持って自己主張したい、ここぞというときに着るのがおすすめです。
パーソナルカラーで考えると、目鼻立ちがくっきりしていて華やかで、強いオーラを持っているブルーベースの方に似合うようです。
小柄で童顔な女性よりは、大柄で目力がある顔立ちの方のほうが、黒の迫力に負けずに着こなせると思います。
ブルーベースというのは、青みがかった肌色で黒目がはっきりしていて、ピュアなピンク系のチークや、グレー系の服が似合う方のことをいいます。
アクセサリーをつけるなら断然シルバーがおすすめなタイプです。
紺カーディガンで上品・若々しいイメージに
「ブルーベースは黒が似合う方が多い」というお話をしましたが、紺が似合わないわけではありません。
紺はお得な色です。
落ち着いて見えて、制服などにも合い、それでいて女性らしく上品に見せることができます。
イエローベース(黄みよりの肌)でやさしい顔立ちの方が黒を着ると、地味に見えたり、老けて見えてしまったりすることもあります。
かしこまった印象に見えてしまうこともあるでしょう。
そういうときにおすすめなのが、紺やチャコールグレーなどの色です。
紺には、色味にもよりますが、若々しいイメージやさわやかなイメージがあります。
一方、チャコールグレーには大人びたイメージがあります。
どんな色のカーディガンを選ぶか迷ったら、ワードローブを確認してみてください。
モノトーンが基本なら黒やチャコールグレーのカーディガン、ピンクやイエローなどのやわらかい色が好きなら紺がおすすめです。
チャコールグレーのカーディガンは、インナーに白や黒、ワインレッド、マスタードなどを持ってくるとしっくり着られます。
制服の場合、リボンの色やコートの色との相性を考えると、うまくコーディネートできるのではないでしょうか。
黒カーディガンを着こなすアイディア
「黒は強い」とお伝えしましたが、ロングコートのように全身を覆うアイテムではなく、体にそうカーディガンなら少しやわらかいイメージになります。
ジャケットやコートのインに着ることが多いなら、色もそこまで気にする必要はないでしょう。
カーディガンのデザインや、コーディネート次第で、どちらの色でも着こなすことができるかもしれません。
そこで、前項でもお伝えしましたが、黒や紺のカーディガンを着るときのポイントについてお伝えします。
【黒カーディガンの着こなし術】
●マフラーなどの小物やインナーを明るい色味に
全身黒や、暗い色だと重たく見える方は、自分に似合う明るめの色を取り入れてください。
学生さんでなければ、メイクにこだわるのもおすすめです。
アイラインをひいてビビットな色のリップを塗り、ハイライトやアイシャドウで顔を立体的に見せると、黒に負けずに着こなせることがあります。
●オーバーサイズでキュートに
黒以外の色でもいえることですが、オーバーサイズのカーディガンは女性を華奢な印象に見せてくれます。
ウエストラインのショート丈でジャストサイズだと、とてもフォーマルに見えますが、ヒップを少し隠すくらいの丈で、袖が長めのカーディガンならカジュアルな印象です。
厚手のカーディガンよりは、薄手のほうが軽やかに見えますね。
黒のバランスに注意しよう
●黒をバランスよく着る
全身のコーディネートで使う色は2色~3色くらいにしたほうが、上品に見せられることが多いです。
だからといって、黒に原色カラーを同じ分量で合わせたり、黒と紺など、暗い色だけを使ったりするのはおすすめできません。
例えば、黒のカーディガンに白いシャツを着て、パキッとした赤いパンツをはいたコーディネートをイメージしてください。
黒と赤、双方が主張し合って、非常に目立つファッションになります。
存在感のある方でなければ、服に着られてしまう可能性が高いでしょう。
また、黒のカーディガンに紺のシャツ、下も暗い紺のデニムという組み合わせはどうでしょうか。
