使い古しのデニムには、他のパンツやズボンには無い味わいがあります。
少々のダメージなら、デニムに風格さえ与えてくれるものです。
このようにデニムは使い続けることで、魅力が増すファッションアイテムです。
ところが長年履いていると、ウエストが合わなくなることがあります。
このような時には、ボタンを付け替えてみましょう。
さらにはボタンを付け替えることで、個性を出すこともできるのです。
個性を表現するためにもデニムのボタンを付け替えてみよう!
傷んだデニムやジージャンを補修する時には、リペアストアを利用するのが一般的です。
ところが、取れそうになっているデニムのボタンは、自分でも付け替えることができるのです。
思ったよりも簡単なので、ぜひトライしてみることをおすすめします。
ずっと使い続けるうちに、ウエストが緩くなってしまうこともあるでしょう。
このような場合でも、ボタンを付け替えることで対処ができます。
また、特にデニムに問題が無くても、ボタンを付け替えることで得られるメリットがあります。
デニムやジージャンのボタンは、意外と目立ちます。
そのボタンを自分好みに付け替えるだけで、個性を表現できるのです。
ボタンには様々な種類があるので、選ぶだけでも楽しい気分になれます。
ボタンの付け替えには少々手間がかかりますが、覚えてみると簡単です。
愛用のデニムをさらに魅力的にし、これからも使い続けていくために、ボタンの付け替え方を覚えてみましょう。
そしてその先には、もっと楽しめるデニムの改造の世界が待っています。
機能性の向上と個性の表現の追求は、とてもやりがいのあることです。
デニムの付け替え用ボタンの種類はとても豊富
ネットで「デニム ボタン」と検索すると、数多くのサイトがヒットします。
大手通販会社のサイトはもちろん、輸入雑貨を扱う店のHPも多く、デニムのボタンに一定の需要があることがうかがえます。
ビンテージ物に使用されているボタンには、デニムの辿ってきた歴史を感じさせる趣きがあり、ビンテージの価値をさらに高めています。
また、100均の店ではプラスティック製のボタンが並べられ、手軽に付け替えができるため人気です。
デニムのボタンの呼び方はいろいろあり、それぞれ形状が違います。
ドーナツボタンと呼ばれているボタンの特徴は、真ん中に空いている穴にあります。
かなり古い時代から使用されていて、今でも比較的安価なボタンが流通しています。
現在主流になっているボタンは、タックボタン、あるいはネオバボタンと呼ばれているものです。
ボタンの表面が平らで、メーカーのロゴが入っているものもあります。
付け替え用のタックボタンは、陰影がアクセントになっているタイプ、星柄があしらったタイプなど重厚感あるものやシンプルなものとさまざまあります。
ソーオンボタンは、糸で縫い付けて使用するボタンです。
このボタンも素材、デザインともに豊富なので、個性を表現したい時に重宝します。
これがデニムのボタンの付け替え方!
デニムのボタンが取れそうになっている場合には、生地が引き千切られる前にボタンを外しましょう。
タックボタンを外す時に必要なものはニッパーです。
ボタンの裏側の部分をニッパーで挟み、切断します。
丸い芯ではなく、ふちの部分を取り除く要領で行うと上手くいくでしょう。
完全にふちを除かなくとも、ボタンは外れます。
どうしてもボタンを外せない場合には、周りの生地ごと取り除きます。
ボタンを外した後は、破れかけた生地を縫い合わせます。
縫い合わせ方は、かがり縫いにしましょう。
この作業だけ少々面倒ですが、できるだけ丁寧に行なうことが大事です。
かがり縫いの仕方が分からない時には、ネットの動画を探すことをおすすめします。
生地の穴をふさいだら、ボタンを取り付ける番です。
ソーオンボタンなら、糸で縫い付けるだけなので、特に工具はいりません。
タックボタンの場合には、下に敷く台と小づちが必要になります。
下の台は、ラバータイプが便利です。
台の上にボタンの表面部分を置き、デニムを重ねます。
その上からボタンの裏の部分を重ね、デニムを挟み込みます。
小づちかハンマーで上から叩けば完成です。
おしゃれのために付け替える場合も、同様に簡単にできます。
デニムの加工方法をブログから学ぼう!
