過ごしやすい秋は、ファッションの面でも楽しめる季節です。
着用するファッションアイテムが増えるので、コーディネートの幅も広がります。
秋のメンズ向けコーディネートを考えるのなら、アウターにこだわるのがおすすめです。
種類の豊富なアウターの中から、自分に合ったものを選び、着こなして他のメンズに差をつけましょう。
では、秋のメンズ向けアウターには、どのようなものがあるのでしょうか。
秋はアウターを中心にコーデを考えよう
秋のメンズ向けファッションで、なぜアウターに注目が集まるのかというと、アウターがコーディネートの中心となるからです。
アウターは目につきやすいファッションアイテムなので、全体のイメージを大きく左右します。
第一印象に関わってくることもあり、アウターを疎かにすることはできません。
アウターにはいろいろな種類がありますが、特におすすめとなるのが次の5つです。
・テーラードジャケット
・モッズコート
・コーチジャケット
・デニムジャケット
・ダウンベスト
テーラードジャケットは、秋に限らずアウターの定番と呼べるものです。
おしゃれに秋を装うなら、モッズコートがよいでしょう。
コーチジャケットは、ストリートにぴったりのアウターです。
男らしさを強調するなら、デニムジャケットが良いでしょう。
また、ダウンベストは暖かく、着用しやすいので重宝します。
これらのアウターのうち、何着かを用意してTPOに合わせて着こなしましょう。
秋の行楽や旅行、運動や野外活動で、この5種類のアウターは活躍すること請け合いです。
それぞれのアウターに関しては次項で詳しく解説しますので、コーディネートの参考にしてみてくださいね。
メンズ向けアウターの定番テーラードジャケット
テーラードジャケットは、スーツと似たシルエットを持つアウターです。
そのためフォーマル感があり、公的な場所へも着ていくことができます。
秋のメンズ向けアウターとしては、ぜひ1着用意しておきたいものです。
テーラードジャケットを着こなすために気をつけるべきポイントは、着丈の長さです。
着丈の長すぎるテーラードジャケットは、どこかだらしない印象を与えてしまいます
。
その反対に短すぎると、今度はみすぼらしく見えてしまう可能性が生じます。
ちょうどよい着丈のテーラードジャケットを選び、きっちりと着こなすのが大事です。
テーラードジャケットのちょうどよい着丈とは、後ろから見たときにお尻が半分隠れるくらいの長さとなります。
購入する際に店員さんに確認してもらい、長すぎず短すぎない着丈のものを選ぶようにしましょう。
着丈の次に大事なポイントは、テーラードジャケットのサイズ感です。
サイズが大きすぎると、とても野暮ったく見えてしまいます。
逆にサイズが小さすぎると、窮屈に感じて疲れてしまうものです。
実際に着用して腕を動かしながら、鏡を確認するようにしましょう。
また、テーラードジャケットのおすすめの色は、黒やアイビーなどです。
モッズコートはおしゃれなメンズに人気
モッズコートとは、ミリタリージャケットの1種です。
米軍が使用していた野戦防寒用パーカーで、ミリタリージャケットとしては「M-51」という名称になっています。
軍用のパーカーだけあって、防寒性能と機能性に優れたアウターです。
メインのカラーは、ミリタリージャケットらしくカーキで、精悍で行動的なメンズを表現することができます。
このある意味武骨なアウターが、なぜおしゃれなタウン用パーカーとして人気になっているのかというと、1950年から1960年代にかけてロンドンの若者たちが愛用していたからです。
その当時、音楽やファッションに敏感なストリートの若者たちは、モッズという名前で呼ばれていました。
モッズたちがM-51をスーツの上に着こみ、街中で楽しんでいたことから、M-51はモッズコートとして知られるようになったのです。
スーツの上に、モッズコートを羽織るというファッションは、現代でも人気のコーディネートとなっています。
モッズコートはボリュームがあるので、ボトムスはスリムなものが似合います。
インナーとしては、シャツがおすすめです。
白っぽいシャツやデニムのシャツを合わせ、秋のファッションを楽しみましょう。
コーチジャケットでストリートの秋を満喫!
