おしゃれには季節感が大事、と言われることが多いです。
「このブルゾン、来週のデートに着ると変かな」と悩む方もいるのではないでしょうか。
「今、その服は変じゃない?」なんて言われたらショックですよね。
そこで、ブルゾンはいつ着ると違和感がないのか、ブルゾンの色や素材、種類などを考えながらご説明します。
ブルゾンはいつからいつまで着るアイテム?
季節感を意識したコーディネートにしたいと思ったときに、「ブルゾンって、いつからいつまで着ればいいの?」と悩むことがあるかもしれません。
ブルゾンは、フランス語では「すそを絞ったブラウス」という意味で、防寒性が低いものもあります。
カーキのMA-1など、いかにも「秋」を感じさせるアイテムもありますね。
その一方で、モコモコ素材のブルゾンや、淡い色合いのナイロンジャケットなど、冬や春に似合うアイテムがあります。
ブルゾンにはたくさんの種類があるので、季節感を取り入れたコーディネートをする場合には、実際に選んだ一着を見る必要があります。
色や柄、素材などを見て、いつ着るか決めるといいですね。
また、夏や真冬にブルゾンを着る場合もあります。
「おしゃれ」という意味合いではなくなってしまうかもしれませんが、冷房の効いた室内で羽織るアイテムとして、または冬にコートの下に着るアイテムとして、ブルゾンを活用できます。
「ブルゾンをいつ着るか」の目安
ブルゾンは、色や柄、素材によって、いつ着るアイテムなのか判断することをおすすめしました。
薄手のブルゾンなら、真冬の季節に着ると寒そうに見えてしまいます。
秋の肌寒さを感じ始める9月下旬から、木枯らしが吹き始める11月頃までなら違和感を感じさせないと思いますが、お住まいの地域によっても気温がちがうでしょう。
寒さが早く本格的になる年もあるので、9月~11月というのは目安と考えてください。
また、春に着る場合も同様です。
3月下旬頃から5月頃はブルゾンを着ている方も多いようですが、3月になって雪がちらつくところもあります。
そのため、3月~5月というのも目安として考えることをおすすめします。
次項からは、ブルゾンの種類をご紹介します。
ブルゾンにもいろいろな種類がある
●ジップアップブルゾン
ジッパーで開け閉めするブルゾンです。
襟があるものが多いですが、フードがついていたり、ノーカラーのものもあります。
また、カジュアルなイメージのブルゾンですが、かっちりとしたキレイめのブルゾンもあります。
前でしっかり閉めることができるので、あたたかそうな素材なら冬でも着られるでしょう。
逆に、薄手のジップアップブルゾンなら、初秋から前を開けてラフに着られます。
ジッパーを開けて着ると、体の真ん中に縦のラインが生まれて、着やせ効果も期待できます。
●リバーシブルブルゾン
「ブルゾンはいつ着ればいいの?」と悩む方に一押しのアイテムです。
ナイロン素材とボア素材のリバーシブルなら、季節に合わせて使い分けることができますよ。
リバーシブルになっているため、軽やかとは言いがたいですが、落ち着いた色合いのものが人気ですので、秋冬におすすめのブルゾンです。
●MA-1
はじめに、カーキのMA-1は秋を感じさせるとお伝えしましたね。
クールでカジュアルなMA-1は、暗い色味で渋くコーディネートすることも多く、秋にぴったりなアイテムです。
とは言え、色合いや素材によっては春にも似合います。
重くて分厚い素材のMA-1なら、冬しか着られないということもあるでしょう。
寒い季節にぴったりなブルゾンやパーカーのようなブルゾン
●ボアブルゾン
モコモコとしたボア生地のブルゾンは、とてもあたたかそうに見えますので、9月頃や5月頃に着ると暑そうに見えてしまうことがあります。
実際にはそこまで防寒性がないボアブルゾンもあるのですが、見た目の季節感を意識するなら10月頃から取り入れたいアイテムです。
