「レギンスはもう古い!」実は、その概念は覆りつつあります。
確かにレギンスは、一時の圧倒的なブームは過ぎましたが、今再び注目が集まり安定の人気へと移り変わっていっているのです。
そんなレギンスコーデを表情豊かに楽しむことができるのが冬になります。
流行に乗り遅れることなく、新たなレギンスコーデを存分に楽しみましょう!
まずは復習!少しややこしいレギンス!
今回冬にふさわしいレギンスのコーデを中心にお届けをしてまいりますが、その前にこの「レギンス」について少々触れておきます。
レギンスというのは2006年頃に登場した比較的新しいアイテムです。
脚にぴったりとフィットするお洒落なパンツと考えていただければ問題ありません。
このレギンスが登場するまでには、スパッツがありました。
実は、日本では今レギンスとされているものも、それまでは全てスパッツとして一括りにされていたのです。
腰から膝下までを薄手の生地でぴったと覆うパンツはみんなスパッツと呼ばれていたのですね。
30代以上の場合には、レギンスよりもスパッツという方が聞き覚えはあるかもしれません。
実際に定義はおおざっぱで正直なところ人によっても異なるようです。
このようにスパッツとレギンス、非常にややこしいアイテムとなるのですね。
さらに、これにくわえ「トレンカ」というものもあります。
トレンカの場合には、レギンスに土踏まず部分を補強する布が付いているものを指して使われることが多いようです。
とある方が今の使い分けとして次のようにあらわしてくれています。
・スパッツ丈が膝上までの長さ
・レギンス丈が足首までの長さ
・トレンカレギンスで土踏まずも覆っているもの
これに脚のつま先まですべてを覆うタイツがくわえられます。
似た形状の細かい違いを表現されていますが、もともと広義で使われていたスパッツが非常に狭義な意味合いになっているのが興味深いですね。
これも一つの区分方法としてご参考にしてください。
一つの疑問「レギンスは下着」?
前項でレギンスについて、「スパッツ」や「トレンカ」など似たようなものが多くあり非常にややこしい事情があることをご紹介しました。
ここで多くの方が抱える疑問についても考えてみたいと思います。
「レギンスは、下着なのか?」
この疑問を非常に多くの方がお持ちのようなのです。
実際に、それ以前のスパッツの場合にはダンスなどのレッスン着として着用されたりとアウターとして使われることも多くありました。
一方で、スポーツなどの場合にはその上からショートのパンツを穿き使用する場合もありますね。
こうなると下着に近いニュアンスになります。
実際に、通常コーデの場合にも冬など寒さ対策としてスカートの下に穿く場合と夏などそのままで部屋着や近所あたりなら買い物にもいったりもします。
前者であれば下着、後者であればアウターとしてのニュアンスが強く感じられます。
レギンス自体の形状もレースやフリルなど可愛らしいものは下着にも感じられます。
実はこれにも明確な答えがないようですね。
コーデに取り入れた本人が下着として扱えば下着で、アウターとして扱えばアウターとなるようです。
ただし、材質によっては透けてしまうこともありますので、それらも基準にコーデに取り入れる必要はあります。
冬はワンピースと黒のレギンスコーデで決める!
それでは、冬に楽しめるレギンスのコーデをご紹介していきましょう。
まずは定番のワンピースとレギンスのコーデからご紹介します。
そんな中でも黒のレギンスはシックでお洒落な雰囲気が素敵に映えますね。
【淡いリブニットワンピース】
コートなどアウターを羽織ると差し色としても映える淡い感じのリブニットのワンピースはいかがでしょう。
これに黒のレギンスを合わせてみると、淡いライトと黒のダークが素敵なコントラストとなります。
そしてライトが表現してしまう膨張感をダークのレギンスが見事におさえてくれます。
これにより足元がスラッとして見えるのでお洒落で上品なシルエットになるのが嬉しいですね。
足元にはワンピースと合わせてライトカラーのローファーにしておくと親しみやすさも感じられます。
【シンプルなロングワンピース】
シンプルデザインのグレーのワンピースはどうでしょうか。
こちらも黒のレギンスとは非常に相性が良いのです。
このように一見ラフな感じのスタイルにはとことん緩さを追求してしまいましょう。
足元はハイヒールではなくローファーを合わせるとほんわりした感じで好感が持たれますね。
ここにサッシュベルトでウエストマークを施せば、さりげなくスタイリッシュさをくわえることができます。
ワンピースにグレーのレギンスも魅力的な冬の大人コーデ!
