肌触りがよく、着心地がいいスウェットは、同じものを長年愛用する人も多いのではないでしょうか。
動くときも体に触れて不快ではない感触なので、どのような場合でも着ていけますよね。
そんな長年愛用して、色褪せしてしまったスウェットはどうしていますか?
色褪せしてしまったら部屋着として活用している人がほとんどです。
しかし、色褪せは自分で直すことで、再びお気に入りのスウェットを外に着ていくことができるのです。
スウェットのコーデはダサくない!部屋着にはもったいない!
スウェットと聞いて、部屋着として使う以外に思いつかないという方も多いでしょう。
中には、外へ着ていくにはダサい、という考え方も見られます。
しかし、実際に着こなし方を見てみると、街ではスウェットを使ったコーデが多いのです。
アウターとなるジャケットやコート、中に着るシャツで雰囲気が全く異なります。
こう考えてみると、外用として色褪せしたスウェットを直すことも、ムダではありませんよね。
スウェットは元々着心地もいいので、外でも気軽にできるファッションとして適しています。
スウェットにはパーカーやクルーネックスウェットなど、服そのもののデザインも豊富です。
処分せず直して使えば用途も広がって、便利さもコーデも幅広くなりますよ。
ただ、どうしても色褪せをはじめ、首や袖の伸びが気になってしまいがちな生地ではあります。
それでも予防方法や解決方法を知っておけば、洗濯方法などのお手入れの心配もいりません。
適切なメンテナンス方法や色褪せなどを直す方法を、ここでしっかり学んでおきましょう。
タンスの奥にある、お気に入りのスウェットをもう一度、外で着ることができますよ。
どうして色褪せしちゃうの?理由と色褪せしない洗濯のコツ!
そもそもどうして色褪せが起こってしまうのでしょうか。
気に入った本や服など、さまざまなものは使ったり置いたりしているうちに色褪せが起きます。
もちろん、前後に使用していない場合でも、です。
一般的に色褪せしてしまう理由には2つの原因があると言います。
1つ目は洗濯するため、2つ目は汗や紫外線で色褪せするためです。
スウェットの色褪せは、どちらかと言えば1の作用のほうが強いという特徴があります。
洗濯では、現在の洗濯用洗剤の性能も上がり、洗浄力が強くなってきました。
この洗浄力が、スウェットの色褪せの1番の原因となっているのです。
スウェットは頻繁に着る服の1つですので、洗濯回数も多いというのもポイントです。
直すよりも先に、予防する方法として、洗濯の時にはまず中性洗剤を使って洗いましょう。
色落ちしやすい服は、スウェットに限らず、中性洗剤がおすすめです。
また、洗濯の時他の服と擦れ合わないように、手洗いやネット使うのも効果的ですよ。
他にも使う水1リットルに対して、大さじ1の塩を入れる方法もあります。
塩の成分が染料と結びつき、安定して水に流れにくくなるという効果があるのです。
スウェットの色褪せを直すには、お手軽な染め直しが1番!
では、スウェットが色褪せをしてしまった場合には、どのようにしたら直すことができるのでしょうか。
色褪せが起きてしまった衣類の色を直すには、染め直すのが1番いい、唯一の方法です。
染めている布は染料が落ちると、元に戻るということはありません。
そのため、改めて上から染料を使って染め直す必要があるのです。
染め直しと聞くとハードルが高いというイメージや、大変そうというイメージが先に出てきます。
しかし、実際の染め直しはイメージしているほど難しいことではありません。
現在は染料や容器など、染め物をするために必要な道具は100均でも揃えることができます。
布が染まるということは時間任せなので、放って置く時間のほうが長いのです。
一度染め直しでスウェットを直すことができれば、他のシャツや小物なども染めることが可能です。
大変なのは初回に道具を揃えることと、染めるために染料に浸ける時間位です。
本格的な染め物をすると言わない限りは、簡単に服を直す方法として十分に役立ちますよ。
スウェットの染め直しをするために必要なものと方法とは?
スウェットの色褪せを直すために、染め直しという作業をします。
実際は気に入った色でスウェットを染め直すだけで、複雑な工程はありません。
染める素材はスウェットなのですが、染める前に素材を確認し、素材にあった染料を購入しましょう。
スウェットの素材は綿100パーセントが基本なのですが、素材によってポリエステルなどもあります。
素材にあった染料でなければ、キレイに染め直しができません。
スウェットに合う染料を見つけたら、塩(説明書を読み、必要な場合に用意)とお湯も用意します。
あとは染色用と染料を溶かす容器と泡立て器、手袋が必要となります。
ゴム手袋をして作業しないと、お湯(40~60度)でやけどをしてしまいます。
まずは染料をお湯でしっかりと溶かし、お塩を入れて必要なリットルのお湯で溶かします。
しっかり混ぜたら、ここでスウェットを入れて1時間ほど浸けます。
あとは水で洗い流し、好みで色止めのカラーストップに浸けてください。
最後に洗濯機で脱水して陰干しをすれば完了です。
色褪せ以外も直す!スウェットの伸びやヒザだって直せます!
スウェットを長く着用していると、色褪せ以外にも直す場所が増えてきます。
ここではスウェットの首や袖・ヒザが伸びてしまっているという部分を直す方法を見てみます。
直したいスウェットを裏返し、平らな場所に置いて手で整えます。
それから霧吹きで軽く伸びた部分を湿らせ、元の通りになるようにアイロンを押し当てます。
素材によってアイロンの蒸気だけを当てることもあるのですが、スウェットでは当てて大丈夫です。
周りの生地と馴染ませながら、少しずつ修正していきましょう。
ここまでくれば、あとは回数を繰り返せば元の状態に戻すことができますよ。
予防方法としてはできるだけこまめに洗濯し、特定の部分が伸びないように干すことです。
特に首周りは伸びやすい部分なので、脱ぐときも袖から脱ぐようにします。
伸びは気をつけていれば、色褪せほど直すことが必要になりません。
色褪せも伸びも直すことができたらリメイクにも挑戦しよう!
何度も色褪せや伸びを直し、しばらく着ていると完全にスウェットに飽きてしまうことがあります。
そのスウェットは捨てたり売ったりする前に、自分自身で別のアイテムに直すことができます。
わざと切れ込みを入れて下に色のついたシャツを着るといったファッションの変化も楽しめます。
文字の型を取って一部を切り抜く、ワイシャツの襟をつけるといったリメイクも可能です。
レースやワッペンを入れる方法もあります。
服やファッションだけでなく、小物へのリメイクもすることができます。
クッションやぬいぐるみといった、肌に触れることの多い小物に使うといいですね。
この様にスウェットも、付ける部品や布で多くのリメイク方法があります。
お気に入りのスウェットがボロボロになる前に直す手段としても、活用してみましょう。
スウェットの色褪せを直す方法は、王道の染め直しが1番!
スウェットの色褪せを直すには、染め直しが唯一で1番の解決手段です。
色の褪せ方や染めたい色によっては、先に白抜き作業をしたほうがキレイに染まります。
また、染料の中には素材によって染まらない染料もあります。
そこでこの性質を活用して、ワッペンなど染まるのを防ぐこともできます。
スウェットは肌触りのよく、リメイクでは服としても小物としても便利です。
あらかじめスウェットを直すことで身近な小物にすることもできます。