肌寒くなってくると欠かせないアイテムといえば、コートですね。
衣類のもっとも外側に着るコートは存在感があり、その人の印象にもつながるアイテムです。
そんなコートですが、選ぶ際にデザインだけでなく長さを意識していますか?
実は、似合うコートの長さと着る人の身長とには、密接な関わりがあるのです。
ここでは、身長別に似合うコートの長さ、そして身長ごとのコート着こなしのコツをご紹介します。
コートの長さ、どのような種類がある?
お出かけの際に欠かせないアウターのひとつであるコートは、どなたでもおそらく一着はお持ちなのではないでしょうか。
そんなコートですが、コートと一口に言っても、その素材やデザインはさまざまです。
そして、コートの長さも非常に多彩です。
お手持ちのコートは、どのような長さ、そしてどんなデザインのものでしょうか。
自分の身長や体格に合わせたサイズのものを選んだとしても、コートはその長さによって着た時の印象がだいぶ変わるものです。
コートの長さを大きく分類すると、ショート丈、ミディアム丈、ロング丈に分けられます。
腰骨からヒップにかかるくらいのショート丈コートは、軽快な印象で着ることができます。
比較的着こなしやすく、しかもきちんと感があるのは、膝くらいまでの長さのミディアム丈でしょう。
色や素材を上手に選ぶと、ビジネスの場でもカジュアルなシーンでも着こなすことができます。
ロング丈は、布面積が多く、コート自体の存在感が大きいのが特徴です。
かっこよく仕上げたい、大人っぽく決めたいというときに特におすすめです。
コートの長さや種類と身長との関係とは?
コートにはさまざまな種類のものがあり、その長さもさまざまです。
先にもお伝えしたように、コートの長さにはショート丈、ミディアム丈、ロング丈があります。
身長低めな人と身長高めな人が同じデザイン、長さのコートを着たとすると、その印象はだいぶ違って見えるでしょう。
よく似合うと感じるものもあれば、サイズは合っているはずなのに何となくしっくりこないと感じるものもあることでしょう。
例えば、近年人気の高まっているチェスターコートを例にとって考えてみましょう。
大きめな襟、かつ長めな丈という特徴を持つチェスターコートは、身長の高めな人が着ると自然な雰囲気になじみます。
一方、身長の低い人が同じものを着ると、ややアンバランスに見える恐れがあります。
それは、コートの長さやデザインと身長とのバランスが取れていないことにより生じる違和感といえるのです。
身長を生かすコートの長さや種類を研究することは、コートを着こなすうえで非常に大切なことなのです。
身長の低さをカバーするのはコートの長さは?
身長が低めな人がコート選びをするときには、どのようなことに気を付けたらよいのでしょう。
低身長の人に心がけていただきたいポイントがひとつあります。
それは、コートに着られている感を出さない、ということです。
どのようなことかというと、コートの存在感と自分の身長とのバランスをよく考えてコート選びをするということです。
高身長の人に比べ体の面積が少ない低身長の人にとって、存在感の強いコートは着こなしが難しい傾向にあります。
存在感の強いコートとは、布面積の多いロングコート、ボリュームのあるデザインのコートなどを指します。
身長とコートとのバランスを取るためには、布面積が比較的少ないショート丈、またひざのあたりまでのミディアム丈を選ぶことをおすすめします。
ショート丈のコートならば下半身が見えるため、足長効果が期待できます。
ミディアム丈のコートはひざ下部分が見え、すっきりとした印象、上品な印象になります。
いずれの長さも、身長の低さを感じさせにくくする効果が期待できます。
このように、身長の低めな人は短めのコートを取り入れることで、全体のバランスが取りやすくなります。
低身長の人におすすめのコートコーデ
身長が低めな人には、短めなコートをおすすめするとお伝えしました。
長さ以外にも、低身長をカバーする着こなしポイントがあるのです。
それは、縦長ラインを意識すること、メリハリをつけること、そして色選びを工夫することです。
まずは縦長ラインについてです。
縦長効果が期待できるデザインとしておすすめなのが、すとんと下に落ちるタイプです。
ショート丈コートはボリュームあるデザインでも着こなしやすいのですが、ミディアム丈以上の長さのコートを着るときには意識してみましょう。
メリハリ作りにおすすめなのは、コートコーデの際、インナーをボトムにインすることです。
こうした着こなしは、ボトム面積が増え足が長く見えるので、低身長の人に特におすすめです。
そして、コートの色選びについてです。
色の濃いめなコートは、重い印象になりがちです。
コート自体の存在感も増して見えるので、できるだけ軽やかな、明るめな色を選ぶようにしてみましょう。
身長が高い人におすすめのコートの長さ
身長の高めな人には、どのようなコートが似合うのでしょう。
身長の高めな人は、低身長の人が苦手とするロング丈コートも自然と着こなすことができます。
そのほか、ショート丈やミディアム丈など、あらゆる長さのコートが似合います。
軽やかに気軽にコートを楽しみたいときにはミディアム丈を、シック、大人っぽく決めたいときはロング丈などと、シーンによってコートの長さを使い分けても良いでしょう。
モッズコート、ダウンコート、ファーコートなどは、長さに加えボリュームもあり、存在感抜群のコートたちですね。
これらのコートは、それ自体が重い印象になりがちです。
身長の低めな人にとっては着こなしに工夫を要するこれらのコートも、身長が高めな人にはさらっと着こなせます。
身長の高さを生かし、遊び心を取り入れてコート選びをしてみるのも楽しいでしょう。
高身長が活きる!コートを使ったコーデ例
高い身長を生かしたコートコーデのポイントをご紹介しましょう。
高身長の人は、着こなしによってはその身長の高さが際立ち、全体の迫力が増して見えることも考えられます。
身長が高いということは、すらっとした縦長ラインが自然に生まれるという利点があります。
これを生かし、すっきりきれいめな着こなしを楽しみましょう。
コートコーデをすっきり見せるコツは、すとんとしたデザインを選ぶことです。
横に広がるタイプよりも、自然と下へ落ちる形のコートが似合います。
ウエストマークはせず、自然に羽織ると素敵です。
ロングコートなど、長さがあり存在感の強めなコートを身に付けるときには、足元をすっきりすることで、女性らしい華奢な雰囲気を演出できます。
ヒールやパンプスなど、コンパクトなアイテムで足元を飾ってみましょう。
ワンポイントとして、きれいな色のパンプスなどを使ってみるのもおすすめです。
下方に目線が行き、身長の高さを和らげる効果も期待できます。
身長に合った長さのコートで、コーデを楽しもう
コートの長さや種類と身長との関わり、そして似合うコート選びのコツをご紹介しました。
コートはただ漠然と選ぶのではなく、自分の身長を生かす長さやデザインなのかをよく吟味する必要があるのですね。
自分に似合うかどうかの判断は、自分ではなかなかすることが難しいものです。
第三者の意見も上手に取り入れて、自分の魅力を生かすコートコーデを楽しんでください。