冬は着用するファッションアイテムが多いので、コーディネートの幅も広がる季節です。
冬の男性用アウターには色々な種類があり、コートもその中に含まれます。
コートは大人の男性を演出することができるので、愛用している方も多いことでしょう。
コートを選ぶなら、ブランドものがおすすめです。
というのは、ブランドもののコートには、様々なメリットがあるからです。
冬の男性用アウターならコートがおすすめ
冬用の男性向けアウターとしては、主に次の6つが挙げられます。
・ジャケット系
・コート系
・パーカー系
・ジャンパー系
・ブルゾン系
・ミリタリー系
ジャケット系のアウターは種類が多く、選択肢の幅が広いのが魅力です。
テーラードジャケットのようなフォーマル感あふれるアウターから、コーチジャケットのようにカジュアル色の強いものまで、TPOに合わせて選べます。
コート系のアウターには、エレガントな雰囲気を醸しだせるという特徴があります。
きちんと着こなすことができれば、女性からの評価も上がることでしょう。
パーカーは、元気さをアピールするのにぴったりのアウターです。
フードがついているので、急に雪が降ってきても困りません。
ジャンパーは動きやすく、機能性も高いアウターです。
外での作業にはもってこいで、汚れにも強く作られています。
ブルゾンとはジャンパーのフランス語読みですが、実際のブルゾンにはジャンパーよりも少しファッショナブルな印象があります。
ミリタリー系のアウターは防寒性と防風性に優れており、とても機能的なファッションアイテムです。
このように男性用のアウターは種類が多いのですが、特におすすめなのがブランドもののコートです。
男性用コートの主な種類
男性用コートはとても種類が豊富です。
主なコートとしては、次の6種類を挙げることができます。
・トレンチコート
・ステンカラーコート
・チェスターコート
・モッズコート
・ダッフルコート
・Pコート
トレンチコートは、コートの王道と呼べるアウターだといえるでしょう。
トレンチコートのトレンチとは塹壕のことで、実はトレンチコートは、英陸軍で採用されたものだったのです。
そのため細部をよくみると、とても機能性に優れたアウターだということが分かります。
ステンカラーコートの特徴は、その襟にあります。
後ろが高く、前が低い形状をしており、全体のシルエットとともにスタイリッシュさを感じさせてくれます。
チェスターコートは襟もとが寝ていて、どんなインナーにも似合うので人気です。
丈は少し長く、エレガントさも感じさせてくれます。
モッズコートとは米軍のM-51のことで、野戦用のミリタリーコートです。
1960年代にイギリスのモッズたちが、好んで着用していたのでこう名づけられました。
ダッフルコートの特徴は、前合わせのボタンとフードにあります。
Pコートは英海軍が着用してコートがもとで、ダッフルコートとPコートは両方とも、年代を問わずに愛用できるコートです。
これらのコートの中でも、ブランドものがおすすめとなる理由を次項でご説明します。
ブランドものコートはメリットが多い
コートには、それ自身に高級なイメージがあります。
スタイリッシュなものが多く、着るだけでおしゃれに見えるのがコートの特徴です。
ブランドもののコートなら、さらにその特徴が活かされているのでおすすめです。
また、ブランドものの男性向けコートには、次のようなメリットがあります。
・素材のよいものが多いので高級感がある
・シワになりにくく長く愛用できる
・こだわりが強いので個性をアピールできる
・歴史が長いので安心感がある
コートは一番外側に着るものなので、素材の違いが表面にでやすいという特徴があります。
よい素材のコートには重量感があり、できる男というイメージを与えてくれます。
また、よい素材のコートはシワになりにくく、へたれることも少ないので、長く愛用することが可能です。
ノーブランドもののコートは一般向けなので、個性的なものはあまり多くありません。
対するブランドもののコートは、ブランドごとのこだわりを大切にしています。
そのため、自分の個性にあったコートを選ぶことが可能です。
ブランド品は長い歴史がありファッション界の評価も高く、外れが少ないので安心して着用することができます。
国産コートの代表的ブランドとは
男性向けのコートを製造・販売している国産のメーカーは、数多くあります。