ただし、真冬のアウターがボアブルゾンだけだと今度は寒そうに見えてしまいます。
そこまでボリューム感がなければコートの下に重ね着すると便利です。
●中綿ブルゾン
ポリエステルなどで作られた綿が入っているブルゾンで、真冬にも耐えられるあたたかいタイプがあります。
外側はボアになっているものもあり、見た目も機能性も冬にぴったりです。
こうしたブルゾンなら、いつ着るか迷うことは少ないでしょう。
大人っぽくておしゃれなタイプも増えています。
●フード付きブルゾン
パーカーとよく似たブルゾンで、ストリートファッションに似合います。
フードがあると、雨風をさえぎりたい時にも便利ですよね。
カジュアルなものが多いですが、トレントコートのようなジャケットブルゾンもあります。
季節に迷ったら色やサイズもチェック
ブルゾンをいつ着られるのか考えるときには、色やサイズ感も気になるところです。
カーキやブラウン、キャメルなどの色は秋を感じさせます。
落ち葉が舞い始める秋には、こっくりとした深みのある色合いが似合いますね。
冬は、澄んだ空気や雪景色を連想させるモノトーンが人気です。
暗い色合いのアウターは上半身をコンパクトに見せてくれることもあり、黒や紺などのクールな色が街にあふれます。
また、白いブルゾンも人気があります。
白なら、秋・冬・春どの季節でも違和感を感じにくく清潔感があります。
一方、桜のような淡いピンクや、たんぽぽのようなイエローなどの薄手のブルゾンなら春に似合うでしょう。
その時の流行や、着る方の年齢、個性によっては上記のことが当てはまらない場合もありますが、色と季節を合わせたコーディネートを楽しむのもおすすめです。
そしてサイズですが、厚地でコンパクトなものと、厚地でゆったりしたものとでは、どちらがあたたかそうに見えるでしょうか。
おそらく、オーバーサイズのほうがぬくもりを感じさせるはずです。
特に春は、重たいシルエットでおしゃれに見せるのは上級者コーデでしょう。
季節感にこだわりすぎなくても大丈夫
くり返しになりますが、季節感を意識したコーディネートをする場合には、服の色や素材、厚さなどを見てください。
ニットやパーカーなどでも同じです。
しかし、それは季節感にこだわる場合です。
春にボア生地、秋に桜色のブルゾンが絶対にだめなわけではありません。
真夏に外で長袖ニットを着ていたり、真冬にアウターを着ていなければ少し目立つかもしれませんが、ブルゾンなら、「いつ着るといい?」と考え過ぎなくてもいいでしょう。
お気に入りのブルゾンが、真冬には似合わないように感じても、インナーをタートルネックや防寒タイプにしたり、上にコートを羽織ったり、マフラーや手袋を着けたりしてアレンジできます。
「季節感を意識しないコーディネートでも似合っていればOK」と思う方も多いようなので、好きな服なら季節に縛られずに、長く着ることをおすすめします。
最後に、ブルゾンをおしゃれに着こなすポイントをお伝えしますので、参考にしてくださいね。
○色を使いすぎない
センスよく見せたいなら、色を使い過ぎないことが大事です。
2~3色に抑えると、すっきりと見えるでしょう。
3色にする場合、ピンク・グレー・イエローなどのようにバラバラに見える色を選ぶよりは、2色は馴染む色を選んで1色を差し色にするほうが簡単かと思います。
もちろん、おしゃれ上級者になれば、もっと色で遊ぶことはできると思いますので、いろいろと試してみてください。
季節感は楽しむためにあるはず!
季節感を意識することがおしゃれの基本だと考えている方もいます。
季節感なんて気にしないという方もいます。
周りから浮かない服装をすると楽ではありますが、ファッションは楽しむことが醍醐味ですよね。
だいたいの目安になる時期や、素材で季節感を出すことなどをお伝えしましたが、あまり縛られ過ぎず好きな服を大切に着てください。