素材感やデザインにこだわらず、すべてベーシックなアイテムだとしたら、おそらく地味すぎるコーディネートになるはずです。
黒に紺で中途半端に色を足すくらいなら、いっそオールブラックにして差し色を足したほうが華やかに見えるでしょう。
紺カーディガンの注意点
【紺カーディガンの着こなし術】
●意外と合わない色があるのでご注意
紺は落ち着いた色なので、淡い黄色やピンク、グレーなどの色ともマッチします。
赤系や黄色系であれば引き立て合うことも多いですが、茶系や緑系などの「苦手な色」もあります。
紺のカーディガンのインナーに、茶色や緑を選ぶのは難しいでしょう。
「落ち着き」「中性的」「暗い」など、同じキーワードを連想させる色同士なので、上半身にメリハリをつけられず、暗く沈んだ印象に見えてしまうことがあります。
ボトムスを真っ白にしたり、両方の色に合う淡いピンクなどを選んだり、コーディネートの解決策がないわけではありません。
とはいえ、紺には合わせてみて、しっくりこない色があるということも覚えておきましょう。
●「紺」は一つじゃない
黒ならほぼ同じ色味ですが、紺の場合、青みがかった明るい紺、黒に近い紺、緑がかった紺など、さまざまな色味が「紺」と呼ばれています。
以下に、「タイプ別おすすめの紺」をご紹介しますので、参考にしてください。
・ソフトな顔立ち
パーツに丸みがあってやわらかい顔立ちの方には、明るめの紺がおすすめです。
髪の毛が明るい色合いでやわらかく、実際の年齢よりも若く見られることが多い方は、青に近い紺を選ぶとさわやかに着こなせます。
・凛とした顔立ち
パーツが直線的で、毅然とした印象をお持ちの方には、黒に近い濃いネイビーがおすすめです。
・顔の色や手のひらが黄色っぽい
緑色を感じる紺は、肌色が黄色っぽい方に似合うと言われています。
先ほど、紺と茶色は相性が悪いと書きましたが、緑がかった紺のカーディガンなら、茶系のアイテムともマッチします。
カーディガンは「いい状態」で長く着たい
黒のカーディガンと紺のカーディガン、どちらを選ぶか決まったでしょうか。
最後に、カーディガンを長持ちさせるために知っておくと役立つことをご紹介します。
◆毎日のように着る場合は何枚かローテーションさせて着る
カーディガンはくるっと丸めてバッグに入れて持ち運んだり、脱いで椅子の背にかけておいたり、摩擦が生じることも多いでしょう。
寒い時期に、萌え袖にして自転車に乗っていたり、長めのカーディガンを着たまま椅子に座ったりしていると、部分的にすりきれ、穴が開いてしまいます。
穴は、ニットを裏返して周囲を2周波ぬいし、糸を結ばずにギュッと引っ張って生地を絞り、それから2~3回結ぶと目立たなくなることもあります。
その後、スチームアイロンを表からかけると馴染むようです。
しかし、日頃からソーイングをしていないと、おっくうでそのまま着てしまうことがあると思います。
気に入った色、デザインのカーディガンを毎日着るなら、数着持っていたほうがいいでしょう。
◆お手入れする
たまには全体をチェックして、ブラッシングや汚れ落としをすることをおすすめします。
毛玉があれば専用の毛玉取りで取るか、ハサミで丁寧に切りとってください。
ちなみに、毛玉ができやすい素材は天然繊維と化学繊維が混じったものや、アクリルがメイン素材のものです。
綿100%など、天然繊維だけでつくられたカーディガンなら比較的毛玉ができにくいでしょう。
似合うカーディガンを大切に着よう
カーディガンは、色以外にもサイズ感やデザインなどによって、似合う・似合わないが変わってきます。
着ると自分の魅力を引き立ててくれて、着心地もいいカーディガンは、長く着たくなりますよね。
しかし、薄手のものが多く、毎日のように着ていると消耗してきます。
何枚か買ってローテーションしたり、定期的にお手入れしたりして、キレイな状態で着ることをおすすめします。