それらのメーカーの中でも、ブランドものとして有名なものを3つご紹介していきましょう。
トレンチコートの国産ブランドとしてはまず、「タケオキクチ」を挙げることができます。
「タケオキクチ」は、1984年に設立されたブランドです。
トラディショナルなスタイルに定評があり、染色から縫製、企画や販売まで日本で行っています。
トレンチコートといえば、バーバリーのコートを販売していた三陽商会を外すわけにはいきません。
その三陽商会が手掛けるブランドが、「ブラックレーベルクレストブリッジ」です。
このブランドは「バーバリー・ブラックレーベル」の後継ブランドで、英国のテイストを基調としています。
本格的なコートとしての評価が高く、幅広い年代層に受け入れられているコートです。
若い世代に人気のブランドとしては、「BEAMS」が有名です。
「BEAMS」は1976年創業のセレクトショップで、特に20代から30代の男性に好まれています。
若者向けというイメージがありますが、コートは質感が高く、普段使いだけではなくここぞという場面にも活用することが可能です。
これらの個性的なブランドものコートを、冬のコーディネートに活かしましょう。
イギリス産男性向けコートのブランド3選
男性向けコートの本場といえば、イギリスです。
有名ブランドも多く、イギリス産のコートに憧れている方もいることでしょう。
そんなイギリス産コートの中で、特に人気の高いのが次の3つのブランドです。
・BURBERRY (バーバリー)
・MACKINTOSH (マッキントッシュ)
・Dunhill (ダンヒル)
バーバリーは1856年創立という、歴史のあるブランドです。
また、ギャバジンという、耐久性にすぐれた新素材を開発したことでも知られています。
1914年には軍の要請で、塹壕(トレンチ)で着用するのに適したコートとして、トレンチコートを製造しました。
バーバリーといえばバーバリー・チェックが有名ですが、最初に登場したのは1924年です。
マッキントッシュの創立は1823年とバーバリーよりもさらに古く、マッキントッシュクロスと呼ばれる、ゴム引きされた生地の生みの親として有名です。
マッキントッシュのレインコートは、この生地を使用しているため雨に強く、乗馬用のコートや軍用のレインコートとして愛用されていました。
ゴム引きコートは現在も製造されており、機能性とシンプルなデザインが人気です。
ダンヒルはスーツやコート以外にも、様々な男性用アイテムを展開しているブランドです。
特にコートは高級感にあふれ、紳士にぴったりだと評判になっています。
世界各地の有名ブランドコートも知っておこう
男性向けコートのブランドは、日本とイギリス以外の国にも数多くあります。
その中でも特に有名なのが、アメリカとフランス、そしてイタリアです。
アメリカを代表するコートのブランドといえば、BROOKS BROTHERS (ブルックスブラザーズ)を挙げる人も多いことでしょう。
ブルックスブラザーズは、世界で一番古い紳士服のブランドとされています。
歴史と伝統があるため、愛用者がとても多いブランドの1つです。
トラッドスタイルの定番ともいえる存在なので、コート選びに迷ったときにはこのブルックスブラザーズのコートをチョイスしてみましょう。
フランスブランドのおすすめは、ボーダーのマリンシャツで有名なORCIVAL(オーシバル)です。
オーシバルは1939年に設立されたブランドで、フランスの船乗りたちが愛用するようになり、世界中に広まりました。
オーシバルはコート類も手掛けており、特にダッフルコートに定評があります。
厚手の生地を使用していて保温力が高く、気品もあるのでビジネスでも重宝します。
イタリアでは、LARDINI(ラルディーニ)が注目されているブランドです。
創業は1978年で、ハンドメイドにこだわったスタイルは高い評価を得ています。
シンプルでありながらエレガントなラルディーニのコートは、どのような場面にも使えるアウターです。
冬はブランド物のコートできめよう!
冬のファッションは着用するアイテムが多く、野暮ったく見えることもあるので注意が必要です。
全体的な統一感はもちろん、材質感やすっきりとしたシルエットにも気を配りましょう。
そこでおすすめなのが、ブランドもののコートです。
ブランドもののコートは材質がよく、大人の雰囲気があるのでコーディネートが落ち着きます。
ブランドもののコートを上手に活用し、冬のファッションを楽しみましょう。