スマホが普及し、SNSが盛んになっています。
それにともない、自分のブログで情報発信する人々も増えてきました。
それらのブログの中には、デニムに関するものも数多く含まれています。
デニムやジージャン、オーバーオールなどを題材にしたブログでは、デニムを加工して楽しむ人たちが目立ちます。
使い古したデニムを、デニムウォッシュで洗い直したり、わざと色落ちさせたりと、楽しみ方もそれぞれです。
デニムのボタンを付け替える方法や、おすすめのボタンを紹介するブログも多く、自分らしさを追求したい人々に人気になっています。
そうしたブログをチェックして、ボタン付け替えの参考にしましょう。
タックボタンだけではなく、オーバーオールのバックルの補修や、ループの取り付け方などを参考にすることもできます。
デニムの補強に使われるリベットにはカラフルなものも多いので、愛用のデニムを飾り付けるのに便利です。
コンテンツの中には、スナップボタンの取り付け方を解説したものもあり、機能性を高めるために活用してみるのもよいでしょう。
デニム加工の先達の知識を得ることは、デニムを楽しむうえでとても役に立つものです。
デニムのボタンとジッパーを使い分けよう!
デニムのフライフロントに使用されるものは、ボタンに限ったわけではありません。
前開き部分にジッパーを使用したデニムも、数多く販売されています。
この両者は、前の部分を開き、閉じるという機能の面だけではなく、見た目の違いも大きいのです。
ボタン、ジッパーのそれぞれに良い点と悪い点があります。
ボタンの良い点は、生地の伸び縮みに左右されないところです。
最近のデニムは改良されていて、以前ほど生地は縮みません。
かといって完全に縮まないというわけでもないので、縮みに強いボタンは重宝されます。
また、ボタンの付け替えが容易なのもよいポイントです。
その反面、開閉がしづらい点がネックになっています。
特にトイレでもどかしい思いをした人も多いことでしょう。
対するジッパーの良い点は、その開閉のしやすさです。
上下にジッパータブを動かすだけで開閉できるので、忙しい時にはとても助かります。
ジッパーの悪い点は、強いて挙げれば壊れやすさにあります。
長期間使用しているとジッパーのかみ合わせが合わなくなってくることがあり、開閉に支障をきたすようになる場合もありますが、そのようなケースは稀です。
ただ、生地の伸び縮みで噛み合わせに影響することがあり、本格志向のデニムではボタンを採用するケースが多いようです。
デニムのボタンをジッパーに付け替えるなら
デニムのボタンを付け替えることは比較的簡単です。
生地のかがり縫いさえしっかりと行えば、以前と同じように使用することができます。
ジッパーの取り付け、交換はそれに比べると厄介です。
まず、ジッパーを取り付ける部分を分解しなければなりません。
特にボタンからジッパーに交換したい時には、素人では難儀することでしょう。
ボタンならばある程度の遊びがあっても大丈夫ですが、ジッパーはそうはいきません。
しっかりと測っておかないと、取り付けた時にズレが生じます。
ジッパーはズレたら満足に使えないので、慎重に行う必要があります。
デニムの前の部分を一度分解し、再度縫い合わせるわけですが、縫い合わせ方が悪いと強度が落ちます。
愛用のデニムの使い勝手が悪くなることは、できるだけ避けたいものです。
こういった諸々を考慮すると、デニムのリペアストアに持ち込むことが推奨されます。
加工料金はかかりますが、それほど高額になるわけではありません。
大事なデニムの加工です。
自分で自信をもって加工ができるようになるまでは、専門家に任せるのが一番です。
ボタンを付け変えてデニムを長く愛用しよう!
デニムは長く愛用できるものです。
使い勝手もよいので、普段着として重宝している人も多いことでしょう。
もし穴が開いても、それがよい味わいとなるのがデニムの特徴のひとつです。
しかしウエストが合わなくなったり、ボタンが取れそうになったりした場合、そのままにしておくわけにもいきません。
ボタンの交換は自分でできるので、ぜひ試してみましょう。
ボタンが変われば、気分も変わるものですよ。