真夏の暑い盛りを除き、一年を通してレディースコートは大活躍のアイテムですね。
自分により似合うコートを選ぶためには、肩幅に注目することがポイントのひとつです。
ここでは、コートについてその定義をお伝えするとともに、レディースコート選びのポイントと肩幅に注目する必要性をご紹介します。
あわせて、体型別に似合うコートやその着こなし例をご紹介します。
コートの定義
普段何気なく使っているコートという言葉ですが、その定義とはいったいどのようなものなのでしょう。
コートの定義は、「袖付きで丈はウエストから足首あたりまでのもの、いちばん外側に着る衣服」です。
防寒、防風、雨除けのために着るものという意味も込められているようです。
この定義に当てはまる衣服は、全てコートと呼べるのです。
メンズ、レディースともに同じ考え方ができます。
そう考えると、コートには非常に沢山の種類があることが容易に想像できるでしょう。
コートに対しての認識は、日本と海外では若干異なります。
海外では、コートとは、外出時に服の上から着る、ヒップよりも長い丈の上着とされているようです。
もっとも、日本においてもそれに近い認識が一般的かもしれません。
ウエストあたりまでの丈のものよりもある程度の長さのある、肩幅がしっかりととられた上着をコートとしてとらえているのではないでしょうか。
近年人気のレディースコートの種類は?
レディースコートは非常に沢山の種類がありますが、近年人気のデザインや丈はどのようなものなのでしょうか。
ここ数年よく見かけるコートのひとつに、チェスターコートがあります。
丈の長い背広のようなデザインが特徴的なチェスターコートは、もともとは男性の外出用コートだったといわれています。
肩幅は程よくとられ、大きな襟を持ち、全体的にスマートなシルエットであるため、きちんとした場面でも使いやすいコートです。
近年では、さまざまなカラーのチェスターコートが発売されており、女性人気の高いコートのひとつとして愛用されています。
その他に、丈の短めなコートやさまざまな素材のコートにも注目が集まっていることがうかがえます。
マウンテンパーカータイプやファーコート、キルティング素材のコート、モッズコートなど、その丈も素材も多種多様です。
また、襟のないノーカラーコートの人気も高まっています。
ノーカラーコートは、女性の柔らかな雰囲気によく合います。
襟付きのコートに比べ、印象がソフトです。
ノーカラーコートならば、ロング丈のものだとしても気軽に着ることが出来ますね。
レディースコート選びのポイントは肩幅!
コート選びの際、どのようなことをポイントとして選びますか?
コートの色やデザイン、丈など、人によってそのポイントは異なるでしょう。
レディースコート選びのポイントのひとつとしておすすめしたいのが、肩幅にこだわるということです。
肩幅がジャストサイズのコートは、コートのデザインにもよりますが、きちんとした印象を与えます。
一方、肩幅が広めのコート、例えば肩の位置が曖昧なドロップショルダーのコート、ビッグシルエットのコートなどは、着ている人を華奢に見せます。
ゆったりした印象にしたいときにもおすすめのデザインです。
このように、コートはデザインや丈などだけでなく肩幅にもこだわることで、ぐっと雰囲気が変わります。
肩幅ジャストのコートが決まる!華奢体型
コートの雰囲気には肩幅も関係があることが分かりました。
自分の体型を生かすコートの肩幅を知っておくことで、より似合うコート選びができます。
体に凹凸があまりなく、全体的に華奢な体型の人には、肩幅がジャストサイズのレディースコートがおすすめです。
コートでしっかりと肩の位置を強調することは、スタイルアップにつながります。
さらに、ウエストを絞ったデザインのコートを選べば、よりメリハリある着こなしになります。
ハリのあるしっかりとした素材のコート、オーバーサイズのコートなど、それ自体に存在感があるものはなるべく避けた方が良いでしょう。
存在感あるコートは、華奢さを際立たせてしまいます。
おすすめのコートの素材は、あまり厚くなく、しなやかで伸縮性のある素材、また薄手の素材などです。
華奢な体型の人には、体に沿う素材がしっくりくるでしょう。
肩幅がしっかりしている体型の人は、ルーズシルエットのコートがおすすめ!
肩幅が広く、骨格がしっかりしている人には、肩幅の存在感を和らげるデザインのコートがおすすめです。
例えば、ドロップショルダー、ビッグシルエット、長めでストンとしたデザインなどをキーワードにレディースコート選びをしてみましょう。
体の輪郭を緩やかにカバーするこれらのデザインのコートは、がっしりとした体型を上手にカバーしてくれます。
また、しっかりとした厚手素材のダッフルコートやPコートも良く似合います。
ゆったりしたフード付きのモッズコートやダウンコートなどのように、コート自体に存在感のあるものも着こなせるのが、この体型です。
近年よく見かけるチェスターコートも、肩幅のある体型の人に似合うコートのひとつです。
その際には、やや大きめなサイズのデザインのものを選ぶのがおすすめです。
ビッグシルエットのコートをさらっと羽織ってもコートの存在感に負けることなく、素敵に決まります。
体型別、レディースコートコーデご紹介!
華奢な体型、がっしりとした体型、それぞれに似合うレディースコートをご紹介しました。
ここでは、それぞれの体型ごとにおすすめのコートコーデをご紹介しましょう。
まず、華奢な体型の人におすすめのコートコーデです。
ウエストを絞った薄手のトレンチコートにスキニーパンツの組み合わせは、華奢な体型を感じさせずメリハリを生みます。
足元は華奢なヒールできれいにまとめてみましょう。
ショート丈やミドル丈のコートが似合うのも華奢な体型の人の特徴です。
ふんわりと広がるAラインワンピースにショート丈ミドル丈のコートを合わせると、全体のバランスが良くなります。
肩幅がしっかりとしている体型の人は、すとんとした縦ラインを強調するコーデがおすすめです。
中でも上半身に厚みのある人は、Vネックのカットソーなどでまず首回りをすっきりと見せましょう。
きれいなシルエットを描くチェスターコートにセンタープレスのパンツとあわせると、すっきり、きちんとしたコーデに仕上がります。
肩幅があり、かつ骨格が目立つタイプの人は、ドロップショルダーのコートを使ったコーデが断然おすすめです。
インナーはスクエアネックやボートネックなどがすっきりと見えます。
ロングスカートとロング丈のドロップショルダーのコートの組み合わせで、体に曲線を感じさせるコーデの完成です。
肩幅に注目して、本当に似合うコートに出会おう!
ここでは、コートの定義やレディースコート選びのコツのひとつとして肩幅に注目すべき理由、体型別に似合う着こなしなどをお伝えしました。
肩幅のあまりない人は強調し、肩幅のある人はそれをカモフラージュするようなコートを選ぶことで、よりスタイルアップできます。
コートのボリューム感や丈、肩幅などと着る人の体型との間には、相性の良し悪しが確実に存在するようです。
自分の体型をよく知り、本当に似合うコートを選んでください。