ライダースを着るメンズファッションは本革にこだわる

ジャケットといえばテーラードジャケット、コーチジャケットといった、ライトなものを思い浮かべるかも知れません。

しかし、メンズファッションの中にはライダースジャケットという、ヘビーなアイテムが存在していることも忘れてはなりません。

少し尖った印象のあるライダースジャケット、その中でも特に本物志向の本革について、掘り下げてみましょう。

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メンズクールな本革ライダースジャケット

クールなメンズファッションを作る本革のライダースジャケットは、ハードで男らしい印象を演出できる秋冬のファッションを代表するアイテムです。

もとはバイク乗りたちのために生まれたライダースジャケットも、今ではこだわりを持った大人たちのタウンウェアとしても愛されるようになりました。

そのものが持つ重厚感から、インナーを選ばないのもライダースジャケットの魅力です。

Tシャツやカットソーと合わせたラフな着こなしから、襟付きのブラウスと合わせたドレッシーな装いにまで対応することができます。

ライダースジャケットの前合わせはジッパーで開閉するものが基本で、合わせの形状によってシングルブレストのものとダブルブレストのものがあります。

シングルブレストは印象がスッキリしており、デザインそのものがプレーンでスマートな着こなしになります。

ダブルブレストは付属するパーツが多く、シングルブレストのものに比べてライダースとしての主張が強く、無骨な印象さえ与えます。

ライダースジャケットに本革が採用される理由

硬派なメンズに愛されるライダースジャケットは、バイカージャケットという別名も持っています。

もともとがバイク乗りのために考案されたアウターなのです。

引き裂き強度に優れている革は、転倒時の衝撃を吸収し、身体へのダメージを軽減してくれます。

高速で転倒して路面を滑って行く際には、他の繊維では裂けたり擦り切れてしまう場合でも、本革のライダースジャケットは表面に擦過傷を作るくらいで簡単には破れません。

さらに、本革ならではの生地の厚みは、衝撃すらも吸収して衝突時のダメージから守ります。

また、本革には十分な伸縮性があり、多少タイトに作っても動きが制限されないという一面も持っています。

身体にフィットして風の侵入を防ぎながらも、とっさの動作でも生地が突っ張るような破綻を起こしません。

ライダースパンツでは、その特性はもっと顕著で、更に滑りにくいという性質から、タンクへのニーグリップ感も増します。

レーサーが着用するライダースーツも、本革を基本に関節部分のプロテクターを仕込んで作られています。

バイク乗りにとって、革ジャンと革のグローブは、外すことのできないアイテムです。

ただ、ライダースパンツは見た目が仰々しくなってしまうので、街着としては敬遠される傾向にあります。

ライダースジャケットのバリエーション

ライダースジャケットのバリエーションを整理しておきます。

・シングルブレスト

左右対称のシルエットで、前合わせのジッパーは、ほぼ正面についています。

ジッパーを喉元まで上げられるように、ラペル(下襟)を持たないデザインのものがほとんどです。

1931年に「ハーレーダビッドソン」が販売した「レザージッパージャケット」が、最初の革製ライダースジャケットという説があります。

バイクメーカーが販売するシンプルなデザインの革のジャケットは、「バイカー用のジャケット」として広まることになりました。

・ダブルブレスト

左右非対称で、ジッパーは片側(メンズは右側)に寄せてつけてあるか、中央から斜めにつけてあります。

ジッパーを開けた状態では、上部が広いペルのように見えます。

1939年に、同じく「ハーレーダビッドソン」から販売された「アビエイタースタイル」が、ダブルブレストの始まりのようです。

バイクに跨ったままで取り出せるように、幾つものポケットが用意されているのも、ダブルブレストの特徴です。

・アメジャン(アメリカジャンパー)

ダブルブレストのジャケットですが、短めの丈の裾にフロントバックルのベルトを持っているのが特徴です。

背中にはアクションプリーツが設けられており、腕を突き出した時にも突っ張らないようになっています。

長い直線を後傾姿勢で乗るアメリカンバイクに適したデザインです。

・ロンジャン(ロンドンジャンパー)

アメジャンをベースに、丈を長めにし、フロントバックルのベルトを取り去ったダブルブレストです。

イギリスのロッカーズは、改造したカフェレーサーに前傾姿勢で乗って速さを競っていました。

その姿勢では、アメジャンのフロントバックルがタンクに当たり、背中が出てしまいます。

それらの欠点を潰し、さらに街乗りに合わせて細身で背中のアクションプリーツも取り去ったのが、ロンジャンです。

・パンチングレザー

本革のライダースは、秋冬用のヘビーアウターだと思われている方が多いようですが、夏には夏用のライダースもあります。

それは、パンチング加工を施したパンチングレザーを使ったライダースジャケットです。

パンチングによってできたメッシュを通る風は、フルメッシュだと夏でも涼しすぎるほど。

メッシュ部分を脇などに限定したハーフメッシュのものも出廻っています。

ライダースジャケットとメンズファッション

本革のライダースジャケットは、さまざまなファッションに取り入れられています。

その中で、ロンドンのパンクロックバンドメンバーが愛用したことから、世界中の不良達から強い支持を受けるアイテムとなりました。

1970年代のロンドンパンクスの間では、ライダースジャケット自体に手を加えずにバッチやチェーンで飾る程度でしたが、1980年代のハードコアパンクの時代に入るとスタッドと呼ばれる鋲を打ち込み、それぞれの個性を競い合うようになります。

