アメカジ定番アウター「ミリタリジャケット」その種類を紹介

アメカジファッションの定番アウターの1つに、ミリタリージャケットが挙げられます。

無骨な雰囲気が男らしさまでも演出してくれ、多くの男性が愛用していることと思います。

そんなミリタリージャケットには、実はさまざまな種類があるのをご存知でしょうか。

今回はミリタリージャケットの種類についてお話ししていきます。

アメカジ定番アウターの1つ!ミリタリージャケットとは

アメカジファッションでは、パーカーやデニムが定番アイテムとして有名ですね。

アウターにも定番がありますが、その1つにはミリタリージャケットも挙げられます。

ミリタリージャケットとは、陸軍や海軍などの兵士が着ていた軍用のアウターのことをいいます。

各国それぞれミリタリージャケットの種類がありますが、アメカジで取り入れられているのは、やはり米軍のミリタリージャケットですね。

ミリタリージャケットの魅力についてもお伝えすると、まず男らしさが演出できる点です。

軍用のアウターということで、羽織ればワイルドさを出すことができます。

また、機能性が良いことも魅力の1つといえます。

兵士の身を守る役割も兼ねていたことから、動きやすく丈夫なつくりなようです。

防寒性も高いことから、秋だけでなく冬にも活躍する1着です。

そんな人気のミリタリージャケットは、いくつか種類があります。

次の項からご紹介していきますので、参考に見てみてください。

ミリタリージャケットの種類をご紹介!まずはフライトジャケット

では、ここからアメカジ定番のアウター、ミリタリージャケットの種類についてお伝えしていきます。

▼フライトジャケット

これは軍用機のパイロットが着用したジャケットのことで、特に米軍のフライトジャケットのデザインが人気のようです。

フライトジャケットの中でも2つの種類に分けられます。

・MA-1:陸軍モデル
・G-1:海軍モデル

MA-1には「U.S.アーミーエアフォース」、G-1には「U.S.ネイビーのステンシル」が入っていることが特徴です。

一般的なMA-1は、表地がくすんだ緑(カーキ)、裏地がオレンジになっていることが一般的です。

タフでワイルドな見た目は、アメカジファッションともよく合います。

G-1はレザーのフライトジャケットで、男らしさと高級感を感じるアウターです。

大人のアメカジファッションを楽しみたい方にはおすすめです。

次はフィールドジャケット!この中でも種類がある!

次にご紹介するのは、「フィールドジャケット」です。

▼フィールドジャケット

フィールドジャケットも兵士が着用していたアウターで、こちらも米軍モデルが人気です。

フィールドジャケットの中でも種類があり、「M-51」と「M-65」が代表例です。

M-51と聞くとイメージしにくいですが、これはモッズコートのことをいいます。

1960年代にロンドンでモッズカルチャーが流行したことで、ファッションアイテムとして人気となったようです。

見た目と機能性が抜群といわれ、アメカジの冬アウターの中でも人気の1つです。

M-65はマウンテンパーカーの原型といわれており、定番のアメカジアウターです。

「デタッチャブルライナー」と呼ばれる取り外し可能なライナー、そして襟部分にはフードを収納できることなど、機能性の高いディテールが特徴的です。

デタッチャブルライナーを取り外せば春や秋、つければ冬のアウターとなるので、3シーズン活躍するのは魅力的なポイントといえますね。

デッキジャケットもアメカジと相性抜群のアウター!

引き続き、アメカジ定番アウターのミリタリージャケットの種類についてお伝えしていきます。

▼デッキジャケット

デッキジャケットもミリタリージャケットの種類の1つで、アメリカの海軍の乗務員や船員たちが着ていたアウターです。

N-1とも呼ばれていて、寒さに強いつくりになっているので、冬のアウターで人気の1着です。

特徴の1つは、風の侵入を防ぐため、袖先の内側にリブを採用していることです。

ほかにも乗務員たちが風から守るための工夫が、ところどころに施されています。

余分な装飾がないデザインで、羽織るだけで、男性的でたくましい雰囲気に仕上げてくれますよ。

デニムとの相性も抜群のアウターなので、アメカジファッションにもよくあいます。

アメカジ定番アウター!種類豊富なスーベニアジャケット

4つめにご紹介するのは、「スーベニアジャケット」です。

▼スーベニアジャケット

日本ではスカジャンと呼ばれているアウターです。

スーベニアジャケットのスーベニア(souvenir)は「土産物」という意味があり、米軍が帰国するときにお土産として個人的に制作したジャケットのことをいいます。

基地が横須賀にあるため、横須賀駐留時に、日本独特の和柄を刺繍したジャンパーをオーダーし、つくられたのが発祥だそうです。

横須賀でつくられたことで、日本では「スカジャン」と呼ばれるようになりました。

虎や龍、エンブレムなど、刺繍の種類も豊富なため、さまざまな種類のスーペリアジャケットがあります。

スーペリアジャケットはスカジャンのほか、「アラスカジャン」や「ベトジャン」と呼ばれる種類もあるそうです。

ほかのアウターよりもファッション性が高いことから、アメカジファッションでもよく取り入れられています。

こちらもデニムとの相性が良いので、おしゃれなアメカジファッションを楽しめることでしょう。

ミリタリージャケットの種類はほかにも!

まだまだアメカジ定番のアウター、ミリタリージャケットには種類があります。

ここで、ざっとご紹介していきましょう。

▼BDUジャケット

BDUは「バトルドレスユニフォーム」の略語で、ほかのアウターと比較すると歴史の浅いアウターです。

特徴は何といってもそのデザインです。

総柄カモフラで、ミリタリー感は一番強いといえるのではないでしょうか。

意外とさまざまなアイテムと相性が良いので、アメカジファッションでも活躍する1着といえそうです。

▼N-3B

極寒地用につくられたナイロン製のアウターで、抜群の保温性が特徴です。

袖先にはインナーリブやフラップボタンが備わっているので、防寒性を高める工夫も満載です。

高いのは機能性だけでなく、デザイン性もです。

無骨なデザインが男らしさを演出してくれるので、大人のアメカジファッションにも役立つことでしょう。

▼L-2B

見た目はほとんどMA-1と変わりないですが、ライトゾーン用のフライトジャケットとしてつくられたため、中綿がなく薄手のアウターという違いがあります。

見た目も重量も軽いので、春のアメカジファッションにおすすめのアウターです。

▼CWU-45P

1970年代につくられたアウターで、最大の特徴ともいえるのが使われている素材です。

ノーメックスというアラミド繊維素材を採用していて、これは耐火性・耐熱性に優れているそうです。

機能だけでなくデザインも魅力です。

ミリタリージャケットの中では珍しいラウンドカラーを採用しているので、きれいめな印象を与えます。

スマートな着こなしを好む方にはおすすめといえますね。

ミリタリージャケットでアメカジファッションを楽しもう!

アメカジ定番のアウターの1つには、ミリタリージャケットが挙げられます。

ミリタリージャケットと一口にいっても種類はさまざまです。

フライトジャケットやフィールドジャケット、デッキジャケットなどがありましたね。

それぞれ特徴などに違いはありますが、アメカジファッションと相性が良いことは同じです。

ぜひご紹介したアウターで、アメカジファッションを楽しんでみてください。