秋冬の場合は防寒として、春夏では日焼け予防などのためにストールは使われることが多く、そのファッション性の高さからおしゃれアイテムとしても活用されています。
したがってオールシーズン、ストールは使われますが、季節に合った選び方などが大切です。
この記事で、ストールの選び方のポイントについてお伝えし、春夏や秋冬におすすめの巻き方もご紹介しますので、さまざまな巻き方でおしゃれを楽しんでみてはいかがでしょう。
そもそもストールとは?
はじめに、ストールについてお話をしていきます。
ストールとは「オールシーズン使える肩かけ」のことをいいます。
近年は襟巻きとしても活用され、さまざまな巻き方でアレンジすることが可能です。
一般的に防寒用の襟巻きとして使用されるマフラーより、ストールの生地は薄いことが特徴のひとつです。
生地の種類としては、コットンやリネン、シルク、カシミヤなどさまざまです。
そのため、春夏は軽めのコットン素材などのもの、秋冬はウールやカシミヤ素材などのものを選ぶと良いでしょう。
また、ストールは形もさまざまです。
多くは長方形ですが、正方形などもあります。
さらに、カラーやデザインも豊富なので、どちらかというとおしゃれアイテムとして使用される機会のほうが多いといえます。
肩にかけるだけでも上品でおしゃれなコーディネートになるので、1つあればとても便利です。
そんなストールの巻き方のおすすめをこの記事でご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
春夏と秋冬に合った素材選びが大切!ストールの選び方のポイント
巻き方のご紹介をする前に、ストールの選び方についてもお伝えしていきましょう。
●素材
オールシーズン使えるといえ、ストールは素材選びも大切です。
春夏にウール生地のストールでは暑苦しい印象にもなってしまいますから、「春夏」と「秋冬」それぞれの季節に合った素材のストールを選ぶようにしましょう。
春夏はリネンやコットン、シルク、レーヨンなどの素材が、肌触りが良くむれにくいので使い心地も良いといえるでしょう。
秋冬の場合は、ウールやカシミヤ、アクリルなどの素材を選ぶと保温性が高いので、防寒としても使えるのでおすすめです。
●サイズ
ストールを使用する目的によって、選ぶサイズは異なります。
襟巻きを中心に使いたい方であれば、だいたい170cm×30cm程度のマフラーサイズが良いでしょう。
肩かけとしても使いたい方の場合は、汎用性が高いといわれる180cm×45cmほどの長さのストールがおすすめです。
これらにプラスして、ショールやひざかけとしても使いたいという方は、大判ストールといわれる200cm×70cm程度のサイズを選びましょう。
長さがあるので、使い方や巻き方次第では、小顔に見せることも可能です。
●デザイン
おしゃれアイテムとしても使用されることが多いので、普段のコーディネートに合ったデザインのストールを選ぶことが大切です。
カジュアルな服装であればシワ加工されたストールがなじみやすく、オフィススタイルの場合は光沢感を抑えたシンプルでダークトーンのものが良いですね。
着る服に合ったデザインのものを選ぶようにしましょう。
春夏におすすめの巻き方をご紹介!