応援するバンドの缶バッチを連ねて付けたり、バンドロゴをペイントや刺繍で飾るようになっていきます。

一方アメリカでは、ライダーたちを主役とした映画で主役が着用していたことから支持を受けました。

それまで、バイク乗りのスタイルといえばネクタイを締めて乗るのが主流でしたが、映画の中の不良役は、バイク乗りのイメージを一新してしまいました。

始まりはバイク乗りと不良のファッションだったライダースジャケットでしたが、純粋にファッションとしての存在を確立しています。

現代ではメンズの枠を超え、レディースにも展開してバリエーションを広げています。

とはいえ、本革のライダースジャケットは、今でも男気と反骨心を漂わせ続けるアイテムです。

ライダースジャケットのメンズコーデ

本革のライダースジャケットは、パンク少年や不良少年の定番アイテムでした。

そのライダースジャケットを、オシャレなメンズファッションとして完成させるには、スタイリッシュな落ち着きを意識しなけばなりません。

スタイリッシュな落ち着きを作る際、基本となるポイントは、シルエットです。

ライダースジャケットを組み込んだシルエットには、「Iライン」と「Aライン」がよく合います。

細身のライダースジャケットに、ボトムスの細身で合わせるコーディネートが「Iライン」です。

シルエットをIラインにまとめると、スマートで大人っぽい印象が出来上がります。

黒のスキニーパンツに黒のスニーカーやブーツを合わせると、シンプルにキマります。

細身のライダースジャケットに対し、ボトムスとしてボリュームのあるパンツを合わせるコーデイネートが「Aライン」です。

下半身の安定感が、頼りがいのある男らしさを印象に加えます。

ボトムスに視線を集めてしまうと野暮ったくなってしまいますので、生地の選択は地味なものを心がけましょう。

同じライダースジャケットでも、インナーの選択で与える印象が変わってきます。

インナーの長さはジャケット丈より指3本分長めが目安です。

ライダースのように丈の短いジャケットは、ヒップが出てしまいます。

ジャケットの裾から出たインナーによって、ヒップの存在感を薄くし、上下にスマートな印象をつなぐことができます。

長すぎるものはヒップを包んでしまい、余計に強調することになりますので避けましょう。

ライダースジャケットといえば白いTシャツを連想しますが、これを変えるだけでも印象は変わります。

白のドレスシャツを合わせれば、印象はフォーマルに傾きます。

細かいチェックやストライプのような落ち着いた柄物のシャツなら、カジュアルな装いになります。

インナーにニットを合わせると、印象を柔らかくすることができます。

柔らかい落ち着きは、着る人に品の良さも与えます。

どうしてもハードになりがちな本革のジャケットも、尖った印象を消せばデートにも使えるようになります。

メンズファッションと本革

メンズファッションに合わせる本革のアイテムは、ライダースジャケットのようなトップスだけではありません。

ボトムスには強い自己主張の革パンがあります。

キャップとしては、アポロキャップやハンチングキャップ、キャスケットなども本革のものがあります。

忘れてはならないのは、リュックの存在です。

これら本革で作られたアイテムは、本革同士、どれもライダースジャケットによく合います。

本革の製品は洗濯機でジャブジャブ洗うことができません。

しかし、表革は内部に汚れが染み込まないので、お手入れも案外簡単です。

そこで、簡単にできる本革製品のお手入れの仕方もご紹介しておきます。

表革製品の普段のお手入れには、柔らかい乾いた布で汚れを軽く拭き取っておくだけで十分です。

ただし、硬いもので擦ると傷がつくこともありますので、避けるようにしましょう。

専用の柔らかい馬毛などのブラシもありますので、活用すると良いですよ。

目につくような汚れがある場合には、軽く湿らせた布や消しゴムを使って落とします。

年に一度は、革に油分を補うようにします。

油分の切れた革は、表面からひび割れを起こします。

革製品用のクリームやミンクオイルを布に取り、薄く全体に塗り延ばしておきましょう。

ムース状のものやスプレーもありますので、使いやすいものを選んでください。

革製品の保護のため、絶対に避けなければならないのは水気です。

水気を含んだまま放置しておくと、カビが生えることもあります。

本革の良いところは、簡単な手入れさえ怠らなければ何十年もにわたって使い続けることができること。

使い込むことで身体に馴染み、風合いの増す革製品なので、愛着を持って世話をしてあげましょう。

本革ライダースで精悍に

パンク少年や不良少年をイメージさせていた革ジャンも、今では街着としても受け入れられています。

それどころか、シンプルな着こなしに気を付ければ、上品なコーディネートも作れるオシャレなアイテムです。

スマートに清潔感をもって着用すれば、大人の振る舞いの中でもライダースジャケットは活きてきます。

ライダースジャケットをマスターして、精悍なメンズを演出しましょう。