続いての冬に楽しめるレギンスコーデ、「ワンピースと合わせる」のはグレーのレギンスになります。
大人っぽさでは前項でご紹介した黒は流石に存在感がありますが、グレーの場合にはそれ自体ではなくコーデ全体で考えると見事な大人コーデへと仕上げてくれます。
【ネイビーのワンピース】
鮮やかネイビーのリビニットのワンピースはどうでしょうか。
ここにグレーのレギンスを合わせてみましょう。
上品な色との混在が非常に洗練された印象を与えてくれます。
基本的には、硬くないカジュアル感が強いスタイリングになりますが、ここで足元にはパンプスを合わせます。
実はこのパンプス一つでカジュアル感をフォーマル・上品さへと傾けてくれるのです。
全体シルエットとして引いてみれば、上品な大人感をきっちりと出してくれますね。
【茶色のワンピース】
茶色のリブニットのワンピースはいかがでしょうか。
秋色のワンピースにはこのグレーのレギンスが綺麗に映えます。
深みのあるワンピースをグレーが明るく華やかにしてくれるのです。
全体的に上品でエレガントさが漂いますが、足元にはヒールではなくフラットパンプスを合わせると、この意外性がこなれた印象を与えてくれます。
ただ単に上品ではなく、お洒落の中にこなれた印象を与えてくれるので素敵ですね。
ロングスカートを合わせた冬のレギンスコーデ!
ここまでにレギンスとワンピースを使った冬のおすすめコーデをご紹介しました。
実は、レギンスはワンピース以外にもロングスカートとの相性も良いのです。
足元近くまで覆ってくれるロングスカートは冬のお洒落には欠かせません。
ここにレギンスがまた程よいアシストをしてくれるのです。
【チェックのロングスカート】
グリーン系のゆったりニットをトップスに、ボトムスにはチェック柄を合わせてみましょう。
ここに自己主張の少ないグレーのレギンスを合わせてみてください。
この時のレギンスは足元お洒落としてサイドスリットのものが可愛らしくなります。
トップスとボトムスのお洒落コーデを控えめのレギンスが見事に引き立ててくれますね。
【グリーンのタイトロングスカート】
トップスにはゆったり感のあるグレーのタートルネックセーターを、ボトムスには大人お洒落感満載のグリーンのタイトロングスカートのコーデもおすすめです。
ここにベージュのサイドスリットレギンスを合わせてみると、大人お洒落なレイヤードコーデが完成します。
冬のレギンスコーデ!足元の工夫で防寒対策!
ここまでにおすすめの冬のレギンスコーデをご紹介しました。
ワンピースにロングスカートと、レギンスはスカート系とは非常に相性の良い働きをしてくれます。
ただ、冬のコーデの場合に対策として考えなくてはいけないのが防寒です。
勿論、レギンス自体にも防寒効果はあります。
アウターで身体、マフラーで首周り、手袋で手などそれぞれ暖かくすることはできますが、レギンスを穿く場合にさらに足元にも防寒を考えたいですよね。
しかもその場合にはお洒落に!
最後にレギンスコーデの防寒対策を少しだけご紹介しておきますね。
【長めのリブレギンスでフットウォーマー】
レギンスでも長めのリブレギンスを着用すると、自然な形で足首にレギンス生地を集めることができます。
こうすると、寒い冬にレッグウォーマーとしても機能してくれます。
レギンスのスタイルアップ感を保ちつつ、防寒もできる!
勿論、ヒールでもローファーでもスニーカでもお洒落なコーデとしてあわせることができます。
これ以外にも、裏起毛のリブレギンスなどお洒落さと防寒対策を考えられたものもありますし、足元アイテムにファーモカシンを持ってきても暖かいですね。
ちょっとコーデが難しいファーモカシンですが、レギンスであれば違和感なく合わせることができます。
お洒落も大切ですが、寒さで体を壊しては元も子もありません。
冬のお洒落には防寒対策も重要アイテムとしてお考え下さい。
冬こそレギンスでお洒落を楽しみましょう!
今回レギンスのコーデについてご紹介しました。
一時のブームは去ってしまいましたが、それを経てレギンスは定着したお洒落になっているのです。
美脚効果にくわえて防寒効果など様々なメリットを与えてくれるレギンスです。
冬のお洒落にレギンスで一味違う趣をくわえてみてはいかがでしょう。
お洒落の満足、暖かさの満足、色々な満足がより大きく膨らむかもしれませんね。