暖かいニットは、秋冬に大活躍してくれます。
特にふんわりもこもこのニットであれば、女子を可愛い印象にしてくれる優秀アイテムになりますね。
しかしその一方で、ニットの種類によっては、難しい着こなしとなる場合もあるようです。
今回は、ニットにおける女子の着こなしについて、お伝えします。
ニットコーデは難しい!?女子の着こなしは?
ニットを合わせるコーデは、かわいいアイテムを合わせるだけで単純な印象にも思えますが、着こなしが難しい場合があります。
まずは、この難しいとされる理由について考えてみましょう。
それは、大きく分けると2種のニットにおいて起こる着こなし問題になります。
●着ぶくれ感をどう防ぐのか
これは、白ニットを合わせる際に起こりやすい問題です。
清楚な印象で可愛らしい女性らしさを表現する白ニットは優秀なアイテムです。
しかし、その一方で膨張色でもある白の色味は、いつも以上に着ぶくれしやすい状況でもあるのです。
せっかくの可愛らしい白ニットを合わせても、着ぶくれ状態となってしまっては身も蓋もありませんね。
●ダサ見えをどう防ぐのか
もう一つ、ニットアイテムの場合に、ボーダーニットを合わせるとダサ見えするという問題があります。
いかにもモテない女子感、疲れたママさん感と表現されてしまうのが、ボーダーニットなのです。
「着ぶくれ」と「ダサ見え」、この二つの問題がニットの女子の着こなしで難しいとされる点になります。
着ぶくれ感を防ぐ白ニットの着こなしはアイテムチョイス!
女子コーデにおいて、白ニットを合わせた際の着ぶくれ感を防ぐ着こなしとするには、合わせる白ニットを厳選してみましょう。
●縦のラインを強調する白ニット
ニットには、たくさんの種類があります。
その中でも、編み方に注目してみてください。
網目で縦ラインが強調される「リブ編み」や、「ゲージ編み」アイテムを選ぶと良いですね。
網目で自然に縦のラインが強調されるので、横への膨張感が軽減されます。
●体形によっても理想的なアイテムが異なる
体形によっても、選ぶべきアイテムが異なります。
例えば、ぽっちゃりした体形であれば、むしろオーバーサイズのゆるかわざっくりニットで体形をカバーしてしまうのがおすすめです。
顔回りが気になるような方の場合には、タートルネックなどの首に特徴のあるアイテムは避けた方がいいでしょう。
膨張色効果で、余計に強調されてしまう可能性があります。
Vネックなどで首回りをスッキリ見せて、細見え効果を得る方が得策です。
また、肩幅が広いがっちりした体形の方も同様で、タートルネックなどを合わせると余計に強調されてしまいます。
デコルテをオープンにして、華奢見え効果を狙いましょう。
反対に、痩せている方の場合には、タートルネックなどでボリュームを与えると良いですね。
Vネックやボートネックなどでデコルテを出してしまうと危険です。
白ニットも女子ならではの着こなしでお洒落見え!
前項で、白ニットのアイテム自体で女子コーデの着ぶくれ回避を図る方法をご紹介しました。
本項では、着こなし方で白ニットの着ぶくれ回避をする方法をご紹介します。
●スリムなボトムスでYライン
基本的に、ややボリューミーな印象が強いニットの場合には、ボトムスにタイトめなスキニーパンツやタイトスカートなどを合わせるのが理想的です。
これにより、お洒落なYラインを作ることができるので、スタイルアップ効果を得ることができます。
●合わせるアイテムの色味は黒などの濃いめ
ボトムスやアウターなど、白ニットに合わせるアイテムの色味を黒やネイビーなど濃いめの色使いをすることで、白の膨張効果を軽減できます。
●長めのアウターで縦ラインを強調
アウターを合わせる場合には、ロング丈のアウターを合わせると縦のラインが強調されるので細見え効果があります。
また、これにより、白の面積を狭めることもできるので更に効果アップに繋がります。
●ボトムスへはタックインまたは前だけイン
ボトムスに合わせる場合には、基本はタックインまたは前だけインしてスタイルアップ効果を図りましょう。
白の面積を狭める効果もありますね。
以上のような着こなしで、白ニットの着ぶくれ感は随分と軽減されます。
可愛らしい印象の白ニットも、躊躇なく楽しみましょう。
白ニットと落ち着いた色味アイテムで大人女子の着こなしに!
