ジーンズを当て布でおしゃれに変身!縫い方も大事な工程!

ちょっとした動きだけでジーンズが破れてしまった経験がある方もいらっしゃいますよね。

ダメージジーンズが定着してきたとはいえ、ただ破れた状態をダメージジーンズとするには難しい場合もあるでしょう。

そこで、使っていただきたいのが当て布です。

今や当て布は、おしゃれにジーンズを修復するアイテムとして大活躍しています。

使う布や組み合わせで、雰囲気まで変えることができますよ。

ジーンズにおしゃれな当て布する道具!アイロンもあり!?

ジーンズでおしゃれに当て布、というとハードルが高くなってしまうかもしれません。

しかし、実際にジーンズに当て布で修復してみると、思ったよりカンタンということがわかりますよ。

おしゃれな布を見つけた時、「ちょっとつけよう」という気持ちでできあがってしまうのです。

専門店でお願いすれば、キレイな状態に修復されて戻ってきます。

元々の生地が好きである場合はお願いしてしまってもいいのですが、時間もかかります。

家でジーンズに当て布をする場合、使えるのは以下の三種類の道具たちです。

まずはミシンです。

細かい縫い目になるので、当て布の上にステッチをしたい時に最適です。

次に手縫いがあります。

大きい縫い目にはなるものの穴の形がゆがんでいる場合に扱いやすくなります。

最後はアイロンです。

アイロンの熱で接着するノリが販売されており、手縫いは苦手、ミシンもない人向けの方法です。

これら3種類の道具に加えて、当て布、ジーンズを用意します。

必須ではありませんが、はみ出てしまった糸を整理するためのはさみがあると便利です。

当て布でジーンズを直すための基本作業!作業方法はさまざま

基本的に当て布を縫い付けるのは、ジーンズの裏側となります。

ジーンズの裏側からミシンや手縫いで貼り付け、表に戻してからはみ出た糸を切ります。

ワッペンの場合は表からノリでつけ、裏からアイロンをかけます。

これだけだとどうしても強度が足りなくなるので、手縫いやミシン縫いで補強するとより良いです。

当て布に慣れ、よりおしゃれに当て布をつけたい場合は、表から当て布をつける方法もあります。

この時使う糸は、青や水色よりも薄い灰色を使うと色がなじみやすくなります。

また、ジーンズの色の濃さや傾向でも変化します。

ジーンズの生地は段々と擦れて色が薄まるので、濃い色の糸は色が浮き上がってしまうのです。

糸の色はおしゃれなジーンズの修復方法の要となる部分の1つです。

たかが糸の色と思わず、大事に時間をかけて確認しておきたい道具と言えます。

当て布に慣れ、ジーンズにステッチを加えたい場合は、濃い色か白を選びましょう。

ジーンズから解けて出る色が白く、キレイにかがれば当て布と残った生地を活かすことができます。

さらにステッチを活かす色合いは、薄い色より濃い色の方がはっきり見えてキレイです。

ステッチに使う糸の色は好みはありますが、どちらか2色に絞ると悩まずに済みます。

ジーンズで浮かない当て布選びのコツって?布の厚さが大事

当て布をしたことがある人、誰もが通る悩みに「当て布が浮く」があります。

模様が合わないという意味の浮く、ではなく、物理的に布が盛り上がってしまう状態です。

当て布選びのコツは、「薄手の布を選ぶ」、「伸縮性のある布を選ぶ」の2つです。

どちらかが欠けていると、どうしても当て布の部分や穴が浮いてしまいます。

特に布の厚さは、修復後にできるジーンズの見栄えにも影響しおしゃれを左右させます。

また、布に段差ができます。

この段差があると、ジーンズを使っている時、厚みの部分で縫った部分がめだってしまうのです。

時間が経つほど、修復部分が雑に見えてきてしまうので、手間を惜しむとツケが回ってきます。

当て布を選ぶ初心者にオススメなのは、靴下用の当て布を使うことです。

ジーンズの生地の色でも目立ちにくく、薄手で伸縮性があるので練習にも最適です。

何より小さいものなので、安価で手に入れることができるのが大きいですよね。

手元に使わないジーンズがあれば、切れ端を当て布として使うと失敗しません。

生地そのものが近いので、なじみやすさも使いやすさも優れています。

ジーンズに当て布を縫い付ける方法、ミシンでも手縫いでも!

