東京には古着を扱うお店が数多くあります。
今回は、古着屋の多い街や、デニムに特化した古着屋をご紹介しています。
それに合わせて、古着の魅力や古着を探すときのポイントもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
古着の魅力とは?
デニムに限らず、古着をファッションに取り入れて、おしゃれに着こなしている人がいますが、古着の魅力とはどういったものなのでしょうか。
【個性が出せる】
通常、アパレルショップには、その年に流行っているものを中心とした服が並んでいます。
売れる服を多く置いておくのは当然のことですが、多くのアパレルショップでは、個性よりも流行を追う品揃えになっているのが現状です。
しかし、古着の場合は、その時代ごとに必要とされてきた服が並んでいます。
さまざまな時代のいろいろなジャンルが混在しているので、流行を気にせず、自分の好きな服だけを選ぶことができます。
その結果、個性的な自分らしいファッションを楽しむことができるのです。
【1点ものが多い】
1990年以前は、今ほど服が大量生産されていませんでした。
そして、古着を着られる状態で保存しているとなると、かなり数が限られてきます。
そのため、古着は1点ものが多くなり、人と被るということはほとんどありません。
【安い】
古着なので、値段は当然新品で買うより安くなります。
古着に出すくらいですから、古くても仕立てや生地が良いもの、と言えます。
良質のものが安く手に入るのも古着ならではの魅力でしょう。
なかには掘り出しものがあるかもしれません。
東京は人が多いので、その分、良質な古着に出会える確率が高いと言えるでしょう。
デニムの古着を探すときのポイント
1点ものが多く、個性が出せて、安く手に入る古着ですが、どのように選んだら良いのかわからない人もいると思います。
そこで、デニムを古着で探すときのポイントをご紹介しましょう。
【汚れや傷み】
古着なので、当然、汚れや傷みはあります。
デニムの場合はそれが味になるので、あえて穿き古したイメージのものを選ぶ、ということもあるでしょう。
しかし、基本的に古着の返品や交換はしないので、購入後に思った以上の汚れや傷みがあってがっかりしないよう、細かい部分までしっかりチェックすることが大切です。
【価値】
当時は高かったものが人の手に渡り、時代を経て、お手頃価格になっている、というものを選ぶようにしましょう。
特にデニムの場合、ヴィンテージと言われるようなものは、時代を経たからこそ、希少価値が高まり、かえって値段が上がるものもあります。
また、「安いから買う」のではなく、「欲しいから、着たいから買う」という考え方で、品質の良いものを選ぶようにしましょう。
【着こなし】
古着は、ほとんどが1点ものなので、サイズが合わないときはあきらめるしかありません。
また、今のファッションに合わせることができるかも、重要なポイントです。
1点だけで見て気に入って購入しても、合わせる服がなければ着ることができません。
持っている服とどう合わせるかも、購入のポイントです。
次は、東京の古着を扱う店舗について見ていきましょう。
東京でデニムの古着を探すなら「下北沢」がおすすめ
東京の下北沢は、ファッションに敏感な人たちが集まることで知られている街です。
ここには、こだわりのお店や老舗の古着屋があるので、その一部をご紹介しましょう。
【FLAMINGO/フラミンゴ】
フラミンゴは、アメリカ在住のバイヤーが厳選した古着が並ぶ「身近なヴィンテージショップ」をコンセプトにした古着屋です。
バイヤーがセレクトするアメリカの古着は、今のファッションにフィットするものばかりなので、古着初心者の人にも選びやすい品揃えになっています。
デニム以外にも、シャツや輸入雑貨なども充実しています。
【BIG TIME/ビッグタイム】
ビッグタイムは、アメリカだけでなく、ヨーロッパからも古着を集めていて、お手頃なものからヴィンテージやレアなものまで、さまざまな古着を扱っています。
服だけでなくアクセサリーや小物も販売しています。
【GRAPEFRUIT MOON/グレープフルーツムーン】
グレープフルーツムーンは、メンズを中心とした品揃えの古着屋ですが、デニムスカートなどレディースものも扱っています。
個性的なデニムが探せる店として人気を集めています。
東京「高円寺」で古着デニムを探そう
次に、東京では下北沢と並んで古着屋の多い高円寺のお店をご紹介しましょう。
【SAFARI/サファリ】