それでは、理想的な白ニットを使った女子コーデをご紹介しましょう。
・トップス 白のリブ編みボートネックニットセーター
・ボトムス ダークグレーのスリムパンツ
・アイテム 黒のキャスケット帽
・足元 黒のショートブーツ
トップスに合わせるのは、ややゆったりとした感じの白のリブ編みボートネックニットセーターです。
ボトムスとなるダークグレーのスリムパンツには、前だけインして動きを付けてスタイリッシュに合わせます。
リブ編みと前だけイン、ダークトーンのスリムパンツ、この3つが合わさるのでアウターを使わなくても着ぶくれ感は一切ありません。
白ニットのかわいさと、爽やかさが際立つ着こなしになります。
頭には黒のキャスケット帽、足元は黒のショートブーツで統一感を持たせます。
実は白ニットの場合に、モノトーンコーデは着ぶくれ防止とともに落ち着いたシックな大人お洒落に仕上げてくれるのです。
大人シックな可愛らしさが引き立つ、白ニットを合わせた女子コーデが完成します。
ボーダーニットのダサ女子見えは嘘!お洒落な着こなしができる!
さて、ニットを合わせる女子コーデにおける難しい着こなしとして、白ニットの着ぶくれに関してはもう問題はありませんね。
続いてはもう一つの問題となる、ボーダーニットのダサ見えです。
実は、一昔前に話題になった「ボーダーを着る女性はモテない」という本が起因しているのです。
コントで登場する囚人や、ゲームなどでボーダーを着たキャラクターが登場することも拍車をかけたようですね。
つまり、これはイメージから来てしまっていることが大半なのです。
これを覆すのは、ボーダーの印象を変えてしまうことと、合わせるアイテムでコーデを魅力的に仕上げることで解決することができるのです。
例えば、ボーダーの太さを細目や、反対に太めなどインパクトを変えてしまうだけで、随分とお洒落見えさせることができます。
ボーダーの定番として白地に黒や青、赤などの配色がなされますが、反対に色味のある地に白のボーダーなどは意表を突く色使いですね。
また、2色ではなく、多色を用いるマルチボーダーなどが最近人気ですが、これはボーダーの印象を覆すほどに鮮やかなアイテムです。
このようにボーダーの印象自体を変えてしまうのはダサ見え回避の方法になります。
また、ボーダーニットと合わせるボトムスに、派手めな印象のアイテムを合わせると、トップスのボーダーをお洒落見えさせることができるのです。
着こなしが難しいとされる赤いスカートと白黒のボーダーニットの相性は抜群に良く、「マリンコーデ」「フレンチシック」などのスタイルでは定番です。
このようにインパクトのあるボトムスで、ボーダーの魅力を引き出すのも、ボーダーのダサ見え回避としては得策ですね。
ボーダーニットに赤スカートでお洒落女子の着こなしに格上げ!
最後は、理想的なボーダーニットを使った女子コーデをご紹介しましょう。
前項でご紹介したダサ見え回避策の中から、鮮やかな赤のスカートを合わせたコーデです。
・トップス タイトめの白黒ボーダーニットセーター
・ボトムス 鮮やか赤のミモレ丈フレアースカート
・足元 白のヒールパンプス
トップスに合わせるのは、タイトめな白黒ボーダーのニットセーターです。
できれば七分袖くらいが理想ですが、ロールアップでこなれ感を出してみましょう。
ここにボトムスとして合わせるのは、鮮やかな赤が印象的なミモレ丈フレアースカートです。
トップスはタックインして合わせ、脚長効果にスタイルアップ効果を与えます。
爽やかな潮風が似合う、マリンテイストの着こなしになりますね。
ボーダーのカジュアル感と鮮やかなボトムスの派手さが上手にミックスされて、上品コーデに仕上がるのです。
足元は白のヒールパンプスで上品さをさらに加えましょう。
ボーダーニットを合わせた、爽やか女子コーデが完成します。
着ぶくれもダサ見えも気にしない!ニットコーデは楽しめる!
今回、ニットコーデにおける難しい着こなしとなる問題についてご紹介しました。
白ニットの着ぶくれ感とボーダーニットのダサ見え感。
いずれも少しの工夫で解決することができますので、ニットを合わせたコーデの心配はもうありません。
お好きなニットを合わせたコーデを存分に楽しめますね。
ニットの最大の武器ともなる可愛らしい女性的な魅力を振りまきましょう。