当て布を縫い付ける方法は、言うまでもなくミシンのほうがカンタンです。

手早く広い範囲を縫い付けることができる他、細かく縫い目を作れるため、頑丈になります。

ミシンでステッチする場合は、まず当て布をした部分を直線に縫っていきます。

全体を縫い終わったら、ジグザグに更に縫い付けることで強度が上がります。

最後にミシン糸を処理し、表にはみ出た糸を切って完成です。

手縫いの場合は、あらかじめ余分な糸を処分しておくと、仕上がりがキレイになります。

当て布を細かく付けた後、糸で穴の部分にある布をすくうように表から縫っていきます。

細かい糸で下と上の布を縫い付けていき、当て布をつけると言うより布をなじませる感覚です。

手縫いで当て布をつける場合は、細い目で縫い付けるほどキレイに仕上がります。

ジーンズをおしゃれに仕上げるためにも、愛情と時間をかけて丁寧に縫っていきましょう。

当て布をよりおしゃれに!ジーンズと当て布に刺繍をする!

当て布をするだけでも、ジーンズはおしゃれに変身します。

最初のうちは当て布を大きく見せる方法で満足できますが、慣れてくると物足りなくなります。

そこで併用したいのが刺繍です。

刺繍と言っても難しいものではありません。

裏から当て布をつけたあと、ジーンズの穴をタテとヨコに糸を編み込むように付けるだけです。

具体的には、穴に糸ををタテ方向に縫ってつぶした後、タテ糸をヨコ糸で上下に編みこみます。

タテ糸の上を渡らせて、下にくぐらせ、また上に渡らせるといった具合です。

できあがる頃には雰囲気もガラッと変わり、特別な修復をしたかのように様変わりします。

手縫いの方がこちらはカンタンですが、ミシンであれば細かい柄のような縫い方も可能です。

ポイントは、当て布となじむように刺繍をすることです。

当て布の上から渦巻きの刺繍を入れたり、何も考えずジグザグに縫い付けるだけでも十分です。

このとき赤や黄色、黒などの濃い色を使うと、より華やかになりますよ。

当て布の周りの糸と融合するように縫っても、風変わりな柄を作ることができます。

刺繍をすることで、さらに当て布の強度を上げることができるのが嬉しいですね。

おしゃれなジーンズの当て布は、大人でも子供でも楽しい!

ジーンズをおしゃれに修復する当て布は、大人も子供も嬉しい修復方法です。

当て布を選ぶところから始まり、当て布の縫い付けと刺繍次第でどんなデザインにもなります。

子供の好きなキャラクターや縫い方で、お気に入りの服をリメイクすることもできてしまうのです。

また、大人にも嬉しい面があります。

それは自分のために大きく時間を作れることです。

自分が欲しい服のデザインに時間を割くことができるため、趣味がない人こそ楽しめます。

新たな趣味にするもよし、他の趣味のきっかけにするもよし、自分と向き合う大事な時間になります。

刺繍を入れるところまで行くために、多少時間は必要です。

最終的にはシャツなどの服、布の小物も同じように修復できるようになるきっかけともなります。

思わぬアイテムの修復に使える可能性も、まったくないとは言えないのです。

当て布付けだけじゃない!縫い方もおしゃれのワンポイント!

当て布はダサいと思いがちですが、アレンジ次第ではおしゃれに仕上げることが可能です。

布自体やミシンの品質も上がり、縫い目もめだたないようにすることができますし、あえて刺繍を加えることで、よりおしゃれなジーンズへと変化させることもできるのです。

難しい柄を入れる必要はなく、十字に縫い目を見せるだけでも見た目は大きく変わりますよ。

当て布や刺繍、縫い付けまで全ての工程がちょっとしたおしゃれに繋がるのです。