それではここからストールの巻き方をご紹介していきます。
まずは春夏におすすめの巻き方からご紹介します。
【シンプルかけ】
ストールを肩にかけるだけのシンプルな巻き方です。
このようにすることで、縦長のコーディネートになるので、スタイル良く見せることができます。
【エディター巻き】
ストールの巻き方では定番ともいえる、ストールをくるっと首に1周させた巻き方です。
首元にボリュームが出るので、ふんわりとした女性らしい印象にもなる巻き方ですね。
首をしっかりと隠してくれるので、日焼け予防の効果も期待できます。
【ループクロス巻き】
①ストールの両端をあわせて半分折りします。
②折り目の輪っかに手をさしこんだまま、ストールを首にかけます。
③輪っかと反対側のストールの端を手にとり、輪っかに軽く通せば完成です。
コンパクトにまとまるので、すっきりとした巻き方にしたい方などにおすすめです。
夏の日焼け予防にはこの巻き方!「ダブルクロス巻き」
もうひとつ、春夏におすすめのストールの巻き方があるのでご紹介します。
ここでご紹介するのは、「ダブルクロス巻き」というものです。
こちらの巻き方もエディター巻きのように首を隠してくれるので、日焼け予防に効果が期待できる巻き方といえます。
巻き方はそこまで難しくはありませんから、夏の日焼けが気になる方はぜひ試してみてください。
【巻き方】
①まずストールを肩にかけます。
左右のどちらかを長めにかけるようにしましょう。
②長いほうの端を手にとり、首の周りを1周させます。
③1周させたら手に持っている長いほうの端を、輪っかの中に上から通します。
④反対側のストールの端も同様に、輪っかの中に上から通します。
このとき先に通したほうのすぐ横を通すようにしましょう。
⑤バランスを整えたら完成です。
首の周りをしっかりと覆ってくれるので、紫外線予防にも効果的といえ、首元にボリュームも出ますから小顔に見せることもできるでしょう。
春夏にぴったりのリネンやコットン、シルク素材などのストールで、おしゃれに巻いてみてください。
秋冬におすすめのストールの巻き方は?
春夏におすすめの巻き方をご紹介したので、次は秋冬におすすめの巻き方についてお話ししていきます。
先ほどご紹介したエディター巻きやダブルクロス巻きなども秋冬におすすめですが、ほかにもおすすめの巻き方はあります。
ここで2つの巻き方をご紹介しますので、参考にしてみてください。
【ループ巻き】
学生時代にこの巻き方で通学していた方もいるのではないでしょうか。
巻き方は簡単ですから、ぜひ参考にしてください。
①ストールを横に2つ折りします。
②2つ折りしたストールを首の後ろに回しましょう。
③ストールの端を、①の2つ折りの輪っかの中に通します。
④輪っかの中に通したストールの端を軽く引っ張って、バランスが整ったら完成です。
【ぐるぐる巻き】
スヌード風がおしゃれな巻き方で、首元の保温効果も高めてくれます。
巻き方も簡単ですので、こちらも試してみてくださいね。
①ストールをつづら折りします。
②左右どちらかが長くなるように、首にかけましょう
③長いほうを1周巻きます。
④さらにもう1周ストールを首に巻きましょう。
⑤ストールの両端を結びます。
⑥⑤の結び目をストールの内側に隠したら完成です。
首の防寒におすすめの巻き方「片ちょう結び」
ここまで春夏におすすめの巻き方をはじめ、さまざまな巻き方をご紹介してきました。
最後にご紹介するのは、首の防寒におすすめの「片ちょう結び」という巻き方です。
先ほどまでと同様、巻き方は簡単で見た目もおしゃれですので、こちらも試してみてください。
【巻き方】
①ストールの横幅が半分になるように2つ折りし、1周巻きします。
このときの左右の長さは同じくらいでOKです。
②片方のストールを半分に折りたたみましょう。
③②と反対側のストールを下から上に向かって、くぐらせます。
④片リボン結びをします。
⑤リボンとストールの先を引っ張って、結び目のバランスを整えれば完成です。
ノーカラーコートやチェスターコートなど、さまざまなコートとも相性が良い巻き方です。
冬のコーディネートはアウターが主役になってしまうため、どうしてもワンパターンなコーデになりがちです。
しかし、ストールの巻き方を変えるだけでコーディネートの印象も変わりますので、この冬はストールの巻き方で冬のアウターファッションを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ストールの巻き方を変えてファッションを楽しもう!
オールシーズン使えるストールは、季節に合った素材のものを選ぶことが大切です。
春夏はリネンやコットンなど、秋冬はウールやカシミヤなどの素材を選び、コーディネートに取り入れてみましょう。
おすすめの巻き方もいくつかご紹介しましたので、さまざまな巻き方でストールを取り入れたファッションを楽しんでみてください。