美しいシルエットの「テーパードパンツ」は、レディースファッションの万能アイテムです。
フォーマルスタイルも良し、カジュアルスタイルも良し、そんなテーパードパンツの秋冬コーディネートをご紹介していきましょう。
まずは、テーパードパンツの概要や、スキニーパンツとの違いについてお伝えします。
テーパードパンツとは?スキニーパンツとの違いはどこ?
秋冬コーディネートをご紹介していく前に、「テーパードパンツ」について少し掘り下げてみます。
◯テーパードパンツとは
そもそも「テーパードパンツ」とは、どのようなパンツのことを指すのでしょうか。
「テーパード(Tapered)」には、「だんだん細くなっていく」という意味があり、ファッション用語の場合、「先細りなシルエット」をあらわしています。
腰や太ももあたりはゆったりとしていて、足首にかけてシェイプされているパンツのことを「テーパードパンツ」と呼んでいるわけですね。
◯スキニーパンツとの違い
テーパードパンツと混同されやすいものに、「スキニーパンツ」が挙げられます。
では、その違いはどこにあるのでしょうか。
テーパードパンツには、ゆったりとした部分が設けられているのに対し、スキニーパンツは脚全体にぴったりとフィットするシルエットです。
このことから、上のほうにゆとりがあるならテーパードパンツ、全体的に細身ならスキニーパンツであると覚えておきましょう。
テーパードパンツの良さを知ろう!
テーパードパンツには、さまざまなメリットがあります。
◆メリット①:体型カバーできる
「以前スポーツをやっていて、下半身の太さが気になる…」
「ウエストやヒップまわり、太もものぜい肉が落ちない…」
こうした悩みを抱えている女性には、スキニーパンツよりもテーパードパンツがおすすめです。
テーパードパンツのゆったりデザインは、下半身の体型カバーに適しています。
また、足首周辺はスッキリするため、美脚効果・脚長効果も得やすいでしょう。
◆メリット②:フォーマルシーンに使える
美しいシルエットのテーパードパンツは、きちんとした着こなしにも対応できます。
ジャケットにローファー、テーパードパンツの組み合わせなら、オフィスカジュアルとしても楽しめますね。
◆メリット③:スタイリッシュに見える
裾が開いたパンツは野暮ったくなりがちですが、先細りのシルエットだと洗練されたイメージになります。
テーパードパンツを選ぶときは、スッキリ見える丈感であることを意識しましょう。
さて次項からは、テーパードパンツの秋冬コーディネートをご紹介していきます。
かっちりスタイルの秋冬コーディネート!
ここから、テーパードパンツを取り入れた秋冬コーディネートについてお話ししていきます。
まずは、かっちりとしたフォーマルスタイルの場合です。
いろいろな素材のテーパードパンツがありますが、フォーマルシーンでは上質な「ウール(羊毛)」を使用したものがおすすめです。
ウールは高級スーツにも採用されており、寒い季節でもあたたかく過ごせるのが特長でしょう。
きれいめのコーディネートとしては、以下ような組み合わせを参考にしてみてください。
〈ジャケット×テーパードパンツ(ウール)〉
・ジャケット(ブラック)
・カットソー(ホワイト)
・テーパードパンツ(ウール/ブラック)
・パンプス(ブラック)
普通のパンツスーツよりも、こなれ感が出やすいコーディネートです。
落ち着いたベーシックカラーなので、式典やオフィスシーンにもぴったりでしょう。
〈チェスターコート×テーパードパンツ(ウール)〉
・チェスターコート(ネイビー)
・タートルネック(ダークグレー)
・テーパードパンツ(ウール/ダークグレー)
・ローファー(ブラウン)
長めのチェスターコートを合わせるコーディネートもおすすめです。
タートルネックのインナーはタックインして、ウエストのベルトをアクセントにしてみましょう。
テーパードパンツはカジュアルスタイルもお任せ!
引き続き、テーパードパンツの秋冬コーディネートをご紹介していきます。
きれいめコーディネートの次は、カジュアルテイストのコーディネートを見ていきましょう。
カジュアル感を出したいときには、「デニム」や「スウェット」生地のテーパードパンツがおすすめです。
だらしなく見えないように、スッキリした着こなしを心掛けましょう。
〈カーディガン×テーパードパンツ(デニム)〉
・カーディガン(ホワイト)
・ロングTシャツ(ホワイト)
・テーパードパンツ(デニム/ブルー)
・パンプス(ブラウン)
ボリュームのあるカーディガンと、絶妙な丈感のデニムテーパードパンツを合わせてみてください。
女性らしさを出すために、足元はパンプスです。
ここに白いソックスを組み合わせると、イマドキのコーディネートになりますね。
〈デザインカットソー×テーパードパンツ(スウェット)〉
・デザインカットソー(グレー)
・テーパードパンツ(スウェット/カーキ)
・ヒールつきブーツ(ブラック)
デザイン性のあるカットソーに、スウェット生地のテーパードパンツを組み合わせました。
ヒールつきのブーツでスタイルアップすれば、テーパードパンツのシルエットがより引き立ちますね。
まだまだある!秋冬カジュアルコーディネート
ここでは、「チノ」素材のテーパードパンツを取り入れてみましょう。
「チノ・クロス」と呼ばれる丈夫な生地で、秋冬のカジュアルコーディネートにもよく登場します。
〈ボリュームニット×テーパードパンツ(チノ)〉
・ボリュームニット(ホワイト)
・テーパードパンツ(チノ/ベージュ)
・ローカットスニーカー(ホワイト)
アウトドアや遊園地、公園デートなどにおすすめのコーディネートです。
トップがボリューミーなので、足元はシンプルにしてみましょう。
〈ボーダーカットソー×テーパードパンツ(チノ)〉
・ボーダーカットソー(モノトーン)
・テーパードパンツ(チノ/ベージュ)
・スリッポン(ホワイト)
チノ素材のテーパードパンツには、ボーダー柄のカットソーも似合います。
ここにニット帽をプラスすると、よりカジュアルな雰囲気となるでしょう。
真冬のアウターコーディネート!
最後は、真冬のアウターを合わせたコーディネートです。
テーパードパンツの場合、どのような組み合わせがあるのでしょうか。
フォーマルスタイルとカジュアルスタイル、二つのコーディネート例をご紹介します。
◯フォーマルスタイルのおすすめ
〈ムートンコート×テーパードパンツ(ベロア)〉
・ムートンコート(ダークグレー)
・ニット(グレー)
・テーパードパンツ(ベロア/ホワイト)
・パンプス(グレー)
冬らしいムートンコートに、ホワイトのテーパードパンツを合わせたコーディネートです。
エレガントなイメージのカラーリングを意識すると、きれいにまとまります。
◯カジュアルスタイルのおすすめ
〈ボアブルゾン×テーパードパンツ(デニム)〉
・ボアブルゾン(ベージュ)
・トレーナー(ホワイト)
・テーパードパンツ(デニム/ブルー)
・モカシン(ベージュブラウン)
冬定番のボアブルゾンとデニムテーパードパンツは、相性の良い組み合わせです。
足元はスッキリとしたモカシンで、ラフにしすぎないのがポイントでしょう。
テーパードパンツで秋冬コーディネートを楽しもう!
おしゃれシルエットのテーパードパンツは、さまざまなシーンで活躍します。
素材感にこだわると、よりコーディネートを楽しむことができますね。
細身のスキニーパンツはヒップや太ももが気になりやすいので、下半身をカバーしたい女性にはテーパードパンツがおすすめです。
スタイルアップできますから、ぜひチャレンジしてみてください。