モッズコートは秋のストリートに似合うアウターですが、ストリートに似合うといえば、コーチジャケットを忘れるわけにはいきません。
コーチジャケットは、ナイロン製のアウターです。
アメリカンフットボールのコーチたちが愛用していたので、コーチジャケットと呼ばれるようになりました。
コーチジャケットはカラフルなものが多く、着用するだけでも楽しくなるアウターです。
また、ヒップホップ系の若者たちが好んで着ていたので、コーチジャケットはストリートに似合うアウターとして認知されています。
襟がついていて、ジッパーではなくてスナップボタンで前を閉じるというスタイルも、活動的なメンズにぴったりです。
胸元や背中に大きな柄が入っているものが多く、ポップで個性が豊かな点も好まれています。
コーチジャケットを着こなすときに気をつけたいのが、あまりぴったりとしたサイズのものは選ばず、少し大きめのものを選ぶという点です。
大人のイメージできめたいのなら、無地のコーチジャケットがおすすめです。
ボトムスはルーズなものがマッチしますが、ストレートジーンズも悪くありません。
タフなメンズを演出するならデニムジャケットで
デニムジャケットは、カジュアルなアウターとして男女ともに人気です。
女性が着用するとカントリー風の雰囲気が際立ち、メンズが着ると武骨でタフなイメージになります。
デニムジャケットは頑丈なので、秋の野外にぴったりです。
少々のダメージなら逆に味わいが増すので、どんな場面でも使えます。
色はインディゴブルーのものがほとんどですが、白っぽいデニムジャケットもあります。
インディゴブルーのジーンズに、白っぽいデニムジャケットを合わせるのは、秋らしいコーディネートなのでおすすめです。
デニムジャケットを着こなす際のポイントは、デニムジャケット特有の着丈の短さを活かすという点です。
短い着丈のアウターには、ロングTシャツなどの長めのインナーが似合います。
デニムジャケットも同様なので、裾からはみ出すくらいの長さのシャツなどを合わせましょう。
腰が隠れるので、脚が長く見えるというメリットがあります。
また、ボトムスはスキニータイプや、ストレートなものがよいでしょう。
ワイドパンツは、コーディネートの難易度が上がります。
すっきりとしたシルエットにすることが、デニムジャケットを着る際のポイントです。
ダウンベストは秋のアウターにぴったり!
ダウンベストは、秋にとてもマッチしたアウターです。
ダウンジャケットは防寒性に優れていますが、秋に着るにはオーバースペックすぎます。
その点ダウンベストなら、インナー次第で温度を調整できるので、気温の変化の激しい秋にはぴったりなのです。
また、デニムジャケットなどの上から着れば、冬にも活用することができます。
最近のダウンベストは、インナータイプのものが人気です。
インナータイプのダウンベストは、見た目がすっきりしているのが特徴で、ダウンに特有のモコモコ感があまりありません。
そのため、カットソーなどとの相性がよく、スタイリッシュなシルエットできめることができます。
おしゃれなメンズなら、こういったコーディネートの幅の広がる、インナータイプのダウンベストを1着所持することをおすすめします。
アウタータイプのダウンベストを選ぶなら、ボトムスはスリムなものにしましょう。
というのは、ボリュームのあるトップスには、スリムなボトムスが似合うからです。
パーカーにダウンベストを合わせ、キャップやスニーカーでカジュアルに装うのは、秋のコーディネートの定番だといえるでしょう。
秋にふさわしいアウターで行楽シーズンを楽しもう
秋まつりや様々な催し物など、秋は楽しめるイベントが豊富な季節です。
また秋は、行楽のシーズンでもあります。
観光スポットに出かけたり、野外フェスティバルに参加したりすることもあるでしょう。
そういった秋のイベントには、秋にふさわしいアウターで臨みましょう。
今回の記事を参考にしてコーディネートに活かし、楽しい秋を満喫することをおすすめします。