スカートなどの子供服を、「ハンドメイドで作りたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
他にないオリジナリティ溢れる服はおしゃれで素敵ですよね。
しかし、難しそうで手先に自信のない方は作ることを諦めてしまいがちです。
そこで、ここでは簡単に作ることができる、スカートの作り方をご紹介していきましょう。
子供のスカートは簡単にできる!まずは生地の準備を
「ハンドメイドでスカートを作りたい」と考えたところで、一体どのような手順で作るのかがイメージできない方もいらっしゃるかと思います。
そこでまずは、子供のスカートを作るための生地の準備について、簡単にご紹介していきます。
【採寸・型紙の用意】
まずは、どのようなスカートを作りたいかを考えていきましょう。
「スカート」と言っても、ミニスカートからロングスカートまで、種類は様々です。
「どのくらいの長さのスカートがいいか」を考えていきましょう。
長さが決まったら、その長さに合った型紙を用意します。
型紙は自分で作ることも可能ですが、手芸店で販売しているものやインターネット上にある型紙を使ってみてもいいでしょう。
【生地選び・地直し】
スカート作りに使う生地を選んでいきます。
生地は、洗濯をすると縮んでしまうことがありますので、水通しを行った後、アイロンで生地を整える「地直し」を経てから裁断をしていきます。
また、生地を用意する際は、縮んでしまうことを考え、あらかじめ余裕を持った大きさにしておくといいでしょう。
子供のスカートの簡単な作り方
続いては、子供のスカートの基本的な作り方についてご紹介していきます。
【裁断・仮縫い】
生地を裁断していきます。
布には「たて地」と「よこ地」という布の織り目が存在します。
型紙に「布目線」という矢印がある場合には、たて地を矢印に合わせて配置しましょう。
型紙に生地を配置できたら、まち針を使って生地と型紙をとめていきます。
完成形が気になるようであれば、この段階で簡単に仮縫いを行うことで完成形を確認することができます。
【本縫い】
完成形を確認し、問題がなければミシンを使って縫っていきます。
布の端がでてしまう箇所は、ジグザグ縫いしておくことで、ほつれを防止することができます。
また、縫い代に関してはそのままの状態ですと、ミシンで縫うのが困難になることがありますので、ミシンをかける前にアイロンをかけて折り目をつけておくとよいでしょう。
このようにしておくと、ミシンがかけやすいだけでなく、できあがりもきれいに仕上がります。
子供のスカートにはどんな生地を選んだら?選び方のポイント
ハンドメイドを日頃から行っている方は「子供のスカートにはこんな生地がいいかな」と簡単に決めることができますが、ハンドメイドの初心者では、生地をなかなか選べないこともあるでしょう。
では、子供のスカートには、どのような生地が向いているのでしょうか。
生地選びのポイントを見ていきましょう。
●扱いやすい生地
販売されている生地は、厚さや種類が様々です。
あまりに厚さのあるものでは、ミシンで縫っている時に針を折ってしまうことも考えらえれます。
また、逆に薄すぎると、縫い目が歪んでしまうこともあります。
具体的にどのような布であれば扱いやすいか、例を挙げるとするならば平織りの綿のブロード生地などがおすすめです。
●洗濯ができるもの
子供は元気に走り回ったり、食べ物をこぼしてしまったりと、何かと服を汚してしまいがちです。
自宅で簡単に洗濯できるものを選ぶといいでしょう。
●色・柄
手元にある服と合わせやすいものや、子供の気に入るような生地を選んであげるといいでしょう。
簡単にできる子供サイズのギャザースカート
基本的な作り方がわかったところで、具体的な子供サイズのスカートの作り方をご紹介していきます。
まずは、100cmサイズのスカートの作り方をご紹介していきます。
このスカートは型紙を使いませんので、ハンドメイド初心者の方でも簡単に作ることができます。
【材料】
・お好みの生地:たて120cm、横80cm
・ゴム:1cm幅、長さ120cm(2本)
【作り方】
①布の裁断
この時、「布の耳」と呼ばれる、布がほつれないようにあらかじめ縫われている部分が横に来るようにして裁断をしましょう。
このようにすることで、仕上がりのよさが違います。
②アイロンをかける
ウエスト部分と裾の部分にアイロンをかけていきます。
この際、1cm、5cmと三つ折りにしましょう。
この作業は、本来であれば仕上げに行うものですが、この段階で行っておくことで仕上がりがきれいになります。
③中表に合わせて縫う
縫い代を1cm取り、生地の両端を縫っていきます。
この時、ジグザグ縫いで両端を縫っていきましょう。
ウエストにゴムを通していきますので、ゴム通し口は3cmほど開けておきます。
両端が縫えたら、ゴム通し口の周囲を四角く縫っておくといいでしょう。
④ウエスト・裾を縫う
再度アイロンをかけてからミシンで縫っていきます。
三つ折りにした部分のギリギリを縫っていきましょう。
⑤ステッチを2本入れる
ウエストにゴムを2本通しますので、ステッチを2本入れていきます。
ステッチを入れることができたら、ゴムを通して完成です。
とても簡単!大人の服から子供の服へ!
「布から子供のスカートを上手に作れるか不安…」という方もいらっしゃるかもしれません。
そのような方におすすめなのが「大人服からのリメイク」です。
手持ちの服の中には「買ってみたけど全然着なくなってしまった」といったように、着なくなってしまった服があるのではないでしょうか。
多くの場合、このような服は捨ててしまうか、売ってしまうかではないかと思います。
しかし、このような服は子供がいればワンピースとして簡単にリメイクすることができるのです。
作り方はとてもシンプルです。
【用意するもの】
・不要になった大人服(トップス)
・子供のワンピース
【作り方】
①型を取る
大人服の上に子供のワンピースを置き、チャコペンなどで型を取っていきます。
この時、子供のワンピースの背中側の襟が大人服の表側の襟にくるようにし、ワンピースよりも一回り大きくなるように型を取ります。
②裁断をする
型か取れたら裁断をしていきます。
大人服にレースなどの飾りがある場合には、それも裁断していきましょう。
③縫い合わせる
大人服からとった布を中表に合わせて縫っていきます。
まち針でとめて、肩・脇からミシンで縫っていき、縫い上げたら表に返しレースなどの飾りをつけて完成です。
手軽に・簡単に子供のスカートを作るポイント
ご紹介したように、子供のスカートは簡単に作ることができます。
また、子供のスカートをより簡単に作るポイントもありますのでご紹介しましょう。
①キットを活用する
近年では、ネット通販や手芸店でキットが販売されています。
これはスカートだけに限らず、豊富な品揃えでの販売があります。
このようなものを使うことで、生地選びに戸惑うなどといった、煩わしさから解放されます。
②シンプルなスカートを作る
凝ったデザインですと、それだけ作り方は複雑になっていきます。
ハンドメイド初心者の方は、シンプルなものから作るようにしましょう。
③誰かと一緒に作る
何事にも言えることですが、「初めて何かを行う」「慣れないことを行う」というのはわからないことばかりです。
ハンドメイドが得意な家族や友人がいる場合には、一緒に作っていくと教わりながら上達していけるでしょう。
楽しんで子供のスカートを作ってみよう
子供のスカート作りというのは、決して難しいものではありません。
自分で好きな物が作れるということから、完成までを楽しむことができます。
また、子供と「どんなスカートがいいか」を生地選びから一緒に行うのもいいかもしれませんね。
子供に喜んでもらえるような、素敵なスカートを作りましょう。