デニムとTシャツが充実しているサファリは、高円寺に4店舗を構える古着屋です。
1号店はヴィンテージもの、2号店はアメカジ系、3号店は革靴の品揃えが良く、4号店はアウトドア系と、それぞれのお店に特色があります。
どのお店も、古着初心者でも気軽に着られるような、良質なアイテムが揃っています。
【SUNTRAP/サントラップ】
ヴィンテージ古着に力を入れているサントラップは、デニムパンツやGジャンなどを厳選して扱っています。
ヴィンテージ生地をはじめ、ボタンや革靴、雑貨類も充実しているので、古着の入り口としてはおすすめのお店です。
内装にもこだわったガラス張りのお店で、空調がしっかりしているせいか、古着独特のにおいがなく、清潔感のある店内は、入りやすく選びやすい雰囲気になっています。
【DECADANCE/デカダンス】
セレクトショップを思わせる雰囲気のデカダンスは、アメリカの1960~1990年代のアイテムを販売してます。
ジャンルもアメカジやヴィンテージ、ドレスまで揃っています。
厳選されたアイテムは、デザイン性に優れ、センスが良く、価格も良心的です。
メンズ向けのものが中心ではありますが、レディースやユニセックスものもあり、幅広い年齢層から支持されているようです。
東京の隠れた古着スポット「中目黒」でデニムを探す
ハイセンスなイメージで雑貨店や飲食店が多い東京の中目黒ですが、古着屋もたくさんあります。
いくつか見てみましょう。
【Cider/サイダー】
サイダーは、アメリカの古着を中心としたお店で、扱うアイテムは幅広く、ヴィンテージから90年代まで揃っています。
特に、アメリカのカジュアルブランドで作られたデニムの種類が豊富です。
また、ミリタリーウェアや小物の品揃えも充実しています。
レディースものも、数は少ないですが扱っています。
希少価値の高い高額なヴィンテージものもあり、マニアにはおすすめです。
【TELEPATHY ROUTE/テレパシールート】
テレパシールートは、レディースを中心としたアメリカの古着を扱うお店です。
アメリカで買い付けてきた服やバッグ、シューズなど、小物の品揃えも充実しています。
デニムやカーゴパンツなどのボトムスの種類が豊富で、トップスもTシャツやブラウスなど揃っているので、テレパシールートコーデを楽しむことができるでしょう。
店内にあるアイテムのなかには、掘り出しもののヴィンテージ品が含まれているので、それを探す楽しさもあります。
古着の他にレコードも扱っていて、レトロでスタイリッシュな店内を見るだけでも楽しくなるお店です。
東京でヴィンテージデニムを扱うおすすめの古着屋
最後に、東京のヴィンテージデニムにこだわった古着屋をご紹介しましょう。
古着とひと口に言っても、ただ「人の着た古い服」というだけでなく、デニムの場合は古くて価値の高いものがたくさんあります。
【BerBerJin/ベルベルジン】
原宿で老舗の古着屋のひとつベルベルジンは、アメリカの古着が揃うメンズ中心のお店です。
お手頃な古着から、ヴィンテージものまで扱っているので、初心者からマニアの人までおすすめできます。
特にデニムの種類は豊富で、コレクター垂涎の数百万円もする希少価値の高いヴィンテージものも扱っています。
デニムの他にも、ジャケットやシャツの他、シューズやベルトなどの小物、シルバーアクセサリーなども扱っているので、全身コーデも可能です。
アウトドアやスポーツ用品を思わせる外観で、開放的で明るい雰囲気のお店です。
【FAKEα/フェイクアルファ】
ベルベルジンの姉妹店、フェイクアルファはアメカジテイストを中心とした、古き良きアメリカを感じさせるアイテムを揃える古着屋です。
古くは1930年代のものからあり、品数が多いのは1940~1950年代で、1970年代までのヴィンテージ商品が揃っています。
デニムはさまざまな種類が揃っていて、他にもレザーやウール、ミリタリーなどの古着とともに、ショップテイストに合った小物も扱っています。
お店の雰囲気もアメリカンテイストで、古い木目調で揃えられ、音楽やディスプレイにもお店のこだわりが見られます。
東京の古着屋にはデニムの掘り出しものがあるかも!?
今回ご紹介したように、同じ古着を扱うお店でも、さまざまな特色があります。
自分の好みに合ったお店を見つけてください。
アメリカで買い付けたもののなかには、デニムのヴィンテージものが隠れているかもしれません。
そんな掘り出しものを見つけるのも、古着を探す楽しみのひとつと言えるでしょう。